- Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063769388
作品紹介・あらすじ
午後11時、AM1431、ラジオ雛菊「ミッドナイトムーン」。ここには音だけのメディア、ラジオを心から愛する人々がいる。この声を聴いている“あなた”が明日も頑張れますように――。想いをこめてあなたに届けたい、優しいラジオ・オムニバス・ストーリー最終巻。
午後11時、AM1431、ラジオ雛菊「ミッドナイトムーン」。ここには音だけのメディア、ラジオを心から愛する人々がいる。この声を聴いている“あなた”が明日も頑張れますように――。想いをこめてあなたに届けたい、優しいラジオ・オムニバス・ストーリー最終巻。
感想・レビュー・書評
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やや、マニア感が漂う「好き」を凝縮した作品
ラジオ、私自身、あまり聞く機会に恵まれないが、音だけである分、聞く人間の想像力、集中力、一つの事を愉しむ力を高めるものだと思う。実際、気付くと、一つの番組が終わるまで、聞いている事がある
実際、同じ曲でも、ラジオで聞くのと、テレビの音楽番組で観るのとでは、頭ん中に浮かぶ映像は異なる気がする
歌手が好きなら、顔が出るテレビの方が向いているだろう。だが、ラジオは音楽を流すだけでなく、アナウンサーがいて、ゲストと会話もする。その歓談までも、好きな漫画を読んでいる時のBGMや、小説を書いたり、漫画を描いたりする際の起爆剤になってくれる
オムニバスの形を取っている、この『満ちても欠けても』は、水谷先生のほっこりする絵柄の相乗効果が増しており、舌触りが滑らかで、くどさが残らない、けど、何度も時間をかけて細部まで味わいたくなる、真っ直ぐな優しいストーリーに仕上がっている
ラジオだけでなく、漫画もドラマも接す機会がなければ始まらない。それでも、アナウンサーの経験値から来る言葉、キャラのストレートな台詞、俳優の熱い演技で、大なり小なり心に変化が起きて、元気が出たのなら、出会うべくして出会った、と言う事であり、それらが人生に必要だ、って事でもある。ホントに興味がない物に、無理して触れる必要はないが、もし、偶然、それが自分の手の中に飛び込んできたなら、とりあえずは楽しんでやるか、ってキモチになってみるとイイ
心は満たされている時もあれば、仕事や家庭のトラブルで欠けてしまう時もある、そんな時に、満ちた状態に戻してくれるのは人それぞれだけど、絶対に無い、なんてありはしない、そんな前向きな気持ちにさせてくれた
願わくば、この『満ちても欠けても』を読んで何かを得る人があり、ラジオが好きになってくれれば嬉しい
話間に、その回で主軸になっていたキャラの声を聞くコーナーがあるってのも、ポイントが高い
天羽さんと伊庭さんの距離がもうちょっと縮まって欲しかった、これも本音だが、このまだるっこしい関係で一区切りってのも、らしいっちゃらしい
けど、ラストの話で、まさかのあの人を主役にする、水谷先生の手腕には脱帽
次回作は、先生、どんな「好き」を詰め込むのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ついに、完結。
ラジオへの愛がこれでもかと詰め込まれているマンガ。
最近ラジオを聴くようになり、よりいいなという実感が。
MNMという番組、天羽さんの声、実際に聴けたらなと
思うぐらいに、一瞬聞こえそうなぐらいにいいマンガだ
と思いました。 -
完結。
新人美容師さんの話と、野球選手と三木アナウンサーの話が好きだ。フェアじゃない三木さんのおまけ話もいいな。
ミッドナイトムーン最終回はまさかのアクシデントが起こるけど、ラジオって端末と回線があればできるんだね。すごいな。電話で話したり、走る伊庭さんににやにやした。
13話の幽霊騒動はまさかのオチ。守衛さんの可愛らしさがたまらない。
帯に恋愛オムニバスってあるのに、2巻は恋愛どこ行った?天羽さんと伊庭さんはこのままなの?進展に期待してたから、これで終わりだと物足りないしもったいない。番組同様復活してほしい。 -
私、ラジオも好きだし、水谷さんも好きだから
もっと、ずっと読んでいたかったなー。
なんとなく無理やり2巻におさめたかな?
まぁ、許しましょう(笑)
そのかわりと言っちゃあナンですが、
14歳の恋、の方、よろしく頼みますよ~(笑) -
一冊目と同じく、可愛らしい内容。
今回はラジオが好きという気持ちがテーマになっているせいか、気になっていた二人の恋愛描写が少なくて、多少不満も残りましたが、描き下ろしの一話が暖かくて嬉しかったです。 -
ようやく出たなぁ…と思ったら、
まさかの2巻完結! ううん、残念です。
温かくて優しくて、
笑えて泣けて、
個人的には、とても羨ましく悔しい作品でした(笑)。
まさかの復活!を期待しています。 -
ラジオって,やっぱりいいもんですねえ(水野晴郎風に)。
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心待ちにしていた続巻なのに買いそびれていた☆
車のなかでCDでなくラジオを聞くようになったので、
なんだか身近に感じられるような作品でした。
「ミッドナイトムーン」が聞きたいわ~☆ -
ラジオを作ってる人たちのお話でした。
昔はラジオ聴いてたので久しぶりに聴きたいなーと思いました。
みんなで楽しんでひとつのものを作り上げていく、いいものをみんなで作っていこうっていうストーリーの中に
それぞれの人の温かさを織り交ぜた作品でした。
なのでじんわり目が潤みました。