繕い裁つ人(1) (KCデラックス Kiss)

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著者 : 池辺葵
  • 講談社 (2011年3月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063760224

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繕い裁つ人(1) (KCデラックス Kiss)の感想・レビュー・書評

  • 個人で洋裁屋を営むひとの話。
    オーダーメイドの服を作り、誰かの服を直す。そうする時、人の服への思い入れも引き受けて縫製する。
    服とは人にとって何か・・・改めて考えさせられる、深イイ本です。

    いや~もうこれ買ってしまうかも知れない。それくらい空気感が好きです。
    会話の間に生まれる沈黙の、しずか~な余韻。独特の「間」が素晴らしいマンガ。

    映画『かもめ食堂』のスタッフで映画化したら理想。

  •  丁寧に仕事をしたくなる本。お仕事が忙しくて、1つ1つの作業が、ちょっと雑になってきてしまった時に読みたい。
     絵は、好きじゃないかんじだったけど、読み進めていくうちに、「うん! このおはなしにはこの絵がピッタリ合っている!」と思うように。笑

  • ひとりだけでミシンを踏んで、オーダーメイドで人の人生に寄り添う服を創る。洋裁店の2代目のお話
    既製品やオートクチュールにない、やさしさと根ざした生活とその中で楽しむ御洒落があります。
    裁縫・手芸好きさんなら楽しめる本です。何かをつくりたいと思える。長く大切にして貰えるものを

  • 断捨離・ミニマリスト系のHPをみていたときに、このマンガの映画化を知って気になりつつ、そのままになっていた。
    そのことを思い出して購入。

    「布を裁ち、人をつなぐ人。」
    南洋裁店の二代目・市江は、祖母の跡を継ぎ、洋服のお直しとオーダーメイドを承る。

    1out1in、気に入ったものを長く使おう、という考えになってから、困ったことに上手に買い物ができない。
    理想の洋服に出会うまでに時間がかかり、気に入っていた洋服は色あせて処分してしまったり。
    直してずっと着られる服なんて、すてきだ。
    市江は一人ひとりに合わせた仕立てをする。
    一度送りだした服には、いい意味で未練がない。
    私もそんなスタンスで仕事したい。
    市江の服を愛する百貨店員・藤井さんと、市江の関係も気になる。
    このおはなしには、この絵がいいのだと思う。

  • 以前好きな作家がオススメしてたので手に取りました。

    祖母の跡を継ぎ、小さな洋裁店を営む市江。彼女の作る服に惚れ込み、百貨店でブランド化しようと交渉する藤井。しかし市江は着る人の顔が見えない洋服なんて作れないという。
    市江は地域密着型というか、着る人がどうすれば一番輝けるかというのを大事にしている人だと思う。ただ、大事にし過ぎて殻を破る機会を逸してる?

    藤井は市江の作る服のこととなると途端に熱くなるので、本当に市江の作品が好きなのが伝わってくる
    多分異動も違うかたちで市江を支えるためなのかな(笑)

    お互い影響しあってていいコンビ
    ちょっとずつ市江が心を許して言ってるのが微笑ましい!


    個人的に三話がお気に入りです。華やかなのが美しいとは限らないってこの漫画の雰囲気そのもの

  • 最近の漫画って、表紙に内容をうかがわせる情報がないものが多い。
    もちろん、ジャケットのデザインを壊してしまうからなんだろうけれど・・・
    あまり普段漫画に触れていない者にとっては、どう選んでいいか、とまどってしまう。
    その意味で、全く知らない作品を買うのは、ほとんどギャンブルに近い感覚だ。

    この作品は、まさにギャンブルとして買った。
    当たり、と思っていいと思う。

    最初は絵が堅く、わずかなストーリーの間に登場人物がたくさん出てきて戸惑うこともあったけれど・・・。
    昔ながらの仕立て屋の雰囲気など、レトロな雰囲気がとてもいい。
    しみじみと読める、大人向けの佳篇。

  • 祖母から受け継いだ南洋裁店で、ひとり服を作る市江。彼女は、人を見て服を作る。
    百貨店に勤める藤井は南の服に惚れ込み、もっとたくさん作れるようにしてブランド化をしたらどうかと話を持ってくるが、市江はそれを毅然と断る。

    Flauだったかダ・ヴィンチだったかで薦められていて興味を持ったのだが、期待通りだった。
    静かに話が進むのだけど、仕事をきちんとこなすプロの姿勢はなんて気持ちがいいのだろう。おとなしそうなビジュアルの市江が、職人らしく頑固で実はちょっと変わっているのもギャップがあっておもしろい。

  • 漫画喫茶でオススメとして紹介されてたので、手に取った本。

    そうじゃなかったら、きっとこの本を手にとることはなかった。
    絵も全然好みじゃないし、さくらももこがシリアスもの描いた、みたいな雰囲気の絵。

    「黒田硫黄氏は、キャラクターやエロに隷属された漫画界にあって、真にセンス・オブ・ワンダーを持った作家である。」

    って大友克洋が黒田硫黄『大王』の帯で書いてたけど、
    このお話もそう言いたくなる感じ。

    主人公の女性は頑固で筋が通っているようだけど、
    人間らしく心が揺れることもあるし、変化だってする。

    恋愛要素は急ぎすぎず、非常にゆるやかながら進む気配をにおわす程度。

    扇動されて、大量に消費される洋服。
    対して、丁寧に作られる少量の洋服。
    小さな町の人間関係。変化する時代。

    おおげさに惜しむでもなく、かといって諦めでもなく、
    自分たちと同じサイズでゆれる感情を、
    きちんと考え込まれたエピソードの中で描く。

    淡々としているように見えて、実は意外といろんなことが起こる。
    どこだったか忘れたけど、えらい涙した場面もあった。

    映画になってもいい雰囲気じゃないかなぁと思う、
    ちょっと久しぶりに感動した漫画。
    こういうの、ふとぶつかることがあるから人生捨てたもんじゃないなぁ。

  • 市江さんに、私も服を作ってほしい!!

