火の鳥(11) (手塚治虫文庫全集)

著者 :
  • 講談社コミッククリエイト
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063738650

感想・レビュー・書評

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  • 読了。

    太陽編の後編。

    異形編との交錯にゾクッとした。すごい。

    火の鳥が『宗教や信仰は人間がつくったもので、どれも正しい。正しいもの同士のあらそいは止められない』と言ったところが一番訴えかけた。
    (161009)

  • 太陽編の後編を収録。
    仏教伝来以前にあった日本の宗教と、中国から伝来した仏教の戦い。そして未来における光と陰の戦い。これらを同時並行で描ききっている。
    歴史の中に自分なりの解釈を入れて、話を組み立てている。単なる歴史好きには描けないすごい作品。

  • (10巻と同じレビュー)
    10巻と11巻は繋がった話になっていた。
    大海人皇子と大友皇子が争った時代とその1000年後を繋いだ、一言で言えば大河コミックといった印象。
    2つの時代を交互に描きながら、「宗教とそれを利用したがる政治の問題」をあぶりだしている。
    「政教分離」がなぜ必要なのかについて、初めて自分なりに理解することができたような気がする。

  • とりあえず本編を読破。
    原始から未来、権力争いから宇宙の旅まで広がる壮大な物語。
    心に残るものがあった。
    最初の黎明編と未来編の流れがやっぱりおすすめ。前知識なく読んだので驚いた。
    いつかまた読み返そうと思う。

  • 狼の顔を被せられた少年がたどる過酷な運命。過去⇔未来の壮大な世界

    戦いに敗れ狼の顔を被せられた百済国の少年ハリマ。奇怪なオババに助けられ、数奇な運命をたどる。人間の愛と生、死を壮大なスケールで描く。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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