はたらく細胞(1) (シリウスKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063765601

作品紹介・あらすじ

人間1人あたりの細胞の数、およそ60兆個! そこには細胞の数だけ仕事(ドラマ)がある! ウイルスや細菌が体内に侵入した時、アレルギー反応が起こった時、ケガをした時などなど、白血球と赤血球を中心とした体内細胞の人知れぬ活躍を描いた「細胞擬人化漫画」の話題作、ついに登場!!

肺炎球菌! スギ花粉症! インフルエンザ! すり傷! 次々とこの世界(体)を襲う脅威。その時、体の中ではどんな攻防が繰り広げられているのか!? 白血球、赤血球、血小板、B細胞、T細胞...etc.彼らは働く、24時間365日休みなく! 連載初回から大反響を呼んだ「細胞擬人化漫画」、待望の第1巻登場!

感想・レビュー・書評

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  •  人のカラダの中で赤血球の新米の女の子が酸素を肺に運ぶ仕事場をしていると、恐ろしい姿の奴に襲われる。そこへ白い制服のカッコいいお兄さんがあらわれ、敵を退治してくれる。敵は肺炎球菌で、カッコいいお兄さんは白血球好中球課のお兄さんだ。
    しかし、肺炎球菌細胞には生き残りがいた。早く殺さないと分裂が始まって、血管を巡って各臓器を襲撃し、脳を包む髄膜までも支配下において最終的にカラダを滅ぼしてしまう。
    再び赤血球が襲われた時、白血球のお兄さんが肺炎球菌を何かの機械で捕獲し、カプセル詰めにして、気管支に運び、“くしゃみ”というロケット弾で体外へ飛ばしてしまった。
     ある日、カラダの中にはゾンビになってしまった細胞で溢れていた。もとは一般細胞だったのに、インフルエンザに感染してしまったため、ゾンビ(インフルエンザ・ウィルス)になったのだ。
    その時、ヘルパーT細胞の司令でキラーT細胞軍団が動員された。暴力団なみに強いキラーT細胞たにはゾンビたちをバッタンバッタンと倒してしまった。けれど、キラーT細胞の中に一人だけ弱虫がいた。ナイーブT細胞といって、まだ抗原と一度も接触したことがない未熟なT細胞である。「僕は先輩たちみたいに戦えないよ」と泣きべそをかくナイーブT細胞を「大丈夫だよ、先輩たちも元は君みたいなナイーブT細胞だったんだよ。だから君だってやれるよ。」と樹状細胞が励ますと、そのナイーブT細胞は活性化して一人前のキラーT細胞に変わり、分裂増殖までして、凄い活躍をした。
    知らなかったなあ、カラダのなかでいつもこんなドラマがあったなんて。

    • なおなおさん
      Macomi55さん、お返事をありがとうございます。

      アニメは知らず観ていなかったんですよ(T_T)
      漫画は④⑤巻以外を持っております。
      ...
      Macomi55さん、お返事をありがとうございます。

      アニメは知らず観ていなかったんですよ(T_T)
      漫画は④⑤巻以外を持っております。
      ⑥はコロナの事が載っているので知りたくて、そちらを優先しちゃいました!
      Macomi55さんが、情報量の多いこの漫画を文章化されるのが上手で、そして楽しいのです☆ニヤニヤしちゃう。②も③もです。
      これからも楽しみにしております(^_^)/~
      2022/07/10
    • いちご大福さん
      はじめまして、いちご大福です。この本、私も大好きです!
      楽しみながら学べて最高ですよね~!
      はじめまして、いちご大福です。この本、私も大好きです!
      楽しみながら学べて最高ですよね~!
      2022/07/18
    • Macomi55さん
      いちご大福さん
      はじめまして。コメントありがとうございます。
      この本本当に、カラダの中の細胞がキャラクター化されていて、愛しいですね。ドラマ...
      いちご大福さん
      はじめまして。コメントありがとうございます。
      この本本当に、カラダの中の細胞がキャラクター化されていて、愛しいですね。ドラマになっているので、カラダの仕組みがよく分かりますよね。これからもよろしくお願いいたします。
      2022/07/18
  • 第1話は"肺炎球菌"でした。
    どんな奴か調べてみたら、ダントツで肺炎の原因第一位の細菌でした。
    高齢者になったら5年ごとに肺炎球菌ワクチンを打つことが推奨されている。
    4歳以下が15%、65歳以上が60%と幼児と高齢者に集中して発症する感染症の細菌でした。

