四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

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著者 : 新川直司
  • 講談社 (2011年9月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063713015

四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)の感想・レビュー・書評

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  • ピアノが弾けなくなってしまった元天才ピアニストの少年が、破天荒なヴァイオリニストの少女と出会ったことで、また音楽と、そして自分自身と向き合っていく様子を描いた物語。
    亡くなった母親との思い出とトラウマ、幼なじみたちも交えた恋愛模様、将来のこと等々…。
    単なるクラシック漫画ではなく、単純な青春漫画でもなく、そういう要素が絶妙なバランスで溶け合ったお話、という印象。
    周りの誰かと自分を比べて焦燥感を抱いてしまう描写は、思わず自分の学生時代を思い出してしまった。
    各話の終わりに、その話で取り上げられた曲の解説があるのが嬉しい。
    クラシックに馴染みがなくても楽しめると思います。
    挫折を乗り越え変わっていく有馬くんが、これからどんな音楽を奏でていくのか。
    続きが楽しみです。
    [1-6巻 以下続刊]

  • 音楽漫画。

    ピアノの才能がありつつ、事情を抱えた少年と彼にはないモノをもった少女との出会いからの物語。
    いわゆるボーイミーツガール物の一種かもしれない。

    なかなか絶妙なバランスを持った漫画だと、感心しつつ読めた。
    ピアノ一辺倒な音楽漫画というわけでもなく、恋愛要素が濃いわけでも、青春まっしぐらでもない。

    それらが絶妙な案配で配分され、配合されて良い具合に。

    鈍過ぎず、光過ぎていない、ほんのり爽やかな具合の暖かさをもった青春音楽漫画だと感じた。

    まあ、正直なところ大筋のストーリー展開には、それほどインパクトはない。王道と云えば王道。
    ただ、ストーリーの進行や演出の滑らかな展開は、かなり好感持てた。

    ということで、他の方には賛同頂けるレビューとは思わないが、自分はこの読み心地の良さが素晴らしいと思ったのでこの評価。

    次巻も気になる。

  • 絵の見せ方、カット割りがとても巧い。
    キーとなる言葉の選び方、使い方もとても上手。

    例えばP120。
    コンクールの演奏を見ていた友人たちに、
    ヒロイン(かをり)が感想を聞くシーン。
    冗談めかし、笑顔で堂々と感想を聞いているかに見える彼女の、
    握った手がかすかに振るえている様を見せ
    男性主人公(公生)と読者に
    (本当は感想を聞くのが彼女も怖いんだ)
    と気付かせる。
    だから「まあま…」と答えようとした公生は、
    改めて言葉を慎重に選び、彼女に応える
    「一次予選で 花をもらった人を初めて見た
     しかも知らない子達だろ?
     花を用意しているわけないし、あの子達にとって――
     君の演奏を聴いて
     あわてて花を買って渡した今日のことは
     忘れられないよ
     たぶん そういう演奏だった」
    その直前に、子どもたちが彼女に花を渡している
    シーンが小さく一コマで描かれているんだけれど、
    そのシーンの意味を公生が改めて言葉にして、
    この場面にはそういう意味があったんだ、
    とヒロインと読者に知らせる。
    何て繊細で、丁寧な構成。
    それを聞く彼女の口元に笑みがこぼれる。

    あるいは
    「美和が言ってたよ。
     彼と出会った瞬間
     私の人生が変わったの
     見るもの 聞くもの 感じるもの
     私の風景全部が カラフルに色付きはじめたの
     世界が 輝きだしたの」
    という友人・椿(♀)のセリフ。
    これだけでもう、十分ステキなんだけれど、
    それを話の進行の中でリフレインさせながら
    変奏させながら、展開させながら何度も使う。
    まるで音楽の構成のよう。

    初出はP22の会話の中でさらっと(A)。
    続くページでリフレイン、詳述(A')
    それをP26で男性主人公に「僕には モノトーンに見える」(B)
    と変奏して語らせ、彼のひきこもった心象風景を見せる。
    そしてP46から(A')を再引用し、ヒロインに出会うまでの
    コマを進め、P48~49の見開き大画面で
    「世界が 輝きだしたの」とヒロイン登場。
    詩的で、印象的なコマであり絵で
    ここで読者も、男性主人公も、ヒロインに恋するのだ。

    青春もの、群像ものとしてもよくできてる。
    公生の友人・渡(♂)との会話。
    「好きなコのこと考えてただろ?」
    「(彼女は)渡が好きなんだよ
     僕を好きになるハズないよ」
    「そんなのカンケーねえじゃん。
     心魅かれる子に好きな人がいるのは当然
     恋をしてるからそのコは輝くんだもん
     だから人は――理不尽に恋に落ちるんだ」
    「渡がモテる理由がなんとなくわかった
     でも 僕には無理だ きっと」
    「無理かどうかは 女の子が教えてくれるさ」
    「……(ほー、と感心)渡は良いことを言う」
    おお、私もそう思いましたよ!
    イイセリフ、いただきました。なんか納得です!!
     
