GIANT KILLING(9) (モーニング KC)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063727692

感想・レビュー・書評

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  • 大阪ガンナーズ戦を3-2の逆転勝利で終え、続く大分戦も勝利。フリーライターの藤澤が椿のルーツを巡る旅へ出たり、赤崎がオリンピック日本代表の予選メンバーに招集されたり、そして千葉戦へ。

    印象に残ったシーンは、椿の突破から生まれたセットプレーでジーノのFKからの杉江の同点弾のゴールシーンもさることながら、後半ロスタイムに魅せた世良の泥臭い逆転ゴールシーン。才能を持たない自分が「なぜ自分がピッチに立っていられるのか?」結果を出せない自分に対して、自問自答を繰り返していた世良がようやく結果を出す。

  • サッカー好きでなくても、じゅうぶん楽しめます!

  • 対大阪戦。前半からパスミスが続いていたジーノだったが、それは椿と大阪の守備的MF平賀を競わせ、平賀の体力を消耗させるための達海の策だった。ダルファー監督はこれを察知し、確立されたスタイルを取り下げて平賀とハウアーを下げるように指示を出すが、その直前に椿がFKを得、ジーノが杉江に合わせて同点ゴールをあげる。
    さらにがむしゃらにゴール前に詰めていた世良が、終了間際に勝ち越しゴール。ついに連勝街道まっしぐらの大阪を破る。
    読者全員ETUサポーターにする気かっ。
    試合後は椿のルーツを巡る藤澤の取材日記。

  • 監督の予想を超える選手の活躍。

    椿の過去が紹介されている。

  • サッカーを観る楽しみってもちろんたくさんあるし、楽しみ方も当然、人それぞれなわけで…。

    その中から2つ挙げるとすると…

    ①地域密着
    …例え弱くても地元のクラブを愛して、応援し続けることの醍醐味ってあるなと。Jリーグ創成期の浦和レッズなんて、一番の例かと。

    ②リーグ戦での星取り合戦
    …1回負けたからといって終わりではなく、長期的な目で、シーズン順位の行方に一喜一憂できること。
    …ここ数年で、高校サッカーにもリーグ戦や一部二部制が導入されてるのは、その証であると言えるだろう。



    本作『ジャイアントキリング』には、そのどちらの要素も備わっているのが、嬉しいところ。



    まず、プロリーグが舞台だというのがイイ。従来の“部活モノ”のようなトーナメント戦ではなく、試合描写に偏ることなくドラマの幅が広がるから。
    ……ひと大会が数日~2週間程度で終わる従来の高校サッカーが舞台では、人間的な成長を描くのにも無理が生じるもの。そして、“試合描写は熱くてもさしたるドラマは無い”作品ができあがってしまう、と。

    『キャプ翼』…少年時代には、必殺シュートの数々に熱中したけど…大人が楽しみ味わうモノでは無いよね。“少年漫画の良作”だとは思うけど。

    『ホイッスル』…サッカー描写は面白かったが、ドラマは腐女子向け?浅くは無いが感情移入できず。

    『イレブン』…リアルだけど、退屈。

    『かっとび一斗』…サッカーというより拳法漫画(笑)。

    『ファンタジスタ』…サッカー描写は最高。コレで描かれるサッカーは、現時点で一番好き。でも、ドラマは…ありはしたけど…て感じ。

    『俺たちのフィールド』
    …少年サッカーからW杯へ…と、10数年を描いただけあって生まれた数々のドラマは、どれもアツかった。
    …サッカーを題材にした漫画では、トータルすると一番好き。


    『Jドリーム』
    …人間ドラマは、まあ、“そこそこ”以上“最高”未満、といったところ。
    …試合描写は一部を除いて極めてリアル、それでいてアツい。
    …W杯最終予選の闘いは、上述の“星取り戦”が、緊迫した心理状況の中でのドラマを盛り上げた。


    本作『ジャイアントキリング』は、トータルすると、それらのどれをも上回ってくれそうな予感。


    本巻後半の、椿くんのエピソードには、胸が熱くなった(^-^)v。


    次に…サポーター目線でのドラマがまた、イイ。

    ETUを応援するサポーター集団と再結集したオールドファンの確執は、どちらの言い分も理解できるので、今後のなり行きが楽しみ。


    (本日、7~9巻読了時点)
    ★4つ、9ポイント。

    2013.03.07.書。

  • 大阪戦決着。

    1点を返したETU。
    ここから反撃に出るETU。
    どんな幕切れになるのか。

    そして、椿の話が始まる。

  • ほのかな感動!
    椿 大介の過去も⁉

  • 大阪戦決着。椿すげー!わはっ。
    フリーの記者は椿のルーツを辿る。この先もっと化けそうな椿が楽しみです。

  • ガンナーズ戦面白かったー!!

    大阪の交代、葛城と南って南葛かなぁ…

    南葛
     城
     と
    って書き方がなぁw

  • 通常、漫画は1巻目しか登録しないんだけど、この9巻の表紙が大好きすぎるので、前後無視して9巻だけ登録しておきます。

    こんなに鳥肌が立つスポーツ漫画は、スラダン以来です。
    なんだこの感動、なんだこの臨場感!スタジアムに行きたくなる!!
    オフシーズンの暇つぶしのつもりが、すっかりはまり込みました。面白い!

    最新刊巻まで読んだあとに、1巻からまた読み返して、どこを集中的に読み返したかといえば。
    ジーノ。奴に尽きた。参りました。降参です。ジーノに降参です。

    自分を王子と呼ばせ、キャンプにも遅れて登場、若手を犬と呼び、守備はしない、キャプテンマークが誰よりも似合わない、バスの後部座席を独り占め・・・こんな司令塔やだ(笑)でも好きだ!
    王子と呼ばれる(呼ばせる)だけの我がままっぷりだけど、9巻で自分のパス成功率下がることに眉間に皺を寄せつつ(その眉間の皺にときめいたりもしつつ)、「こういう場面で合わせるなら、君しかいない」ってスギの頭にドンピシャ!自分が目立つため・自分が良けりゃそれでいいっていう動機でも、結局は全部チームのためになってるじゃないですか。後半ここで決めるならスギしかいないってのを、王子は後半始まる前には決めてたわけで、その視野の広さといい、異常なまでのパスセンスといい、「王子と呼ばれるほどの我がままっぷり」という設定の隙間からチラッチラと見えて、キラッキラとしてですね・・・ジーノはやっぱ王子だーーー!

    でも、実はそんなに目立ってない王子が好きです。
    え、目立ってる?大丈夫?あんま表紙でも大きく扱われてないけど(笑)

    そんなわけで9巻で 王子いいいぃぃぃ!!! と叫んだものの、
    実際、つま先から頭の天辺までしびれたのは、世良のゴールでした。そこにつながるまでの、監督の世良についての下りも好きだ・・・良い監督に恵まれたね、セリー(涙)ゴールの瞬間は、なんで私その場にいねーんだチキショー!って思いました。これは スタジアムで 観たい 試合だ! 本気で。無理だけど・・・

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著者プロフィール

漫画家。1977年、北海道生まれ東京育ち。2003年、雑誌「モーニング」(講談社)から『GHOST』でデビュー。2007年、『GIANT KILLING』の連載がスタート。単行本は現在57巻。

「2021年 『GIANT KILLING 名シーンで振り返る 戦い抜くメンタル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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