    第2話は"スギ花粉"。
    こいつは毎年ひどい目に遭っている難敵だ。
    おととしアレジオンという市販薬を飲んでみたら鼻水の量が減って楽になった。
    花粉症にならない人が羨ましいが、私はスギ花粉だけなので短期戦ですむ。
    息子はスギとヒノキの両方が相手なのでこれから長期戦だ。

    第3話は"インフルエンザ"。
    私はインフルエンザには罹ったことがない。
    ワクチンも打ったことがない。
    今年は3年ぶりにインフルエンザが流行りそうな兆候があるけど、どうなんでしょう。

    第4話は"すり傷"。
    子供の頃はすり傷だらけでよく赤チンのお世話になっていたが今はすり傷などない。
    赤チンが目立つのは元気の印だった時代が懐かしい。
    そういえば、2年程前まで赤チンの製造が続いていたね。
    傷口を治す血小板のキャラがかわいらしい。

  • 人間の細胞を擬人化し、その働きを漫画化したもの。自分の身体の中でこのような細胞が働き守ってくれていると思うと、もっと自身を大切にしなければ、と感じた。

  • 体内の細胞や血球の働きが学べるマンガ。
    1巻では、肺炎球菌、スギ花粉アレルギー、インフルエンザ、擦り傷が起きたときの体内の反応と細胞たちの働きが描かれている。

    体内反応が、かなり派手な戦闘モード(?)で書かれていて、こういう描き方があるのかぁ、と新鮮な驚き。

  • 『はたらく細胞』(ムービングコミック)「新型コロナウイルス編」及び「感染予防編」等を通じて、感染症予防の大切さを啓発します
    https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18359.html

    はたらく細胞|月刊少年シリウス
    https://shonen-sirius.com/series/sirius/saibou/

  • わかりやすくて、加えて赤血球ちゃんに大共感。私も方向オンチなんだよね……地図見て首振ってるのが可愛かった。

  • YouTubeのアニメ版を観て、あまりにも血小板ちゃんが可愛くて漫画版を購入。
    高校で生物を選択しなかったので、基礎知識はほぼ皆無でしたが楽しく読めました。

    キャラクターや体の中のデザインがよく出来ていて面白い上にすごく勉強になります。

    特に好きなキャラクターは白血球!
    敵を見つけたらすぐ殺そうとするし、頼りになる。レセプターのデザインも面白い。

    普通に面白いし勉強になるので、読んで損はないかなと思いました。

    -----------
    内容

    第1話-肺炎球菌
    第2話-スギ花粉アレルギー
    第3話-インフルエンザ
    第4話-すり傷

    -----------

  • 人気コミックの1巻。
    本編は一応、5巻で完結しているようだが、スピンオフもいくつかあり、アニメシリーズもある。小説や劇場版映画もあり、理科教本まであるという。一大人気コンテンツである。
    作者はこれがデビュー作であるらしい。特に医療系に縁があったわけではなく、下調べしながらストーリーを作り上げていくという。

