ラブ・マスターX(1) (KCデラックス)

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著者 : 安野モヨコ
  • 講談社 (2007年3月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063722710

ラブ・マスターX(1) (KCデラックス)の感想・レビュー・書評

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  • 単純に、好みに合わなかった…すみません。
    美少女のくちびるが厚すぎて、腫れ上がっているようにしか見えなかったのも、何気にきつかった…。

  • 「恋をしている奴は誰だ!?」

    上記のメッセージをテーマに錯綜する恋愛模様をモヨコ節で描いた傑作。

    主人公の野沢ナオは先輩のアラタに恋をする。
    そんなアラタは学年一のマドンナ、秋山ユリナに恋をしている。

    誰かが誰かを、その誰かがそのまた誰かを好いている、恋しているという恋愛の縮図を見事に「整備された団地」(ニュータウン)に透過させて描いている。

    目を引くのは作品の随所に込められた緻密な背景の描写。
    綺麗に整備され建ち並んだ団地を遠景から描き、この一つ一つの部屋にそれぞれの人生、恋が詰まっているという作者ならではの感性で「追い、追われる恋の連鎖」を表現。

    蝋燭の周りをぐるぐる回る様に、恋してその後を追う者は誰?
    「あなたよ」「いいや君だ」

    その登場人物の恋愛沙汰を神視点で俯瞰するキャラクターとして超能力者で醜男の「ハミオ」がナレーションする。
    彼も次第に恋の渦に巻き込まれ、美しく生まれ変わり自身もその渦に飛び込んでいくが・・・。

    彼の台詞に「恋は一種の神経症、錯覚でしかない」
    という一文がある。
    主人公のナオは大嫌いだった筈だが美しくなったハミオに惹かれてしまう自分の気持ちに困惑し「恋と欲望ってどう違うの!?」と疑問を投げうつ。

    両者共正しいし、果たしてそこに最適解など存在するだろうか。

    恋のメビウスの輪を第三者として端から見ている時、その様子は愉快でばかばかしいものだ。
    だが、ことその輪に巻き込まれてしまうとひとたび笑い事では無くなってしまう。ありとあらゆる妄想を膨らまし、期待と不安のジェットコースターで寝食もままならず撹乱されて正常な判断がつかなくなる。

    恋愛のもつエゴイスティックな面を正面から捉え、ただの中学生の恋愛はいつしか「人を愛するとはどういう事か」という壮大な疑問へとシフトしてゆく。

    作中、恋をしていないのはてっちゃんやおじいちゃんくらいだが、この2人が狂言回しとして見事に作品全体の味をキリリと締めている。
    2人の放つメッセージには恋愛の渦中に居ないからこそ見える冷静な判断と、その様をある種シニカルに捉えた小粋な台詞で、その台詞の力は闇を撃つレーザービームの様に読者の心に突き刺さる。

    個人的ベストシーンは第三巻の野沢母とおじいの一コマ
    「今夜はアレがいい」
    「・・・かます、・・・ですか」


    恋をしている奴は誰だ!?

  • って辛くて、どうでもよくて必死で不安定で、みんなのもがき方が読んでて辛い。安野さんのパワー全開であっという間に読んでしまいました。

  • キューティコミック連載時もぼんやり読んでいたんだけど、
    大人になって再読。

    恋って何?愛って何?
    その正体はなんだ?
    っていうのがテーマかな?

    「恋」っていう、よく考えても、経験しても
    正体がよくわからないものを、
    人間のわがままさ・エゴ・生理的な感情と一緒に
    描ききった!って感じがする。

    特に、みんなを傍観しながら時にコントロールするキャラとしてのハミオの描き方がすごい。

    宙に浮いてても、魔術を使っても、いきなりイケメンになっても、
    全然違和感が無く、物語がシラケるどころか、盛り上がるのは、
    やはりハミオのキャラクターに
    しっかりとしたリアルを感じるからだと思う。

    そこが、本当にうまい。
    少年の描き方も、ピュア化されていなくて、程よくリアル。

    やっぱりモヨコさんの作品は好きだ〜

  • 恋なんか錯覚だ!

    一人でいるときはいつもその人のことで頭がいっぱい
    何も手につかなくて
    そわそわして苦しくて
    ちょっとしたことでナミダが出たり

    でもそれは相手を大事に思う気持ちとは違う

    そう、
    君の瞳の中にうつる僕に恋してる
    あなたを愛してる私を愛してる
    心なんて割れた鏡みたいに乱反射して手に負えないよ

    そんなまんがーひさびさによんだけどやはりおもしろ!
    今更ながら映画化希望の作品です

  • モヨコらしい価値観の恋愛話群。

    愛と恋と欲望と憧憬と、色々なものがつまったものを「ラブ」とするんだよなあ。そして、それをモヨコ絵で書かれると、なんつーか、ちょっとガツガツしているように見える…大人の女でやられるとそうでもないんだけど、学生というくくりで見ると、どうにもそれが汚いものに見えて仕方ないんだよね。

    どういう展開になるのかねえ。

    あと、この人の描く女性のヌードは、峰倉かずやの描くヌードと同じくらい違和感だ。にくにくしい。

  • さらっと読むと読み飛ばしてしまうけど、
    じっくり見るとすごい大事な言葉が隠されているのが
    安野モヨコの漫画である。

    錯綜する恋愛模様、人事とは思えず。

  • ハミオの存在がよくわからなかった。なんで、彼は空を飛んだり変身したりしたのだろう???

  • 安野せんせいの漫画の中で一番すきです。
    映画みたいなカットに、セリフ。
    センスを感じます。
    「恋をしているのは誰だ?」

  • 人間の心(恋愛)って、不安定なんですよねー。

    一人とそれをとりまく周りの人たちの心のベクトルの変化がすごい。
    「好き」のベクトルが、同じ方向(両想い)に向いていても、ふとした瞬間や時間の変化でそっぽを向いてしまったり、一時の思い違いやすれ違いでベクトルが相反してしまったり、まやかしをみているようにそちらの方向に引き寄せられたり・・・。

    そんな、方位磁石のような、恋愛の心の不安定さや難しさを感じるマンガでした。奥深い・・・。

    恋愛って難しいね、もどかしいね。

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