荒野の恋(1) (KCデラックス なかよし)

  • 講談社
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本棚登録 : 300
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063643381

作品紹介・あらすじ

中学の入学式の日、山野内荒野は電車で少年・神無月悠也に窮地を救われる。小説家で恋多き父と、父の愛人たち、新しい義母、そして義母の連れ子……荒野の世界が、いやおうなしに少女を大人への階段へおしあげる。
直木賞作家・桜庭一樹×女子のカリスマ・タカハシマコが贈る…恋をしたいあなたと、恋をしているあなたのための切ない物語。

感想・レビュー・書評

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  • ※原作既読なので2巻以降のネタバレを含みます。

    いますぐ完結まで一気読みしたい!
    可愛い絵とちょっと生々しい話のバランスが絶妙。
    原作もすごくよくて、ぱらっと立ち読みしたらやめられなくなって即買ってしまったもの。
    タカハシマコさんの絵なので男性読者さんも読まれるだろうと思いますが、ほんとうに「少女」と「少女」だったことがある人にしかわからない部分がぎゅーっと詰まってると思います。だから、男性視点ならこれはすごいファンタジーだろうな。そういう読み方が出来るのはまた羨ましいような作品。
    吉野朔実作品のオマージュ的な要素を感じたので(全くの別物ですが、義理の妹のために離れに隔離される男子とか)原作を読んでる間は無意識に吉野朔実さんの絵で変換してました。タカハシマコさんのコミカライズで個人的に3度楽しめた感じです。

    このあとえりかちゃんの荒野への片恋と、義理母の案外図太い愛情深いところとか色々が描かれるけど、きっとどれも甘すぎない感じに描かれるんだろうなあ。
    (百合っぽい動揺は義母の勘ではなく立ち聞きとごり押しだったと読み返して確認しました。やはりこの作品の女たちは強く図太い)
    原作もう一度読んで二巻以降に備えます。

  • ~3巻(完結)まで読んだ

  • 全3巻。小説は既読です。
    少女向けの雑誌連載だからしょうがないとは思うのですが、男女の描き分けが出来ていなかったり、老け顔が下手だったりするファンシーな絵柄が少し残念でした。
    男の子の体は骨張っていた方が色気があるし、悠也の髪も黒い方がキャラクターに合っていたんじゃないかな?
    性の生々しいセリフが多かっただけに絵の幼さが気になってしまいます。
    女の子はすごく可愛いです。

  • 絵が可愛い。少女→女性になる過程がなんとなく水色時代を思い出した。

  • 小説家のパパの愛人たちは何故、娘である荒野に男を独り占めできないジレンマをぶつけるのか・・・そのせいで荒野は他人に触れられることを極端に恐がるようになってしまう。女と言うのは哀しいのか醜いのか。13歳の荒野はどんな女性になっていくのか。

  • 1ー2巻まで読んだ。

    12才 中2の黒髪少女 荒野。
    有名作家のお父さんに愛人がたくさんいるとの噂。

    少しずつ 気になり始めた同級生のユウヤと
    父親の再婚で 同居することに。


    こどものようで こどもでない
    大人に向けて 体や心の成長期で アンバランスなところが
    なんか新鮮。

  • 12歳から14歳の思春期真っただ中の少女、荒野。荒野が出会う青春の喜びと甘酸っぱさと残酷さは、だれもが多少なりとも体験したであろうことで、そのことの痛みを思い出させてくれる名作だと思う。あくまで透き通った空気感のなかで、この話を読めたのは幸せなことだ。

  • 中学入学。成長。父の結婚と同い年のきょうだい。
    五木寛之の本も読まねば。

  • 思春期特有の気恥ずかしさとかのあたりは猫山さんの「きょうもみんな元気です」の感じにすごく似てるなー、と思いました。
    あの作品の感じが好きだった方はきっと気に入るんじゃないかな。

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