    身体を守るために働いている細胞たち、特に血管系・免疫系の細胞たちを主軸に据える。
    主人公は赤血球AE3803番。ショートカット、ショートパンツでちょっとドジっ子。新米の運搬屋でよく迷子になっている。
    その赤血球となぜか縁がある白血球1146番(「いいしろ」の語呂合わせらしい)。赤血球が困った場面によく居合わせ、そのピンチを救ってくれる。片目を隠し、色白で若干影があるが、細菌や病原体が現れると、世界(人体)を救うため、身を賭して働く。
    その他、小さな女の子の血小板たち、オラオラ系の殺し屋キラーT細胞、純白のエプロンドレス姿ながら殺傷力の高いマクロファージ、古の記憶を宿す記憶細胞ととにかくキャラが立っている。
    敵役の病原体たちはモンスターや怪物系で非常にわかりやすいw どこかエイリアンっぽい肺炎球菌や連鎖球菌、「スギー」とうごめくスギ花粉(!)、インフルエンザに取り憑かれてゾンビ化した細胞などなど。

    1巻では「肺炎球菌」、「スギ花粉アレルギー」、「インフルエンザ」、「すり傷」の4話を収める。
    ストーリーとしては、悪者がやってくるがはたらく細胞たちがやっつけるという単純明快な筋ながら、くすぐりが効いてむちゃくちゃおかしい。
    まだ抗原に出会ったことのないナイーブT細胞が活性化されてエフェクターT細胞になるくだりなど、抱腹絶倒ものである。

    細菌の擬人化では「もやしもん」の先例があるが、実は体内の細胞の擬人化はありそうでなかったジャンルなのではないか。筒井康隆の「最後の伝令」は若干、近かったかな・・・? 
    スプラッタ満載でありながらコメディで仕上げており、細かいところまで描き込みがあり、小ネタを拾う楽しみもある。

    自分の身体の中の話かも、と読者が想像できるように、細胞たちが働く身体の「持ち主」が特定されるような描写はない。
    あなたの身体の中でも、こんな細胞たちが日夜頑張っているのかもしれない!?

  • 体内エンターテイメント!
    身体の中でこんな風に細胞ががんばって働いていると思うと、もっと自分の身体を大切にしなきゃ!と思える…かも?!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    同僚さんから貸していただいた漫画。
    ※1~3巻まで読破時点での感想です。

    体内ワールドの細胞キャラが、とにかくかっこいい&かわいくて、しかも画面も非常に見やすくおもしろくて読みやすいです。
    バトルものにも見えるし、細胞成長物語にも見えるし、体内的には超ピンチな展開なのにくっと笑えてしまいます。

    細胞や身体のしくみについても学べるのですが、勉強マンガとして読むというよりは、読んでいたらなんとなく細胞のことまでわかっちゃったなーという感じです。
    つまり桃太郎電鉄で遊んでたら、いつの間にか地理覚えちゃったなーみたいな、あの感覚に近いです。

    もし理科や生物の勉強で、人体の仕組みみついてつまずいてしまったら、わからない授業を聞くよりも「はたらく細胞」を授業中黙々と読んでいたほうが、よっぽどタメになるでしょう。
    つまんない歴史の授業を聞くよりも、歴史マンガを読んだ方が勉強になっちゃうアレと似ていますね。
    そして「はたらく細胞くらいおもしろい授業を期待しています☆」という無言のプレッシャーを先生にかけると、先生の成長にもつながると思います。
    先生方も、もし授業中に「はたらく細胞」を読んでいる生徒を見かけたら、自身の授業を内省するとともに、「あの子はマンガを読んで楽しみながら学んでいるんだな、よきよき。わたしもガンバロ。」という風に、次につなげていってくださいね。
    ←この感想部分は先日読んだ本「校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール」の影響も多大にうけております。あしからず。

  • 3年前の2015年作。いやーもっと早く読んでればよかった。体の細胞を擬人化するなんて考えましたな。一冊読み終わるとちょっと体のことがわかるよ!

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著者プロフィール

1994年、東京都生まれ。第27回少年シリウス新人賞にて大賞を受賞。月刊少年シリウスにて『はたらく細胞』を連載。

「2023年 『絵本 はたらく細胞 5 身近な病気とケガ かぜとたんこぶのひみつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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