地上はポケットの中の庭 (KCx)

  • 1382人登録
  • 3.78評価
    • (108)
    • (191)
    • (158)
    • (23)
    • (4)
  • 156レビュー
著者 : 田中相
  • 講談社 (2011年7月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063805161

地上はポケットの中の庭 (KCx)の感想・レビュー・書評

  • コガネムシの恩返し「5月の庭」、陛下と庭師の絆「ファトマの第四庭園」、終わることへの恐怖が癒される瞬間「地上はポケットの中の庭」、少年時代の行き違いがほぐれる「ここは僕の庭」、高校生棋士と名前はまだない平凡な女子高生「まばたきはそれから」
    人間、人生を愛しくすずやかに描いていてさわやか。

  • これがコミック1作目とは!田中さんの作品は大体読んでいるけど、1作目だからもっと荒削りなのかなと思い込んでいたので、構成の巧さやしっかりと打ち出された世界観、その完成度の高さに改めて驚きました。
    「庭」をテーマにした短編集は、舞台となる国も時代も世代も様々。ファンタジーありドラマあり、瑞々しい青春ものから人生を振り返るものまで幅広い。「ファトマの第四庭園」が特に好きかな。多くを語らないけど、情景で泣かせてくれる。決してベタベタにセンチではないのに、王を慕うファトマの抑えた悲しみが伝わってきて、涙が止まりませんでした。
    作品では語られていない背景の物語まで思いを馳せることのできるマンガってなかなか出会えない。過度に説明しすぎないところが田中さんの特徴かなと思う。田中さん、長編もよかったけど、短編もまた違う味わい方が出来て好きだなぁ。また短編集出してください。

  •  表題作を含む短篇集。
     だばだば泣きました。

  • 収録:読み切り5作+α
    『5月の庭』『ファトマの第四庭園』『地上はポケットの中の庭』『ここは僕の庭』『瞬きはそれから』
    『城間クンのドキドキ対局日誌 こんにちは宇宙編』『単行本できたよまんが』『この本は庭をテーマにした本』『いつかは行ってみたい 世界のおにわ!!!』

    少しだせつないというか、ほろ苦い話が多い印象。『ファトマの〜』『城間クンの〜』が好みでした。

  • ちょっと前に読んだんですけどメモし忘れたので今日ってことで。読んでてそこはかとなくオチが分かるのに「ファトマの第四庭園」が特に良かったです。

  • ファトマの第四庭園、でぼろぼろ泣いた。
    地上はポケットの中の庭、で引き続きちょっと泣いた。
    まばたきはそれから、でちょっと泣きそうになった。

  • 独特の世界観。

  • 絵が綺麗というレビューと雰囲気が良さそうだという判断から読んでみましたが、自分の好みにはいまいち合いませんでした。
    絵は上手いけれど、人物も世界観もピンと来ず…。
    若い人より老人の方が活き活きと描けているように感じました。
    カバー裏まで描きこまれていて、そこは楽しめました。

  • 「5月の庭」
    コガネムシ。
    「ファトマの第四庭園」
    主従の友情。
    「地上はポケットの中の庭」
    集まりのたびに不機嫌なおじいさん。
    生別死別を想像して出会いや誕生を祝えない性格。
    でも。
    この話が一番好き。共感。
    「ここはぼくの庭」
    眼の前で友人が溺れて。
    「まばたきはそれから」
    棋士の友達を見て自分のちっぽけさがひりひりと。

  • この方のどうやら好みらしい。
    二つ目のファトマの話で思いがけず泣きそうになってしまった。本当に短い話なのに。泣くような話でもないというのに。
    言葉で多くを語らない代わりに情景描写で心を語るあたりがよいなあと思う。

  • 庭がテーマの短編集。ファンタジーの要素がある作品もあれば、シュールな色合いのものもあり、楽しめました。
    『ファトマの第四庭園』はファトマと陛下の絆の深さに、切なくなった。

