獣の奏者(7) (シリウスKC)

  • 講談社
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本棚登録 : 194
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063763997

作品紹介・あらすじ

上橋菜穂子×武本糸会が贈る珠玉の本格ファンタジー!!!闘蛇(とうだ)‥‥それは戦闘用の偉大なる獣。王獣(おうじゅう)‥‥それは王の威光を示す神聖な獣。エリンの母は、戦闘用の獣(けもの)である「闘蛇(とうだ)」の世話をする有能な医術師。だが、ある日その闘蛇が全て死んでしまった!母はその責任を問われ、裁きにかけられることになるが‥‥!人を恐怖させ、また、魅了する、神秘的で獰猛な「獣」。その存在に魅せられた少女・エリンの運命がここに廻(まわ)り出す!

王獣と意思疎通ができることを秘したまま、真王をカザルム学舎に迎えたエリンたち。だが、ダミヤがエリンを気に入り…。そして、行幸の帰路で真王が闘蛇兵に襲撃されてしまう!リランに飛び乗り救援に向かったエリンはーー。 王獣の真の姿が発覚する激動の第七巻!

感想・レビュー・書評

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  • 王獣と意思疎通ができることを秘したまま、真王をカルザム学舎に迎えるエリンたち。
    だが、ダミヤがエリンを気に入り…。
    そして、行幸の帰路で真王が闘蛇兵に襲撃されてしまう!
    リランに飛び乗り救護に向かったエリンは…。

    ダミヤに口説かれるエリン、あしらい方が淡々としててカッコいいけど、ああいうのは余計につけ上がる可能性があるから難しい。
    とりあえず何とか秘密もばれず真王は帰って行ったけど、それだけで済まなかった。
    闘蛇って久しく出てこなかったから忘れていたけど、かなり気性あらいんだなぁ。
    そしていつもは可愛いリランが獣の本性を現してちょっと怖かった。
    やっぱり獣なんだなぁ。というか王獣と闘蛇は天敵だったのか、知らなかった。
    結構派手にやらかしてしまったので、今後のエリンの処遇が気になる。
    けどその前に、ちょっとお互いに気になり始めたらしいエリンとイアルのやり取りが気になる。

  • ちょうどこのあたりから真面目にアニメを見始めたので、この先の展開を思うと…切ない~(>_<)

    エリンとイアル、お互い第一印象が記憶に残る存在だったみたいですね。
    この先二人にどういう気持ちの変化が起こるのか、気になります(^ω^)v

    幼い頃は王獣と馴れ合うことに深く疑問を抱かなかったエリンも、大人になり、王獣が政治的な生き物だということの意味を理解して…悩んでますね(´_`)

    次巻もシリアスな内容でしょうから、笑える四コマに期待w

  • この面白さはどこからくるものなのだろうか。   

    闘蛇に襲撃された。   
    王獣を操って闘蛇を撃退した。   
    それがどんな意味を持つことになるのか。   
    事件の真相は・・・?

  •  王獣の獣の本質がさらけ出され、エリンが最も恐れていた事態になってしまう7巻。

     人の道具になってはいけない獣。リランと言葉を交わしてから一番恐れていた事態が起こってしまいました。獣である王獣が人の道具として力を行使すること。その状況が生む未来への恐怖もしっかり描かれ、この作品の大事なシーンでした。作画的な面では、王獣の獰猛さがむき出しになった闘蛇を狩るシーンは力が入っていてとても素晴らしかった。そして、その後のエリンが纏った後悔も訴えかけてくる画でした。曇りが似合う女ってのは見てて辛いですが、武本先生の絵も相まって美しさも感じてしまいます。

     イアルとの邂逅。イアルとエリンはどこか通じ合うものがあるのか、並ぶとなんだか似た雰囲気を感じ取れますね。どちらもどこか達観しているようで哀しみが見て取れる眼をしているのが大変印象深かったです。毎回言ってますが、武本先生の絵は眼から表情が素直に伝わってくるので見ている身としては有難いです。互いの理解者としてこの先機能するのかな。組めば

     真王を助けてしまったエリンがこの先どういった扱いを受けるのか。ここまできたら原作読まないでマンガを一番最初にしたいのですが、先が気になってしょうがないです。次巻も出てほしいけど武本先生の体調も心配なのでどうか元気で作品描けますように。

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著者プロフィール

漫画家。「少年シリウス」にて『獣の奏者』(原作・上橋菜穂子)、『ぼくと未来屋の夏』(原作・はやみねかおる)などを連載。挿絵作品に『少年名探偵WHO-透明人間事件-』(原作・はやみねかおる)など。

「2023年 『大雪海のカイナ(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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