    こんな感じで、4人の主要な登場人物たちの
    青春が動いていくから、青春群像ものとしても
    ありありな訳で。
    またクラシック音楽ものか~~とスルーしていたことを
    激しく後悔。これはとてもイイモノだ。
    明日、2巻以降を一気買いしなければ。

    1巻が出たのは去年だけれど、私が読んだのは今日。
    だから、2012年の上半期のおすすめ本。

  • 3月4月と待ち続け、ようやくこの5月に最終巻が出た「四月は君の嘘」。前クールでTVアニメも放送していたので、知っている人も多いはず。クラシック音楽にかける少年少女の熱いドラマ要素と、高濃度の少女漫画要素がほどよくブレンドされていて、実に読みやすい。どのジャンルでもプロへの道は険しいけれど、音楽―特にピアノやバイオリンは本当に小さい頃から鍛錬しなければならない。その大変さと覚悟が演奏パートで丁寧に描かれ、読者に鮮やかな音を届けてくれます。主人公に荒療治をしかけまくったヒロイン、宮園かをりがついた嘘とは?そこから始まり動き出す物語は甘くてほろ苦い。(kuu)

  • まだまだ序盤。といっても既に主人公の「トラウマ」は伏線として登場してるし、ステージで観客と向かい合う恐ろしさも、大胆なコマ割りと丁寧な感情表現で描かれている。
    ピアノ以外取り柄のない主人公がトラウマによりピアノを手放した。その後から静かに物語が始まるわけです。
    その主人公とヒロインとの出会い。そして音楽への再認識。やがて主人公はヒロインに心惹かれるも、それは「憧憬」としてしか自分の中では認められない。そして、主人公をステージへと引きずり上げようとするヒロイン。
    いやもー、オレ、こういう設定大好物だからw

  • きゃーっ、ヤダ、もう!続巻も買って来れば良かった。読友さんオススメ本。音楽で挫折した子が立ち直っていくと言う、ありがち設定だけれど爽やかな友人達のおかげで息苦しくなくって好きです。中学生との事だけれど、各人の家庭環境がまだ殆ど分からないので、バックグラウンドも気になります。

  • 1~5巻まで。
    もっと早く読んでおけばよかったと思う反面、5巻まで一気読みできてよかったとも思う。

    みんな全力。なんと素晴らしいことか。


    6巻。
    相変わらずの緊迫感。頁を繰る手が止まりません。
    ついに一歩を踏み出した公生がこの後どうなるのか、次巻も必見ですね。
    、、願わくば、希望に満ち満ちた展開でありますように、、。

    10巻まで。
    次巻で完結とは…。ここからどのような結末になるのか…怖いですがしっかり見届けたいと思います。

  • 漫画って音が聴こえないのが当たり前なんですが、
    音が今にも聴こえてきそうな漫画です。
    まだ読んでない人はもったいないと思うので、是非読んでみることをオススメします。

    「ちはやふる」好きな人は結構好きなお話だと思うかなー。


    *****

    内容説明
    「あの日、僕はピアノが弾けなくなった‥‥」仄暗い青春を過ごす元・天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!!

    母の死をきっかけにピアノを弾かなくなった、元・天才少年有馬公生。目標もなく過ごす彼の日常は、モノトーンのように色が無い‥‥。だが友人の付き添いで行ったデートが、少年の暗い運命を変える。性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニスト‥‥少女・宮園かをりと出逢った日から、有馬公生の日常は色付き始める!! 青春を切り取る注目の作家・新川直司がおくる、切ない青春ラブストーリー最新作第1巻!

  • クラシック音楽を題材にした漫画は多々あるけど、これは本当に面白い!演奏シーンの雰囲気や圧力が全然違う。そして中学生という多感な時期の様々を、こんなにきれいに描くとは。特に最後の自転車のシーンは、まさに青春していて素晴らしいです。

  • 以前から勧められてたけどようやく読み始めました。面白い!音楽もの、特にピアノは想像が出来るから読み始めるとハマります。

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