改訂版デビルマン(1) (KCデラックス)

  • 講談社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063766417

感想・レビュー・書評

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  •  『デビルマン』のコミックスはすでに持っているから再刊や新装版が出ても特に関心がなかったが、再刊されるたびに作者が書き加えていたとは知らなかった。デビルマン生誕40年の2012年に「改訂版」として出たのが、それらのとりあえずの最終形態である。
     事情はあとがきに書かれているが、当時、永井豪は『デビルマン』の他に3誌に連載を抱えていた(『マジンガーZ』『ドロロンえん魔くん』『キューティーハニー』か)ところに、有能なスタッフが次々独立して、若い非力なスタッフに作画を任せなければならず、そのために作品の出来には大いに不満を持っていたという。それにもかかわらず大変な評価を受け、今日まで繰り返し出版され続けてきたのが『デビルマン』なのだが。
     確かに不動明がデビルマンになるまでのエピソードで、飛鳥了の顔は酷い絵が連続していた。しかしそれはそれで、ある種の怪奇な印象を醸していたともいえる。ただ、作者はどうにもその未熟な絵が気に入らなかったらしく、今回は修正がはいっている。作者自身、最初の版がいいという意見があるのは知っているが、しかし修正させてくれという気持ちをあとがきに綴っている(「別れた恋人と、今一度、理想の愛を愛を育もうとする行為に似ているかも知れない」とは作者の弁)。だから随所に、特に飛鳥了の顔に加筆や修正があり、現在の永井豪の絵柄になっていて、当時の絵柄と混在しているのだ。それがいいかと言えば、そんなによくないと思うのは、オリジナル版の記憶が深いからかも知れない。永井豪もそれを承知で加筆しているのだから、そういう版として享受するのが大人というものだろう。
     また、後に『新デビルマン』として書かれた部分も随所に挿入され、当時書き足りなかった思いを代償しているようだ。

  • 耶蘇
    邪宗
    無情
    正邪

  • 1〜3

  • 人生、何回目のデビルマンなんだろう。
    今回、「激マン!」でかいた追加原稿が入るのかと思ったけど、そんなことはなくて残念でした。あれをちゃんとした形のデビルマンにしたやつ、読みたいですよねぇ。

    しかし、改めて読むと、そして何度読んでも、本当に、よくできた話です。
    1巻目から、伏線ありまくりです。これが、無意識なんだから、天才というのは恐ろしい。

  • まさかホモ漫画だったなんて

  • 子供の頃に、アニメで見てからマンガを読んだのですが、あまりの違いに衝撃を受けたことをいまでも覚えています。

    あとがきによると、デビルマンは40周年を迎えるそうです。
    その間、新書版、文庫本、豪華本と加筆修正が行なわれ、今回の改訂版でも手が入っているので絵はもう、色々ですが、ストーリーは(いい感じに忘れていることもあって)面白いです。

  • 幼い私の心に大きなトラウマを作り出したこの物語・・・
    改訂版とついていたら買うしかない!!

    テレビ版の「デビルマン」ではありません。
    テレビ版にはいない重要なキャラ”飛鳥 了”によって幕を上げたこのストーリーは・・・
    ラストを嫌というほど知っている私には大変楽しめます。

    ここに出てくる悪魔達はまさに悪魔・・・

    なぜデビルマンなのか?
    なぜデビルマンが生まれたのか?
    すべてはここから始まり、壮絶なラストへ向かっていきます。

  • 不動明と、飛鳥了の関係性がよく分からない。了のキャラクターがぶっ飛びすぎて、この2人が親友でることに疑問が生じる?
    そして、親友であったとしても、強要することが重すぎる。
    アモンと呼ばれる強い悪魔が、明と合体してデビルマンになるわけだが、なぜアモンが合体したのか。
    強い悪魔であれば、意識を乗っ取られることもなかろう。
    もともとアモンは正義の要素をもっていたということ?

    了も悪魔と合体したのか?
    あと、ヒロインが可愛くないのは昔のマンガだから?これは現代では致命的な欠陥。
    世界の設定は非常に面白い。

  • 恥ずかしながら初見。
    絵に時代を感じるのはしょうがない、けれど面白いので問題なし。
    現在ではあまり珍しくない設定だけれど、40年前の作品とは思えないです。

  • |ω・)なんども読んでるのに出ると買ってしまう

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著者プロフィール

1945年石川県輪島市生まれ。石ノ森章太郎のアシスタントを経て1967年「目明しポリ吉」でデビュー。1968年「ハレンチ学園」が大ヒット、その後も「マジンガーZ」「デビルマン」「キューティーハニー」「ドロロンえん魔くん」「ゲッターロボ」(原作を担当、作画・石川賢)、「バイオレンスジャック」「手天童子」「凄ノ王」「オモライくん」「イヤハヤ南友」「けっこう仮面」などジャンルを超えてヒット作を連発、アニメ化された作品も多く、日本を代表するマンガ家となる。以降も精力的に作品を発表、画業50周年を超えた現在も「デビルマンサーガ」を連載中。第47回日本漫画家協会賞文部科学大臣賞(全作品)を受賞。

「2018年 『UFOロボ グレンダイザー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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