冷食捜査官(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 119
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063727562

感想・レビュー・書評

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  • 「ポリタン」「吉田さん危機一発」と並ぶ個人的とり・みき作品ベスト3の一つ。

    合成食料による食料統制が行われている現代。
    それでも本物の食品を求める者達の為に過去に作られた冷凍食品の裏取引を行う冷食シンジケートを取り締まる冷食捜査官の活躍を描くグルメSF(ギャグ)漫画。

    ・冷たい女
    ・Strawberry Fields Forever
    ・黄金三角を持つ男
    ・10月はたそがれの国
    ・チャイナタウン
    ・笑う配達人
    ・マグロの出てきた日
    ・コオリの微笑
    ・寒い穴から帰ってきた捜査官
    ・Memories Of You
    ・Orange Express
    ・French Connection
    の12篇を収録。

    映画「ブレードランナー」的な世界観とハードボイルドな作風ではあるが、基本的にはギャグ漫画。
    元々 作者のファンなので随所に散りばめられたネタとギャグが堪らない。

    掲載誌を変え描き続けられた作者のライフワーク的作品ではあるが、French connection以降描かれていないのは本当に残念。
    又、何処かで続きを描いてほしい!!

    1巻と表記されているのだから最後の掲載誌である週刊モーニングで再開してくれないかなあ。(月イチ連載でもいいので)

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      darkavengersさん
      面白そう!
      探してみよっと、、、
      darkavengersさん
      面白そう!
      探してみよっと、、、
      2022/01/13
    • darkavengersさん
      猫丸(nyancomaru)さん

      面白いですよ!
      他の所はどうかは分かりませんが自分の所の全てのブックオフではとり・みきの本って全...
      猫丸(nyancomaru)さん

      面白いですよ!
      他の所はどうかは分かりませんが自分の所の全てのブックオフではとり・みきの本って全く無いんですよね。
      だから、探し出すのは結構大変かも。
      うまく見つかるといいですね。

      ちなみに猫丸(nyancomaru)さんの嫌いなAmazonでは最安値で¥1300となってました。
      2022/01/13
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      darkavengersさん
      あら〜気長に探します。
      「書痴まんが」を買って仕舞って、暫くは本屋は行けない、、、
      darkavengersさん
      あら〜気長に探します。
      「書痴まんが」を買って仕舞って、暫くは本屋は行けない、、、
      2022/01/13
  • 初版 帯

  • 1って付いてるよ!
    あ、でも、モーニングなら大丈夫かな・・・。
    アフタヌーンで石神伝説を再開してくれたりしないかなー。
    SF大将的な短編読み切りネタ漫画でもいいな。

    非常にオーソドックスかつベッタベタな王道ハードボイルドで荒唐無稽な設定を回していくという構成は、ほんとお見事の一言に尽きます。
    所々に挟まれる小ネタの数々も相変わらずの渋さ。たぶん全部は理解出来ていないんだろうなー。

    何にせよ、ちゃんと終われるように願ってますです。
    不遇すぎる。

  • 90年代を中心に、長い期間をかけてあちこちの雑誌等に描かれてきた短編を集めたもの。同一テーマで同じ主人公なので、連作短編集のように読める。描かれた時期がかなり違うのに、絵のタッチもストーリーの味わいもまったく違和感なく読めるのは流石である。

    舞台は近未来。食料はすべて合成食品になっている世界で、前世紀の遺物である冷凍食品を求める人々と、それを取り締まる冷食捜査官のハードボイルドな戦い…。このシリーズは作者も気に入っているとのことだが、残念ながらこの第1巻しか刊行されていない。ぜひ続きを描いてほしいものだ。

  • 「21世紀には地球は暖かくなると説いた奴はどこの誰だったろう
    名前が思い出せれば今すぐにでもその男の家へ行きすべての暖房器具を破壊してやりたい気持ちだった」

  • 事件の中心にあるのは冷凍食品。サスペンスでちょっといい話っぽい形式になってはいるが、結局は冷凍食品。話の中にこの著者独特のギャグがはさまっているのでそれがまた、たまらない。

  • 以前に著者の別の本に何話か収録されていたものが、加筆を受けて一冊にまとめられたのでとても嬉しい。どこか懐かしい匂いのする古典SFとハードボイルド、とり みき節とも呼べるナンセンスさとさりげない古いギャグが堪らない。

  • 大傑作!シニカルで、ハードボイルドなのに、どこかユーモアに溢れた世界観。とりみきの才能が成せる技ですね。

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