最果てアーケード(1) (KCデラックス BE LOVE)

  • 講談社
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本棚登録 : 268
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063761825

作品紹介・あらすじ

ここは、人生の“終わりのはじまり”──。
世界で一番小さなアーケードには、ひと癖ある店主たちが所狭しと軒を連ねている。死んだ生き物が使っていたレースだけを扱う「レース屋」、動物のそれだけを扱う「義眼屋」、円形に異常な執着を持つ「ドーナツ屋」などなど。彼らを見守る大家の「わたし」は、今日もお客様をお出迎え。なぜだか「死」のにおいのする人ばかり。たまたまなのか、それともアーケードに秘密があるのか…。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱりこの物語が大好きだなぁ。
    漫画になっても好きだ。

    レース屋さんのイメージがかなり変わった。こんなに可愛い人だったのかぁ。
    他の人達も小説を読んで想像していたイメージと比較すると、皆さん総じて若い印象。

    小説の最果てアーケードに上書きしないで、もう一つの最果てアーケードとして楽しめた。

  • 「この世界で一番多いものってなーんだ?」

    純文学作家である小川洋子先生が原作を書き下ろしたコミック
    「死んだ生き物のレース屋」「義眼屋」「輪っか屋」「紙屋」「軟膏屋」etc
    変わった商品ばかりを扱う店が立ち並ぶ不思議なアーケード

    主人公はそのアーケードの大家の少女。
    数年前に大火事が近くであったこのアーケードには死の雰囲気が潜んでる。
    大家の仕事はこのアーケードに関わったすべての人を見届けること。
    何かを失った人たちがこのアーケードで失ったものと向き合っていく物語です。


    小川洋子先生の独特の生と死の曖昧な世界観をうまくマンガ世界に縫い止めた良作でした。小説版も欲しい

  • 小川洋子氏原作の漫画。小説も出ており、内容は概ね同じ。
    ただ、漫画では小説でぼかしていた所をはっきりと描いているので、両方読むとしたら先に小説を読むのがお勧めです。

  • 7月26日は幽霊の日、ということでこの本を思い出しました
    もっかい読み直そうかな
    (2015-11-03L)(2015-12-27L)(2017-02-19)(2022-02-12)

  • ひっそりとお客を待つ「最果てアーケード」には、一風変わった店がずらり。大家の少女「わたし」が語る連作短編集。
    小川洋子さんが漫画原作を手掛けたと知り発売直後に購入。絵は好きな部類なんですが、世界観にハマり切らず読むのを途中で断念し放置……。後に発売された小説版の評価も高いので、売るのを躊躇してしましたが、他作品の置き場確保のため売却。

  • 衣装係さん!あなたは負けてなんかない。勝ちもしないけれど負けもしないのです。愛というやつは!(大家さん)

  • アーケードには「死んだ生き物のレース屋」「義眼屋」「輪っか屋」…いろんなお店がある。
    そこは生と死が密接なアーケードなのかな、と思った。

    もうね、1つ1つのお話が大切な誰かにもらった宝石みたいで、ずっと見ていたくなる。

  • 小川さんは柔らかいところを痛くつつく気がして苦手だと思ってたけど、漫画だからかな?うるっとしながら読んだ。

  • 読みました。新人の漫画ということらしいので、小川洋子氏のかっちりした文章から、こんな世界観の漫画が出来上がり、とてもうれしいとおもった。
    原作は読んでない。
    なので構想のことはわからないけれど、ばらばらな話しの流れが、多少混乱する。
    絵が安定してないのも気になる。
    男の人がどれも似ているのでかきわけてほしい。

    などなど、要望はいろいろある。
    全体としては、「はやく成長しなさい。作者さん」

  • 原作のおとなしい印象の少女とうってかわって、コミックでの主人公はくるくると動き、喋る。いきいきと。

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