椅子と机、ジンギスカン(個人的にはこれが好き)、夏目漱石の「こころ」で腐った妄想をし、ラブホ女子会で”お風呂プレイ”と”事後”(何のかはタイトルから察して下さい)を表現してしまう貴腐人の日常物語です。(どうやら、作者がやったラブホ女子会レポートが大元となっているようなので、エッセイマンガの位置づけにしました。)
笑いました。ブックオフで見つけて面白そうと思い108円だったので即買いしたのですが、妄想力たくましい人ってとっても楽しいですね。腐女子(年齢的には貴腐人)ならではで、過去に私自身も色々な作品やら何やらで妄想していたことを思い出しました。
でも、「もし、机と椅子が愛し合っていたら」まず、そんなこと思いつきもしませんよね。そしてページをめくると「間に座っている私ーー邪魔じゃね?」と。自分が机と椅子の愛を阻む存在となっているなんてところまで妄想してしまう業の深さ。爆笑です。そこから、机と椅子の腐った妄想まで物語が出来上がるのが流石です。
過去に腐女子だった方、現在進行形で腐女子(貴腐人)な方、彼女たちの妄想の羽ばたきっぷりがとても楽しめる一冊かと思います。仕事とか人生に疲れた時に読むとあまりのブッ飛んだ思考展開に癒されること間違いなしです。3巻まで出ているようなので、癒しのために集めようかどうか悩むところです(ブックオフにあれば即買いなんですが。)
ちなみに、私は夏目漱石の「こころ」ではなく中島敦の「山月記」で感動しただけでなく声だけで親友を聞き分ける所に腐った匂いを感じました。(現代文の先生、申し訳ありません)