怪物王女(14) (シリウスKC)

著者 : 光永康則

• 講談社 (2011年3月9日発売)

作品紹介・あらすじ

命の恩人は、怪物の姫だった！

不慮の事故によって、命を失ったヒロ。
謎の少女「姫」の血を飲むことによって、ヒロは死から生還する。
しかし、不思議な血の力によって死から蘇った少年を、
血の戦士としての戦いが待っていた。
姫は、怪物と呼ばれる異形の者たちを統べる王族の一員であったのだ。
王位をめぐる、血を分けた兄弟姉妹による殺戮の嵐。
策謀と憎悪の渦に、姫とその血の戦士は飲み込まれていく。

闇に棲む異形の者たち、怪物。彼らを統べる王の世継ぎは、血で血を洗う兄弟間の争いで決まるという。第二王女の姫は、王位継承権争いの渦中にいる。姫の血により半不死身の身体を得た少年・ヒロは、姫を守る戦士となった。地平の彼方から黙示録の軍勢が迫る。追憶の彼方から牙を向ける者がいる。未知の脅威を退けた先に、この争いの勝者は立つ。

感想・レビュー・書評

[杉浦印字さんの感想 · 2012年1月10日]

謎めいた展開の末にミステリに収まるかと思えば結果は高品質なアンチミステリ、ついでにアンチループ物といった様相で、相変わらずヒネるなあ。

[ちるのさんの感想 · 2011年4月9日]

毎度の事ながら面白い短編を作ってくれる。
今回は王族の争いの展開は進展なしだけど牽制しあってるところもあって目が離せない。
独特な雰囲気を保ち続けてるいい作品。

[柊木かなめさんの感想 · 2014年2月5日]

http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/1548/

[ext3さんの感想 · 2013年6月19日]

南久阿があっさり殺されててなんとも残念

[二次元研究所さんの感想 · 2012年5月2日]

9784063762587　189ｐ　2011・3・9　1刷

[きりゅさんの感想 · 2011年6月3日]

2011/03/16購入・06/03読了

ミステリーちっくな珍しい話が読めて面白かった。

[ewertさんの感想 · 2011年3月21日]

王族継承の話はどうなっているの。

[gohangaumaiさんの感想 · 2011年3月14日]

今度はロバート L.フォワードのSF「竜の卵」のオマージュですね。

著者プロフィール

静岡県浜松市出身。
「ビッグコミックスピリッツ」増刊号（小学館）でデビューし、上京。
主に中原裕氏のアシスタントを務めたのちに、「月刊サンデーＧＸ」（小学館）にて『トラフィッカー』を連載開始。
代表作は、『怪物王女』、『南Ｑ阿伝』、『アヴァルト』、『カコとニセ探偵』など多数。

「2023年 『時間停止勇者（12）』 で使われていた紹介文から引用しています。」