特上カバチ!!-カバチタレ!2-(18) (モーニング KC)

  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063728309

感想・レビュー・書評

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  • 賃貸。

  • 法律を屁理屈化して悪用する貧困ビジネス。最後は会心の一撃で終わり、胸がスカッとした。まさか弁護士法72条で責めるとは!

  • 本書(田島隆・原作、東風孝広・漫画『特上カバチ!! ―カバチタレ!2―』第18巻、講談社、2009年)はゼロゼロ物件や追い出し屋という悪徳不動産業者の貧困ビジネスと対峙する。敷金ゼロ礼金ゼロのゼロゼロ物件が最初から貧しい賃借人を搾取するためのワナとして描かれる。
    家財道具を運び出すなど不動産業者の追い出し行為は悪質である。行政書士が法律を武器に闘う作品であるため、法律の細かな規定を利用して悪徳不動産業者を追い詰める展開になるが、むしろゼロゼロ物件被害者の朝澤佑亮の徹底抗戦に惹かれる。被害者が泣き寝入りせず、悪徳不動産業者と戦うことが重要である。
    残念ながら日本では「不正に直面した場合に不正そのものと戦うことよりも、不正を前提として、その中で上手く泳ごうとするメンタリティが強い」(林田力「区画整理・再開発反対運動の脆さと方向性(上)」PJニュース2010年8月31日)。だからこそ悪徳不動産業者に徹底抗戦するゼロゼロ物件被害者が輝く。(林田力)

  • こうなったら損も得も関係ない。おれはあいつらと戦いんすよ。
    猫も中途半端にネズミにちょっかいを出すと逆襲されるもんですけんの。殺るのを楽しむなら逆襲されたんじゃいけませんわ。まして次の一手で悩むなんて、ええ年してまだまだ青い奴ですわ。

  •  家賃未納でカギをかえられる話は以前もあったが今回は敷金ゼロ礼金ゼロの物件の契約。これはカギを貸すだけで部屋はそれに付随してついてくるものということで賃借権が発生しない契約になる。

     家賃保証会社が保証人となってサラ金の取立てまがいのことをするがこれもサラ金ではないので法律の網はかからない。いろいろ考えるものだ。というかこの世は法律行為がいかに影響しているか考えさせられます。

  • ゼロゼロ物件のワナ。
    搾りとられて泣き寝入りになってしまうことが多いんだろうな。

    2009.12定価購入  /  2009.12.30読了

  • 毎号発売と同時に購入しています。
    とにかく・・世間勉強・時代の流れに乗った、行政書士への問題が次々と出てきて、面白いです。

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著者プロフィール

1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。1996年に、従兄弟・田島隆の紹介により、青木雄二氏と出会い、大阪に出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。1998年、処女作『五番街』で「ヤングマガジン」のちばてつや賞入賞。1999年より「モーニング」にて『カバチタレ!』、2005年より同誌にて『特上カバチ!!』、2001年より「イブニング」にて『極悪がんぼ』を連載。2009年9月より『激昂(ブチギレ)がんぼ』を連載。2013年5月より『カバチ!!!』の連載を開始した。大阪府大阪市在住。

「2021年 『カバチ!!!-カバチタレ!3-(39)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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