獣の奏者(3) (シリウスKC)

  • 講談社
4.23
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本棚登録 : 280
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063762365

作品紹介・あらすじ

上橋菜穂子×武本糸会が贈る珠玉の本格ファンタジー!!!闘蛇(とうだ)‥‥それは戦闘用の偉大なる獣。王獣(おうじゅう)‥‥それは王の威光を示す神聖な獣。エリンの母は、戦闘用の獣(けもの)である「闘蛇(とうだ)」の世話をする有能な医術師。だが、ある日その闘蛇が全て死んでしまった!母はその責任を問われ、裁きにかけられることになるが‥‥!人を恐怖させ、また、魅了する、神秘的で獰猛な「獣」。その存在に魅せられた少女・エリンの運命がここに廻(まわ)り出す!

ジョウンとの穏やかな暮らしが過ぎ、14歳になったエリン。だが、ジョウンの息子が現れ、王都へ戻ってきて欲しいという!恐れていた出来事にエリンは……。そして、明かされるジョウンの意外な過去。新たな転機に立たされたエリン。だがそれは、彼女の人生の目標を発見するものでもあった!

感想・レビュー・書評

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  • ユーヤンが可愛かった♪ 武本さんの描くエリンの豊かな表情がとてもとても素敵!

  • あまりにも素晴らしい。『プラネテス』以来の衝撃。圧倒的なサーガ、自由自在のスケール感、その重厚かつ親しみやすいシナリオを、正に渾身という様子で漫画が応えようと振り絞られている。モチーフはたぶん「グスコーブドリの伝記」なのだろうから、悲しい終わり方になるんじゃないかって震えるくらいには先が読みたい。もったいなくて先が読みたくない。ああ、どーしよう……。

  • ※感想は第6巻のレビューに。

  • 舞台は都に移り、前の巻で登場した王獣が出てきました。
    2巻では、野生の中で生きる親子の姿が描かれていましたが、今回出てきたのは、捕えられて檻に入ったおびただしい数の王獣。
    顔が狼で身体が鷲といったところでしょうか。
    檻のサイズが小さすぎて、窮屈そうでした。

    野生の王獣は、闘蛇に打ち勝つほど強く獰猛ですが、王獣といい、闘蛇いい、この国では獰猛な獣を飼い馴らすことがよしとされているようですね。(戦力として?王の威厳の象徴として?)
    兵を持たない王は真王と呼ばれることが、わかりました。

    山では、エリンがジョウンと暮らし始めてから4年がたち、エリンは14歳になっていました。
    ジョウンが息子に請われて山を降り、教職に戻ることになったため、エリンも自分の身の振り方を考えます。
    彼女が望んだのは、母親と同じように、女性でもなれる獣医師の仕事。
    それまで、ジョウンに教えられてきた知識を生かして難関をくぐりぬけ、町の学校へと入学します。

    ここで初めて、同年代の子供たちと一緒に学び、共同生活を始める彼女。
    ユーヤンという屈託のない溌剌とした少女と友達になり、アーリョ(霧の民)という差別を受け続けてきた彼女の心が癒されていきます。
    子供の頃のつらい体験に縛られていた彼女ですが、ようやく、少女らしい明るさを取り戻せるようになったようです。

    1・2巻は、つらいシーンが多く、さらに謎だらけのストーリーだったため、話についていきづらかったのですが、この巻になって話が動き出して、おもしろくなってきました。
    ジョウンだけでなく、ユーヤンにも笑顔をほめられるエリンは、本当に素敵な笑い顔をするんだろうと思います。

    きれいな見やすい絵で、イメージが湧きますが、会話以外の説明的文章がほとんどないため、雰囲気だけで追っている部分もあります。
    物語世界を把握するには、やはり小説の方が内容理解が深まりそうなので、今度は原作を読んでみるつもりです。

  • これまであまり表に出なかったこの世界の情勢や思惑が垣間見えてきた三巻。
    エリンとおじさんの別れ、そして新しい環境での生活。
    エリンは何だかんだ周囲に恵まれてると思うよ。ユーヤンは小説より可愛いイメージ。
    そして全然よく知らないけど巻末四コマでヌガンさんが好きになりました!

  • 真王の誕生会の最中、襲撃者の放った矢によってイアルは負傷し、献上品の王獣の仔(リラン)もその矢によって傷を負ってしまいます。

    一方、自身の体に異常を感じ、エリンの将来について思い悩むジョウンの元に王都に住む息子がやって来ます。
    彼はジョウンに王都へ戻るよう説得しますが、エリンの事を考え王都への帰還を思い留まります。

    悩むジョウンにエリンは、母と同じ道である獣ノ医術師を目指す決意伝え、カザルムへ入舎します。

    慣れないカザルムでの集団生活も、ルームメイトのユーヤンに支えられながら馴染んでいくエリンでした。




    あとがきでエリンが着ていた衣装、もう一度着る事があるんでしょうか?せっかく似合うのに・・・。けど、土にまみれている方がエリンらしいのかも知れませんね。

    ユーヤンはアニメよりこっちの方が断然良いです。

  • こっちのユーヤンの方が絶対に可愛い、アニメの方は劣化しすぎ。

  • 獣の奏者のキャラは目でいろんなことを語ることが多く、そこにすごい惹かれますねぇ。今回はアサンとユーヤンの回でその部分が顕著にでていて軽く感動しました。エリンには幸せのまま過ごして欲しいですねぇ

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著者プロフィール

漫画家。「少年シリウス」にて『獣の奏者』(原作・上橋菜穂子)、『ぼくと未来屋の夏』(原作・はやみねかおる)などを連載。挿絵作品に『少年名探偵WHO-透明人間事件-』(原作・はやみねかおる)など。

「2023年 『大雪海のカイナ(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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