- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063770759
作品紹介・あらすじ
偵察機を目撃したあいは、
空腹も重なり、些細なことで
班長や仲間を憎もうとしてしまった。
戦争の足音が少女の純粋な心までも
蝕もうとする中、昭和19年12月7日、
名古屋を最初に襲ったのは
敵国ではなく、大地震だった。
さらに追い打ちを掛けるように、
12月13日、三菱発動機に爆撃が。
そこはあいの友達が働いているはずの場所。
これが「名古屋大空襲」の始まりだった。
偵察機を目撃したあいは、空腹も重なり、些細なことで班長や仲間を憎もうとしてしまった。戦争の足音が少女の純粋な心までも蝕もうとする中、昭和19年12月7日、名古屋を最初に襲ったのは敵国ではなく、大地震だった。さらに追い打ちを掛けるように、12月13日、三菱発動機に爆撃が。そこはあいの友達が働いているはずの場所。これが「名古屋大空襲」の始まりだった。
感想・レビュー・書評
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名古屋は大産業地帯で、当然武器工廠でもあり空爆にさらされ勤労動員の青年も犠牲に。キチガイ米軍機は「地震の次は何をお見舞いしましょうか」カラカイまでした、有色人種の怒りは消えないが、潜んでいく。
花ちゃんが死んだのは拒食症というか戦争恐怖症?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻ではまだ戦争はあまり身近ではなかったのだけど、とうとうやってきた空襲。
そして貧富の差での友達との軋轢。
でも裕福な子もまたその境遇ならではの苦しみも抱えてて切なかった。 -
帯文(裏表紙):偵察機を目撃したあいは、空腹も重なり、些細なことで班長や仲間を憎もうとしてしまった。戦争の足音が少女の純粋な心までも蝕もうとする中、昭和19年12月7日、名古屋を最初に襲ったのは敵国ではなく、大地震だった。さらに追い打ちを掛けるように、12月13日、三菱発動機に爆撃が。そこは・・・
目次:第7話「歩くピアノ」,第8話「欠けゆく街で」,第9話「妹からの手紙」,第10話「音」,第11話「空襲の心得」,第12話「後ろ」,第13話「ともだち」,第14話「顔」 -
うーむ重たい、みじかな人が死んでいく恐怖、次は私かもという恐怖を感じながらこの時代の人々は生きていたのだから凄いよなと感じます。
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戦時中における名古屋の庶民を描いた作品の第2巻。ついに空襲が始まった。名古屋の空襲は、東南海地震の直後に三菱系の軍需工場を狙ったのが発端だったのね…。三菱航空機に学徒動員されていた主人公の旧友(?)は空襲で亡くなってもぅた。こうゆうのを読んどると、今の平和に感謝せにゃかんと思うし、モノをたゃーせつにする気持ちも忘れちゃーかんのだがね。
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東南海地震。
正直初めて聞きました。
関東大震災に匹敵する規模。
それなのに報道規制。
戦争の時代ってなんなんだろう
それを機に戦場になる名古屋。
なんかもうただただ鳥肌。
しんどいなあーーー -
今ではごく当たり前の幸せが許されない時代とは……
文章で読んでもなかなか想像しずらい時代感を、このマンガはすぐ隣の身近な出来事のように感じさせられる