空色動画(1) (シリウスKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 95
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063731132

感想・レビュー・書評

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  • ノートの端のパラパラ漫画を切欠にアニメーションの魅力に目覚め
    「こうなったら自分たちでアニメ作ろうぜ!」というノリの漫画。
    肝は全員女子高生、1人を除いてみんなギャル系。そのギャップがたまらない。

    引っ込み思案なヤスキチ、ベーシストのノンタ、帰国子女のジョンの3人を中心に
    1枚1枚原画を描いていって数十秒程度の動画の製作を目指す1巻目は満点。
    2巻目に入っての文化祭編は70点くらい。
    3巻目になるとなんかよくわからない動画バトルみたいなのが始まるけどそれは5点。
    普通に1巻目の方向性で青春してればよかったのに
    2巻3巻と進むにつれバトル漫画っぽくなっていくのが目も当てられない。
    いわゆる打ち切りフラグって奴ですかねえ、残念です。

    そんな残念な終わり方だとしても、
    昼は学校、夕方はバイト、夜はロックバンド活動でへろへろなノンタの根性と
    勢いだけで突っ走って暴走しながらもみんなを引っ張るジョンの行動力に怯み、
    戸惑いながらも勇気を出して頑張るヤスキチの健気さが光る1巻は一見の価値あり。

    特に、一番アニメーションに否定的と思われたノンタが実はノリノリで、
    徹夜して書き上げたキャラクター達を「これ、5分程度で描いたんだけど」と
    赤面しながら見せるシーンは秀逸だと思うのです

  • ひとりぼっちで好きな絵を描いて過ごしてた女の子と、帰国子女と、バンド娘が自主制作アニメを作る。
    全然繋がりがなかった三人がアニメを作りつつ友情も作っていく様子が熱い。やってることは動画描きとかなのに(笑)熱くてほろりとする。

  • 先に「花もて語れ」を読んで、こちらも面白いということで買ってみました。

    ギャル×アニメ制作という斬新な設定、友情、バトルと盛りだくさんで熱くなること間違いなし。

    ただ、二部?の新章で打ち切りになったような印象を受けるのが残念。

  • 演出が素晴らしい。キャラも良いし話も面白いけど、短命におわった唯一にして最大の理由は、主人公が三人いることだと思う。ごちゃごちゃしてしまっていて、感情移入もし辛くなっている。

  • アマゾンで買い戻すw

  • 好き

  • こんな丁寧な良作を「地味だから」の一語で買わずにいたおれはばかだっ!
    いやまあ読み返してもやっぱり地味ではあるんですが。大丈夫、2巻は地味じゃないよ!(連載でも追ってるのでそのあたりは自信を持って言える)

    とにかく主要キャラたちのバックボーンやアニメのイロハを丁寧すぎるくらい丁寧に描写してるので、絵柄の微妙な垢抜けなさも手伝ってもうこれは悪いんだけど地味と言わざるをえない。
    実は劇中劇と劇中世界の境界をいきなり乗り越える実験的なほど破天荒な演出とか、けっこうハデなマネもしているんだけど(だからこれだけ地味でもぐいぐい引きつけられるともいえる)。
    マンガの制止画で動きを表現する、それはアクションバトル漫画でしばしば行なわれていることなので決して珍しいことじゃないとはいえ、正面きってマンガでアニメが動いているところを幻視させてくれるというのはやはり凄い。

    そしてこんな地味なテーマだというのに、クラス中を巻き込んでアニメするキラキラ青春ぶりときたら! 若い連中が身の丈とかそういうの気にせずに精一杯だという自覚もなくただ何かに夢中になる姿は、それだけでさまになり時に感動的ですらある。
    一方、最大の中心人物であるヤスキチひとりだけは常に精一杯でいっぱいいっぱいだ。この暗い青春がキラキラ青春と出会い解けていく姿がまた美しい。こういう暗い青春MEETS明るい青春という構図って今までありそうでなかった気がするけど、どうだろう。

    ところで関係ないけど、ライブハウスのゲストキャラは『富山ねじ』『コトノハ学園』で一部チャンピオン読者にだけおなじみ佐藤将先生が描いて、る、よね……?
    シリウスとチャンピオンの出版社を越えた異様な関係をまたも垣間見た気がする。どうもよくわからんなこの組み合わせだけは。

  • キャラクターが良く動く!!
    読むと元気になれるマンガです。

  • 良く観ているサイトで紹介されていて、興味を持って買ったのですが、残念ながら私には読みづらかったです。
    いえ、発想は面白いし、素敵に青春なのですが、ちょっと説明が多いです。
    でも、彼らの一方的な心意気は、素敵です。
    アニメ制作の話です。
    でもオタクでもないし、青春ものなのです。
    読んでいて心地いいです。

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