    読んだ後にじわじわきます。
    今日の夕方に購入したのですが、もう3回も読み直しちゃいました。

    裁縫について詳しく・・・、というよりも、服を纏う人に主軸があります。
    「あなたが着る服」の「あなた」を大切にしている市江さんと、その市江さんが生み出す服にゾッコンの藤井さん(男性)(百貨店勤務)の、何とも言えない掛け合いや「間」が面白い。藤井さんガンガレw。

    日々を綴るような、ゆる~い物語なのですが、
    その空間に時折小さなドキっとがあるので嵌っちゃうのかな・・・。

    個性的な描写・味のある作画なので好みは分かれるかもしれませんが、
    私は好きです。なんだかホッとする絵なんですよねw。

    タイトルからデザイナー的・スタイリッシュな漫画を想像しているなら、それとは少し違うかもしれません。
    綺麗なデザインを描く漫画ではなく、人と服の繋がりを教えてくれる本だと思うから。

    ★4に留めたのは、今後を期待して♪

  • 一片の濡れ場も無いのに非常に性的なものを感じてしまってすごく後ろめたいきもち。

  • じ〜んときた。ちょっといいお洋服きてみたくなる。小説でもよさそう。大事な人の大事なものを一緒に大事にするのが情ってもの・・・いい言葉だ。

  • 絵柄は今風とは言えず、お世辞にも上手いとは言えない。
    だけど、この作品の持つ雰囲気にとても合っている。
    市江さんのような職人気質の女性に憧れる。

  • 気持ちが、しっとりして、スッキリして、優しくなる本です。
    表紙がもっとステキだったら、もっともっと色々な人に見てもらえるのに…
    2巻を楽しみにしています。

  • 仕立人は、その人のために服を仕上げる。

    おしゃれをするのは誰かのためだったり自分のためだったり。
    ファッションに興味がなくても、このお話は服を着ている全ての人に繋がるものだと思いました。

    主人公と丸福百貨店の人の関係も気になってきます。

  • ふじいさん萌える

  •  他の誰でもない、貴方のための服を作る―職人としての誇りと苦しみが静謐な物語の中から緩やかに立ち上ってくる。
     絵柄のせいか、人物も時代設定も昔風な雰囲気を漂わせていますが、しっかり現代の話でした。
     少しづつ手を入れながら、十年二十年と長く着続ける事が出来る一着を手に入れてみたいものです。

  • 服の仕立てのお話。
    1着の服を何年も大事にするって素敵なことだと思う。
    目が真っ黒で表情がよみにくいところがミステリアスで重い雰囲気を感じる。
    ヴィレバン渋谷パルコ店にてサイン本購入。

  • 誰が誰か、あんまりかき分けてくれなくて、あれ?この人誰だっけ?って何回もなる。

  • 仕立て直しのお話。ひとつひとつを丁寧に。仕事は恥にも誇りにもなる。

  • こんなふうに丁寧に服を作る人に作ってもらいたいな。でもそういうお店もうないよなぁ。だからこそ憧れる。ものを大事にすることを教えてくれる作品です。

  • 5巻まで読了。
    穏やかな空気感が素敵。
    淡々としていながらも色々な人間関係や、将来への葛藤などがあって読ませる。

  • 2015.8.8。

    母が借りたというマンガが実家にあったので一気読み。
    手に職のある人を尊敬する。その心意気、鍛錬、ストイックさ、孤独、愛情。簡単に憧れてはいけない世界だけど。

    全く裁縫ができないけど、少しやってみようかなんて、また安易に考えてしまう。
    自分ためのオーダーメイドの洋服をいつか作ってもらいたい。

  • おもしろかった。
    そして、針仕事がしたくなる。

    6巻まで一気読み。
    最後は何となく2人とも通じ合っているような雰囲気を匂わせているけど、もうちょっと着地点がはっきりしてほしかったかも。

    中谷美紀さん主演で映画化。
    監督は『しあわせのパン』の三島有紀子さん。
    世界観があってる気がする(^^)観てみたいな。

  • TSUTAYAコミックレンタルで。
    市江はおばあちゃん志乃の南洋裁店を引き継いで働いている。
    そこに、丸福百貨店の藤井さんが市江の服を出店しないかと営業に来て出会うところから始まる物語。
    市江は、ガンコ親父ってイメージだと藤井さんがいうのと絵のタッチから寡黙でたんたんとしてる人かと思っていたら、それだけじゃなくて物事をハキハキ言うし少しSっ気あるし、下町の義理堅いガンコ親父って感じがする。
    服を通して、人との関わり方や物の大切さ何気ない暮らしにある幸せをそっと教えてくれる作品だなと思う。
    確か、中谷美紀さんで映画になったんじゃないかな?そちらも興味あるな。

    全6巻、読了。

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