地球恋愛(1) (KCデラックス)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063761030

作品紹介・あらすじ

舞台はイタリア~ツバル~デンマーク~ブラジル~シリア~アメリカと世界をめぐる連作6話収録。世界各国の中高年の恋模様を熱く描いた、シカゴ在住漫画家・ヤマザキマリ氏の異色な意欲作!! KissPLUSでの人気連載の単行本第1弾!

舞台はイタリア~ツバル~デンマーク~ブラジル~シリア~アメリカと世界をめぐる連作6話収録。世界各国の中高年の恋模様を熱く描いた、シカゴ在住漫画家・ヤマザキマリ氏の異色な意欲作!! KissPLUSでの人気連載の単行本第1弾!

感想・レビュー・書評

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  • 世界各国が舞台というだけでなんか俗っぽくない空気がある短編集
    一話一話なんとなくほっこりしている。最終話のホテルコンシェルジュさんの話とか。

  • 年を経るからって恋愛がうまくいくわけじゃない訳で、
    不器用な主人公ばっか。

    でも、その不器用さを愛で包むから、
    年を経るのも悪くないって思いました。

    うちの父母も物語化したいなー

  • 奥深い大人の恋愛が描かれています。深い愛情ある温かさを感じます。

  • じんわりと心に染み入る物語。
    ツバルの中年夫婦のあり方が身につまされて切なかった。
    見慣れた夫でも、他人の視線を意識するとまた違ってみえるものなのかもしれない。
    几帳面すぎるコンシェルジュの話も最後にほろっと来る。
    若者の恋愛より、中年老年の恋の方が切なさが募る。

  • 世界各国の中高年の人たちの恋愛模様。
    連作短編なんですが、必ず前の回の登場人物が何らかの形で今回の話にも繋がっていて、まさにSix Degree of Separation。(初回の主人公とその娘が、次の回の舞台の島にバケーションに来てたりとか、前の回の写真家が今回出てくる脇役のおばさんの息子だったりとか)
    人の目を過剰に意識するイタリア人の親父に笑うも、「これくらいしないと私も女子力落ちる一方だよ、見習わねば!」と思ったり。
    世界各地を転々としている(イタリア、ポルトガル、シカゴ)ヤマザキマリさんらしい一冊。

  • ヤマザキマリならではの世界観と風景描写があるので、静かな空間で絵から想像しながら読むのがベスト

    電車で継ぎはぎに読んでいたけれど
    改めてゆっくり読み直したい

  • いくつになっても恋する人々の可愛らしさ。

  • じわ〜っと幸せな気分になれる。
    恋愛するのは高校生だけじゃないぞ。
    世界中のあらゆるところで
    人生の酸いも甘いもかみわけた大人の男女の愛は深い。

    愛してると言葉で言えず、ギターで思いを伝える男。
    冴えない容姿のヤモメ靴職人に惹かれる美女。
    思い出の詰まった家を離れたくない妻。
    出稼ぎから帰る夫が迷わぬよう毎晩火を焚き続ける女。

    すぐ好きって言ったり⚪︎⚪︎したりしないんだよオトナは。

  • 色んな国の色んな人たち。でもどこか見たことのあるような人たち。
    人生経験を積んできた男女の物語。

    ヤマザキマリさんの描く中高年はどこかユーモラスで人生感じさせ、魅力がある。新しい恋の物語よりも、夫婦の物語の方がじんわりと胸に染み入ってきて、好きだ。

  • 好き。
    君に届けのキスシーンより、テルマエロマエのハグシーンにぐっときた人は絶対好きでしょう。
    ある日曜日の電車で、おじいちゃんとおばあちゃんがギューッと手をつないでいたのを思い出した。

  • 一話完結なのに続いている。
    味のあるお話たち。
    歳をとるのもいいもんだと思える。

  • ※マンガ作品は、読破冊数カウントはしていません。

    テルマエ戦記読込中の一息に…ツタヤレンタルコミックにて貸出

  • 胸キュンはないものの、味わい深い
    世界レベルの中高年ラブロマンス
    テルマエの方が爆笑度高い
    こちらは笑わない じんわりする
    イタリア〜ツバル〜デンマーク〜ブラジル〜シリア〜アメリカ

  • 「テルマエロマエ」のヤマザキマリが、世界各地のパーソナルな恋愛模様を描いた短編集。あとがきで年配者を書くのが好きだと語られているように、いづれも年配者が主人公の物語です。
    ひとつ前の話との関係が、おまけ要素的にちょっとだけ出てきます。
    タイトルから、勝手に壮大なストーリーを期待してしまうと肩透かしを食らうかも。

