サウダーデ(2) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 180
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063766066

作品紹介・あらすじ

同じ場所で同じ味を共有できた記憶がある者は幸せである。
信念を曲げない芳乃さんが営む喫茶店『サウダーデ』、そこはいつでも帰れる心の我が家――。各方面で称賛を受ける『繕い裁つ人』の池辺 葵が贈る「確かに生きる、心に残る人々」の物語。

同じ場所で同じ味を共有できた記憶がある者は幸せである。信念を曲げない芳乃さんが営む喫茶店『サウダーデ』、そこはいつでも帰れる心の我が家――。各方面で称賛を受ける『繕い裁つ人』の池辺 葵が贈る「確かに生きる、心に残る人々」の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 喫茶店サウダーデの主、芳乃さんが帰らぬ人を待つ。サウダーデに集まる人たちの心温まる優しいお話。今回で最終回なのが残念。『繕い裁つ人』との姉妹本。

    芳乃さんは、自分を曲げずに通す、頑ななほどに自分を曲げない。でも心の中ではどこか寂しげで耐えている気がする。絶対に自分を曲げない芳乃さんだけど、そんな姿が皆を優しく包んでいる印象が強く残った。

  • 1巻に続いて穏やかな気持ちになる漫画。美味しい物を食べようと思うし、旅行も行きたくなるし、仕事も頑張ろうかなと思えた。

  • 1巻の最後に収録された話がテクニカルすぎてビビった

  • 同時に本屋さんに並んでいて気になった「繕い裁つ人」。
    繋がってました。

    最後にはあまり帰って来ない旦那さんもチラッと出てきたりして、ほんわかと良い終わりでした。
    もう少し続いて欲しかったな。

  • 大きな事件が起こるでもなく淡々としているけれど、何故か惹きつけられる。繕い縫う人と同じ優しい雰囲気が心地良い。登場人物が被っているので、繕い縫う人ももう一度読み返したくなった。

  • あれ?これで完結? 主要キャラクターにまだ謎が多くて、いまいちスッキリしない部分も多かったけど、常連客とのちょっとした交流など、小さなエピソードの見せ方や、時間のゆったり感はとても好きでした。

  • これで完結なんですね!?あの人やこの人のその後が凄く気になります!!芳乃さんって本当に強い人だな(^^)

  • 空気を読んで、言いづらいことは、流して、言うべきことも、飲み込んでしまう、そんなの知ったこっちゃないと、お客様にだって、同僚にだって、言うべきことは言う、芳乃さんが店主の、喫茶サウダーデ。通じる人には通じる、わかる人にはわかる。店のなかのお客様だけみて、外のことには立ち入らない。けれど、だす料理を通じて、そっと背中を押すこともあったりする。さりげなく、気づかれず、それでいて、相手が気づきを得るような。遠くをさまよっている人のことを、縛るでもなく、突き放すでもなく、淡々と、待ち続けていて、おだやかな風が吹くように、物語は閉じられる。

  • 残念なことにどうやら完結巻。静かな変化でおしまい。そばにいることがすべてではないけれど、近くで寄り添うとも時として大切。人と人との距離感を描いた漫画だったのか、これは。

  • やっぱり優しくていいなと思います。講師の話がとても良かった。人は思いがけないところで誰かを支えてるし、それが今度は自分に返ってきて背中を押してくれたりする。どこかで人は繋がってるんだなぁ。
    始まりはきつかったりしても終わり方が優しいですよね。そばがきの話とか。奥さんを連れてってあげたり。にっこりして終わる。
    間違ったお客様至上主義というのは最近よく思うので、どこかにこういうお店があるといいなと思ってしまいます。正しく、お客様至上主義。一見そうは見えないけれど。どこかにあるといいなというより、どこかにあるお店での話のような感覚になります。不思議。
    最初に芳乃と市江の出会い話が入ってました。最後に入ってた子供の頃の話に出てくる男の子は日下部さん?別人なのかしら。

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著者プロフィール

2009年漫画家デビュー。2014年、『どぶがわ』(秋田書店)で第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。2018年、『ねぇ、ママ』(秋田書店)で第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。代表作に『繕い裁つ人』(講談社)、『プリンセスメゾン』(小学館)など。

「2022年 『よそんちの子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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