新海誠美術作品集 空の記憶~The sky of the longing for memories~

著者 :
  • 講談社
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063647143

作品紹介・あらすじ

『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『信濃毎日新聞CF/大切なことを、伝える。』に使用された美術画をノートリミングで400点以上収録。新海誠の背景美術画制作環境を紹介、その技法を徹底的に解説した技術ページも掲載。新海誠へのロングインタビュー&新海映像チーム主要スタッフ10名へのインタビューを敢行。

感想・レビュー・書評

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  • 2013年の劇場アニメーション映画『言の葉の庭』が大ヒットとなった
    アニメーション監督、新海誠が
    2008年に発表した自身初の美術画作品集。

    コレ、B5の縦型と思わせて表紙カバーをとれば
    実は横長仕様になってます(笑)

    『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』の映画作品と、
    長野県限定で放送された『信濃毎日新聞 CF / 大切なことを、伝える。』に使用された美術画をノートリミングで400点以上収録しています。


    いやぁ〜毎日見ててもまったく飽きない。

    自分が新海誠さんを意識したのは、2006年公開の実写かと見間違えるほどの美しいアニメーションで彩られた恋愛映画『秒速5センチメートル』を観たのがきっかけでした。

    これ以上ないくらい綺麗で儚い映像。
    キラキラとした一瞬の煌めきや、 哀しさの色を映像に閉じ込めたその魔術。

    沢山のアニメーション映画を観てきたけど、
    なんて綺麗なんだろうと
    『背景』に目を奪われたのは初めての経験でした。

    でこの画集、思ってたよりも一つ一つの背景サイズが小さくて少し寂しい気はしたけど、
    あの美し過ぎる背景をこうして部屋でじっくり眺めていられるなんて夢のようです。


    繊細なタッチと素晴らしい色彩と
    郷愁を感じさせる壮大な空や木々。

    日常を切りとった飾らない絵なのに、なぜか切なさが満ちてくる不思議。

    それは懐かしくて切なくて
    誰の胸にも心のどこかに必ずある
    子供の頃に見た美しい景色の記憶。

    だからこそ心奪われるんじゃないかな。

    制作技法、製作の裏側を知れるスタッフへのインタビューや、
    背景画にも詳細な解説まで付いてます。

    新海誠の原点である『空』の全てが詰まった
    息をのむほどに美し過ぎる一冊。

    コレを見れば
    必ずまた映画が観たくなるし、
    (特に『秒速5センチメートル』ファンは必見!! 全ページ数の半分以上を割いてます)

    日本が世界に誇るアニメーションはジブリだけではないことを実感できると思うので、
    気になる人は要チェックですよ~


    ★百聞は一見にしかず。まずはその映像の美しさをとくとご覧あれ~(笑)
    『秒速5センチメートル』 予告編↓
    https://www.youtube.com/watch?v=1X95eE2fwuc&feature=youtube_gdata_player

    ★この映像だけでご飯三杯は食える(笑)
    大ヒットした最新作 『言の葉の庭』の予告編↓
    https://www.youtube.com/watch?v=udDIkl6z8X0&feature=youtube_gdata_player

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    所在記号:778.77||シン
    資料番号:10208960
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  • 新海誠さんの絵がとても好きです!!空とかの青の使い方がステキです(^^)/

  • ここまで綺麗に描けるのか。

    この本を見た後外に出ると、日常が輝いて見えるようだ。ロマンティックで、なぜかノスタルジックな感動を覚えてしまう。新海さんの作品を見たことない人でも買ってみてほしい。

  • 宇宙につながってる空の広さと、光と影

  • 背景の美しさに絶句

  • 何処かで見たことのある、景色。柔らかい色と柔らかい空気。

  • 新海さんのファンにはお薦めの本です!映画を振り返りながら読むととっても良いです!

  • 本当に写真のような絵に、出るのはため息
    見ていると映画のシーンが思い出されて
    なんとも言えない気持ちに・・・
    疲れたときに見て癒されています。

  • 新海誠監督が好きな方はぜひ買うことをオススメします。新海さん特有の絵がじっくり見られます。

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著者プロフィール

1973年生まれ、長野県出身。
2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。
2016年『君の名は。』、2019年『天気の子』、2022年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

「2023年 『すずめの戸締まり(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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