新装版 デビルマン(1) (講談社漫画文庫)

  • 講談社コミッククリエイト
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本棚登録 : 173
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063706925

作品紹介・あらすじ

永井豪、不朽の名作が新装版で登場! 心優しくも気弱な少年・不動明は、“負の遺産”により、悪魔の肉体と人間の心を宿すデビルマンとなってしまう! 忍び寄る悪魔の襲撃に明は……!?

感想・レビュー・書評

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  •  以前漫画アプリのセコセコためたポイントで一気読みして以来、ずっと紙の本で欲しかったものを購入。改めて読むとほんとに凄いぃ...。

     すっぱだかの女の子がちょいちょい出てきたり、血が結構ビュービューなのでおすすめ!と人に勧めるには勇気の要る作品かもですが、大丈夫そうな人にはもの凄いおすすめしたくなりました。

     まずデビルマンのデザインがかっちょいい!THE西洋の悪魔!って見た目なのに、変身ヒーロー的なスタイリッシュさがあって、大事な人を守るために悪魔の力を使って戦う人間って感じがします。
     他の悪魔達も、その性格に沿った見た目をしていて、騎士的な外見のものからホラー漫画に出てきそうなものまでたくさんいてどれも違います。
     ロボットの漫画ようけ描いてはるし、こういうデザイン考えはるのものすごいお上手や思いました。

     お話に関してはネタバレ怖いのであれですけど、激しい戦闘シーンに日常シーン、からのとんでもない鬱展開を経てのラストがほんとに凄い!怖い!

  • 昔のマンガでさらにアニメ化しているものには「鬼太郎」や「アンパンマン」的な一話完結、完全懲悪ものを想定しているんだけれど大体裏切られる、当たり前か。でもこんな複雑というか、悲惨なはなし、どうやってアニメでやったというの?気になって仕方ないじゃないか!
    じっくり読むと自分の脳みそまでぐるぐる回りだしそうなくらい、絵がすごい。汚い・お色気でわたしの好きな要素はないけれど、躍動感と生々しさと勢いがあって、最後の魔女狩りの画面では耳元で音が聞こえてきそう、そして夢にでて真実と同じくらいのスリルを味わってしまいそうなくらいリアルだったーこわかった。
    やさしさって、つよさって、正しいと思っていることって、真実を見ることって、生きているどれも意味ないみたい。だけど、失ってはいけないな~とありきたりにも思わされるし、テーマとしては2010年のわたしにはやっぱり「古いな」とちょっと思ってしまうところがある。ただその絵がすごいというところに始まる情熱の手触りが、はっとそういう感情が生々しく生き返ってあつく燃えたぎるような力を感じさせてくれるところがものすごい、すごい。

  • 全巻読了

  • デビルマンCry Babyが気になって原作まず読んでおこうと思い購入しました。
    かなり昔の作品ですが、今の時代でもその先も読み継がれて欲しい漫画です。
    人間の弱さや卑劣さがこれでもかと描かれている作品でした。悪魔が手を下さずとも、人間の弱さゆえに人間は勝手に滅んでいくという主旨のセリフがあったと思いますが、現代でも十分通用する警告だと思います。

  • 息子が読んだことがないというので買ってきて先に読了。ヨーロッパ精神史を一望すると、表層としてのキリスト教精神の古層には、キリスト教が征服してきた異教世界が広がっていることがわかる。この異教世界は、現代も豊穣なファンタジーを提供してくれる一方で、キリスト教秩序が破壊される恐怖をも生み出してきた。この点に興味を抱いて学生時代から(学問としての)魔女狩り、魔女裁判についての文献を猟歩してきたが、改めてこの『デビルマン』を読むと1970年代によくこれほどレベルが高い物語を描けたものだと驚くばかりだ。ぜひ『魔王ダンテ』とセットで読んでもらいたい。なお、この「新装版」は2巻から3巻にかけて『新デビルマン』が挿入されており編集の意図が不明である。

  • 不動明 飛鳥了 考古学者 弱さは死を意味する 合体能力 冬眠 強烈な破壊本能 阿修羅地獄 まるでゴーゴークラブ 悪魔の儀式サバト(夜宴) だ 黒ミサ 魔女狩り旋風 その通り!人間が理性を捨て本能のみで動く時デーモンと人間は合体できる! 麻薬入りウイスキー 勇者アモン 妖鳥シレーヌ

  • 悪魔の力で人間を助けようとする姿はヒーロー。
    しかし、やはり悪魔だけあって暴力性、残虐性を描くことで戦うことの愚かさを説いてるように感じた。

  • 途中タイムトラベルやムフフな海水浴などカオスなシーンもあるけど、最終巻の衝撃と感動はすごいのでオヌシも読むべき。

  • 永井豪版「デビルマン」が傑作中の傑作であることに議論の余地はない。何年か前に作られた映画版は最低ダメ映画と言えば必ずあげられるくらい盛大にコケたが、それだって永井豪版の傑作っぷりを強調するスパイス程度のものでしかない。
    ごく普通の少年が偶然のきっかけで人外の能力を得てしまうという王道パターンから出発しながら、やがて天使と悪魔との最終戦争に至るというあまりに壮大なスケールの展開は後にも先にもないしで、しかも広げきった風呂敷を実質3巻程度で完璧に畳んで終わらせたのも見事としか言いようがない。
    こんな作品が40年も前に描かれたことはそれだけで驚異だと思う。

  • デビルマン全巻読了。凄すぎてなんもいえねぇ。死ぬまでに読むべし。

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著者プロフィール

『デビルマン』のほか『マジンガーZ』『ハレンチ学園』『凄ノ王』『キューティハニー』『激マン』などギャグからSFにまで至る、多彩かつ膨大な作品によって、後続のクリエイターに多大な影響を及ぼし、今なお現役で描き続ける巨匠。多くの作品が映像化されているが、海外でも放送された『マジンガー』シリーズ等々により、外国人のファンも多い。

「2016年 『サイボーグ009 VS デビルマン -BREAKDOWN-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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