スティーブ・ジョブズ(1) (KCデラックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063768756

感想・レビュー・書評

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  • 今までに記事などで見ていたジョブズの人物像から、
    その人となりを掘り下げて知りたいとは思っていなかったけれど、
    ヤマザキマリさんが描かれるということで
    読んでみようと思ったスティーブ・ジョブズ伝記。

    子供時代は文系だと自分で思っていたジョブズが
    エレクトロニクスに興味を持ち、アートやテクノロジー、
    サブカルチャー、禅、様々な興味の融合と昇華の産物として
    ipodたちを生み出していく軌跡を感じて、すごく面白かった。

    父の車いじりを通じてエレクトロニクスと出会い
    興味を持ち、近所には多様なエンジニアが住み、
    導かれるように開花していった、類まれなる
    天才的なスティーブの才能。

    才能があることは素晴らしいけれど
    自分は特別で自由な人間だと思い、ドラッグに傾倒し、
    度の超えたイタズラを仕掛け、周りを圧倒していく。

    賢く、ナイーブで残酷。それでいて人を惹きつけ、
    類まれなる才能で文系と理系の交差点に立ったジョブズ。

    「禅」への傾倒がその後大きく反映され、
    余分なものを削ぎ落とし、集中し、美への厳しい追求をしていく
    ジョブズの仕事のスタイルを確立させていったとは、
    私も禅の精神がとても好きでよく本を読むので興味深く面白かった。

    そして、インド!
    最近偶然なのかなんなのか、インドに関する本や話に
    接点が多く、ジョブズもインド!とびっくりしつつ。

    気の向くまま自由に放浪しようという境地に
    導かれるのか、その圧倒的な場所インド。
    空から地上を眺めた時に感じるような、人生や自分という
    存在がいかに自分よがりな小さな枠と尺度で
    たくさんのことを捉えていたかに思い当たるのか。
    インドという国は深く、底知れない。

    インドを経て、ジョブズが次に向かった先が
    とても楽しみ。2巻が待ち遠しい!

  • LSDの話はさておき、子ども達にも読んでほしい。
    インドで彼が何を学んだのかを。

  • ヤマザキマリならではのスティーブ・ジョブズの姿。いろんな人の見方が現れており、とても面白い

  • 「Macintosh」「iPhone」「iPad」を生み出した男
    スティーブ・ジョブズ。

    良くも悪くも、ジョブズの人となりがよくわかる。
    原作も読んでいるが、こちらの方が分かりやすいし、原作に忠実である。

    日々、氏の創ったもので仕事を生み出しているものとして
    感謝を込めて。

  • ジョブズの漫画の中で一番よい。

  • ジョブズの自伝が原作だけど、ヤマザキマリさんの画力によって
    キャラが立っていて面白い。

  • ヤマザキマリのタッチだからしっくり描けたのだろうと。
    もし規律を重んじる日本社会にジョブズがいたら完全に廃人だったろう。

  • もし、ジョブズがお人好しだったら、どうだったろうねぇ(笑)
    続きが気になる。
    次巻の発売を楽しみにしてます。

  • 原書は大事に大事に舐めるように読んだ。この本はマンガだからあっという間に読める。どちらも大切な本だね。

  • 2013.8.31

著者プロフィール

1967年東京生まれ。漫画家。14歳でドイツとフランスに一人旅へ。17歳でフィレンツェの美術学校入学。1994年、一人息子デルスを出産。1996年、漫画家デビュー。帰国し、北海道大学などイタリア語の講師を務めつつ、北海道の放送局でイタリア料理の紹介や旅行のレポーター、ラジオパーソナリティなどを務める。2002年、14歳下のイタリア人ベッピと結婚。エジプト、シリアと日本を往復しながらの生活が続くが、2004年に日本での仕事を整理し、リスボンに家族三人で住むことになる。主な著書に『テルマエ・ロマエ』『モーレツ! イタリア家族』『世界の果てでも漫画描き』『地球恋愛』『ルミとマヤとその周辺』など多数。現在シカゴ在住。

「2012年 『ヤマザキマリのリスボン日記──テルマエは一日にして成らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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