  • いくつになっても、日々恋愛な、おじさま、おばさま。
    なんてことないんだけど、この二人はどうなるんだろう、って、どきどきはらはらする。

  • 某批評家が絶賛されていたので購入したが、短編ということもありさほど深みもなく肩すかし。

  • タイトル通り、世界各国の恋愛模様を描いた漫画。中高年の恋愛、が多かったかしら。

  • 世界のおじさまおばさまの恋愛だって

  • ワールドワイド中年恋愛オムニバス。映画のような各国の恋愛模様。しかしリアルかというと多分そんなにリアルでもないのだろう

  • オムニバス漫画とかでよくある、前回の人物や要素をちょい出しして数珠繋ぎ感を出すことを世界規模でやってていいねw

  • イタリア、ツバル、デンマーク、シリア、イギリス…。世界各国を舞台にした、中高年ラブストーリー。一見かっこよくてモテ男なのに、コツコツといい仕事する靴職人の幼なじみに、いつも好きな女性をもっていかれる男の「俺はどういうわけか あの冴えなくて素朴な幼なじみに惚れる女性を好きになる だからきっと俺の女の趣味は悪くない」というのが泣かせるセリフ。舞台は、世界各国にわたるのに、ちょっとずつ、ちょっとずつ前の話とのつながりをもたせた連作短編集。

  • 中年でも老年でも、恋愛していいよね。誰かに恋するって素敵です。

    街の若者に恋したり、夫婦がお互いの存在を再認識してみたり。
    年をとると自分にばかり気持ちが向いてしまいがちだけれど、「他人」を強く意識することってとても大切だなって感じました。

    自分がそういう年齢になったからこそ、余計に心に沁みるのかもしれません。

  • ブランチで紹介されていたのを見て、読みたくなった、という私にしては珍しい展開があまり良くなかった。どうしても、番組で紹介された時の印象がキラキラし過ぎていて、実際読んで「ふーん、こんなもんか」になってしまうのである。ある意味すごい、ブランチの紹介コーナー。どちらかといえば、あのコーナーからは作者の人柄を好ましく思って買いたくなったんだけどね、中身というより。

    帯には「中高年の恋模様」とあるけど、何も年齢だけの話じゃなくて。世界中で営まれる人々の生活を切り取った短編集というのは素敵。異なる環境、価値観、性格、見た目を持った人間それぞれの、全然異なる生活。だけどつながっているし、人が人に対して抱く思いってのには共通のものがあるよねぇ、と。いい気持ちになれます。

    ブラジルの話なんかおしゃれな短編映画になりそうよね。でも一番好きなのはシリアの話。知らない者同士のちょっとした心の通い合いってモチーフが好きだから。べたべたした優しさではなくてね。利害関係がなく、今回限りの継続しないもので、気まぐれだけどその人の人柄が出るような、一瞬の事故みたいなものだからこそ、心に残る。で、色恋じゃない。そういうものに憧れがあるのです。意外と乙女趣味?

  • 恋愛するのは、若者だけじゃない。

    世界各国の中高年の人たちの恋愛物語

    しみじみ しんみり ほんわか 切ない 想いが

    ちりばめられて います。

  • 『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリ最新刊。 タイトルのとおり、世界のさまざまな国の恋や愛の風景を描く連作集です。 すべてのエピソードが中高年を主人公に据えているため、落葉期の味わいを感じさせます。

    沈みゆく島ツバルを舞台にしたお話があります。二組の夫婦の機微が胸に沁みるのですが、南の島で暮らす人々はこんな繊細な問題で悩まないのでは? という先入観が邪魔をするかも知れません。
    私の場合がそうでした。
    意外なところで気づいた自分の偏見。

  • 帯の「イタリアーツバルーデンマークーブラジルー
    シリアーアメリカ」ってのをみて久々にマンガ購入。

    温泉マンガよりこっちの系統のが好きだな。

  • 世界の中高年男女の恋物語。おじさんたちが、間抜けでかわいらしい。イタリア男のうぬぼれっぷりとか、もう想像できてしまっておかしい。ヤマザキマリさんは、そういうかわいらしさをすくい取るのがとてもうまい人だと思う。実生活で見たら、そういう人ってダメダメだったりしそうだけども。

  • 斬新!
    中年の恋愛漫画!

    すごく後を引く。

  • 大人というか、中年?熟年?の世界各国の恋愛模様。イタリア男は面白い。

  • 中高年の恋愛を描いたシリーズ。

    著者本人も書いているが、枯れ気味の大人を描くほうが、若者を描くより好きなんだろうなー、と思った。

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著者プロフィール

1967年東京生まれ。漫画家。14歳でドイツとフランスに一人旅へ。17歳でフィレンツェの美術学校入学。1994年、一人息子デルスを出産。1996年、漫画家デビュー。帰国し、北海道大学などイタリア語の講師を務めつつ、北海道の放送局でイタリア料理の紹介や旅行のレポーター、ラジオパーソナリティなどを務める。2002年、14歳下のイタリア人ベッピと結婚。エジプト、シリアと日本を往復しながらの生活が続くが、2004年に日本での仕事を整理し、リスボンに家族三人で住むことになる。主な著書に『テルマエ・ロマエ』『モーレツ! イタリア家族』『世界の果てでも漫画描き』『地球恋愛』『ルミとマヤとその周辺』など多数。現在シカゴ在住。

「2012年 『ヤマザキマリのリスボン日記──テルマエは一日にして成らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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