ガキのためいき(1) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
3.78
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本棚登録 : 85
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063761290

作品紹介・あらすじ

×華ちゃんはアスペルガー障害を持った女の子。今は4歳くらい。目立ちたがり。好きなもの:「 遊ぶこと」「りぃちゃん」「ラスカルのティッシュケース」苦手なもの:「集団行動」「騒音」「 たてまえ」「うそ」etc…漫画界の最異端・沖田×華の自伝的コミック登場!!

×華ちゃんはアスペルガー障害を持った女の子。今は4歳くらい。目立ちたがり。好きなもの:「 遊ぶこと」「りぃちゃん」「ラスカルのティッシュケース」苦手なもの:「集団行動」「騒音」「 たてまえ」「うそ」etc…漫画界の最異端・沖田×華の自伝的コミック登場!!

感想・レビュー・書評

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  • 自分とは違った世界の見方を知ることで、自分と違う価値観や考え方に寛容になるのではないか。

  • 知る事は大事だ。沖田さんがもし自分の子供時代に身近にいる子だったら、何も分からず毛嫌いして終わっていただろう。そして大人になって、死ぬほど後悔した事だろう。今ようやく、少しは知る事が出来ているのは、沖田さんが漫画を描いているからだ。
    人見知りなのに「初めての人と話すのが死ぬほど苦手だ」と言う事を母親が全く解ってくれず、長女だと言うだけで何々して来なさい、と突き放されるもんだから、人見知りに拍車がかかって、暗黒の高校時代だったよ。小~中学校までは楽しかったけどなぁ。人見知りじゃない子がカバーしてくれてたから。そう言う事を思い出して、今更だけど気付いた。
    作中で紹介されている「人間は ある行動を選択するとき 無意識に その人にとって最善の選択をするようにできていて 自分が思いつきでとった行動のようにみえても 自分が後悔しないように 必要で最善の結果につながるように選択をするように コントロールしているのだそうです」が深い…

  • 1巻
    透明なゆりかごを読んだ後に作者さんの作品が気になって。ASの事を初めてここまで詳しく知り勉強になりました。

  • 漫画として読むのは
    内容的にもちょっとツライ時があるけど、
    バッカちゃんの悩みとは別に
    能天気な性格に救われたりもする。
    人は障害があるないに
    関わらず、自分らしく生きて
    いいんだなと勇気を貰える。

  •  アスペルガー障害の作者さんの自伝的なお話です。
     いくつかシリーズになっているようなんですが、まずはその第一冊目。
     作者さんの保育所時代のお話です。

     個人的に、仕事でこういう障害のある人と関わることも多くて。
     なおかつ、自分もそっちよりの人間だと思っているので、だいぶわかっていることも多いような気もするのですが。
     それでもこの本を読んで、勉強になることはとても多かったです。

     まず、音の聞こえ方。
     普段、人間は無意識に聞かなきゃならない音とそうじゃない音を選別しているけれど、アスペルガーの人はそれが苦手で、ついつい他のことに気を取られてしまったりする。
     そうすると「聞いてるの?」って怒られたりする訳だ。
     でもそれってすごく理不尽ですよね。
     彼らにとってみれば、聞こえ過ぎて他のことに気を取られてしまうわけなのだから。

     そういうことって、文字の説明では何と無く理解しているような気はしていたけれど、こうやって自分の経験としてわかりやすく書かれると、まだまだ私はわかってなかったんだな、と反省することしきりでした。
     でも、アスペルガーってものすごく範囲の広い障害なので、なかなか一口では語れないと思うので、これがすべて、という訳ではないと思うんですが。
     アスペルガーの人って基本的に自分のことを話すのがうまくないイメージがあるので、そういう意味ではとても貴重だと思うので、ぜひぜひ、興味のある人には読んでもらいたい本です。

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著者プロフィール

1979年、富山県生まれ。漫画家。『透明なゆりかこ』(講談社、既刊8巻)で第42回講談社漫画賞(少女部門)受賞。

「2020年 『父よ、あなたは…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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