  • 深イイ!作家さんも植物がお好きみたいだから、もっと植物がらみのお話が読みたい

  • この人すごいなあ、としみじみ思う。絵は上手く個性もあるし、物語の組み立ても秀逸! 人情の機微も、人間心理の様々も見事に描き切っています。オススメ‼︎

  • どの作品も胸にくるものがある。特に「ファトマの第四庭園」の美しい庭と王と臣下の信頼関係が素晴らしかった。手元に残しておきたい作品集。

  • 丁寧で優しい不思議な短編集。画風は久井諒子さんに似てるけど、少し荒削りなような。でも、こういう無駄のない線画は大好き。これぞ漫画的漫画。
    物語の一つ一つの季節感だとか、植物の多様さ、それらがいっぱいに詰まったひとつの庭のような一冊でした!
    大事にしたい。

  • シュール……なんだかほんわか……

  • それに比べるとちょっと押しが弱いこちら。庭にまつわるそれぞれの人生の一場面。このテーマだったらもう少し掘り下げられたような気がします。

  •  最初の「5月の庭」でいきなりのシュールな世界に引き込まれました。少しだけ坂田靖子の世界を思い出したのはなぜか。「ファトマの第四庭園」での軽妙なウイットとシリアスな場面に心地よい余韻が残ります。
     表紙をめくって作者のコメント確認をお忘れなく。

  • 過ぎゆく夏の日。懐かしさと、もの哀しさと。
    そんな感覚が素敵な5編の短編集です。
    カット割りというか、漫画でいえばコマ割りとかコマの運びなのですが、そのリズムがとてもよくて、気持ちよく雰囲気に浸れます。
    長編の新作があるみたいなので、そちらも読んでみようかなと思います。

  • 表紙とPOPに惹かれて購入。まさか「この漫画が凄い!」の上位にランクインするとは…。この本は庭を舞台とした短編集です。『ファトマの第四庭園』と『地上はポケットの中の庭』がお気に入り。また、各話の間にある、植物の絵も良い!最後の後書きにある、妖精みたいなキャラクターが怖いです(笑)あんまり直視できない…。

  • 絵がとにかくうまいのと、作品全体にある不思議な独特な自然のありかた。
    田中相さんってものすごい好きなんですよね。
    もう本当に好きなんですよね。

    このひとの見る世界は、ザワザワしてるんだ、きっと。
    って思います。
    すごくお近づきになりたい。

    ファトマの第4庭園やばい好きです。
    ちょっと泣いた。

  • 読み切り短編五話収録。二話目の『ファトマの第四庭園』が良かったかな。草の香りがする爺さんの話。ホロッと来るね。

  • 庭を一つのテーマに
    色んな短編が綴られています。

    1話目
    〇〇の恩返し~的な話は世界各国色々あるので
    妄想力豊かな私は、〇〇の恩返しをアレコレ考えたりすることもある。
    けれど、カレは思いつかなかったなぁ。
    まず、会話が出来る気がしないもの。
    でも、これがとてもシュールだが面白い。

    つい、部屋の中に迷い込んできたカレに
    話しかけてみようかな…?そんな気持ちにさせてくれる。

    その他、どれも淡々と、さらっと読み進められるけれど
    それぞれの話の背景を
    重ねてきた年月をゆっくり想像すると
    凄く深い感動に包まれる作品になっている。

    そのかわり、人生経験の浅い人or想像力に欠けた人が読むと
    何がいいんだろう?
    なんか物足りない…
    的な気持ちになるのも否めない。

  • 表題作の、地上はポケットの中の庭 が一番好きです。どれも素敵。コマの使い方が好み。

  • 2話めの「ファトマの第四庭園」がうるっときた。

全156件中 1 - 25件を表示

地上はポケットの中の庭 (KCx)に関連する談話室の質問

地上はポケットの中の庭 (KCx)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

地上はポケットの中の庭 (KCx)を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする