死にたがりと雲雀(1) (KCx)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 528
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063806939

作品紹介・あらすじ

時は江戸――。浪人者の朽木(くちき)が開いた寺子屋に通い始めた一人の少女・雲雀(ひばり)。
雲雀は朽木の下で、学ぶことの楽しさを感じ始めるが、ある時、2人は町内の殺人事件に巻き込まれ……!?
俊英・山中ヒコが、四季折々の江戸を舞台に描く、過去を持つ男と親のない少女の、哀しくも美しい人間模様。

朽木(くちき)――過去にいわくありげな、一人の浪人。雲雀(ひばり)――家に居つかぬ父を待つ、長屋の少女。朽木が荒れ寺に開いた寺子屋に、雲雀が通いはじめ、二人は次第に心を通わせるようになる。だが、雲雀の父が起こした事件によって事態は急転。雲雀は朽木に罪をかぶせようとするが……!? 俊英・山中ヒコが描く、欠けたる者同士が寄り添って生きる、江戸・下町の人情譚。

感想・レビュー・書評

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  • のっけから辛ぇぇぇ。
    雲雀の悲しい境遇は分かるんだけど、先生が何故死にたがりなのかはまだまだ分からん。

    雲雀はあの歳で家のことをほぼしていて、父親が帰ったら世話を妬くんや、、
    やっと帰ってきては酒に呑まれて雲雀が寺子屋で習った文字も見てくれん。しょぼくれもせず着物を畳もう思うたら金子が溢れる、、、数える雲雀、、、つれぇぇぇえ!!

    この時代の子は家の事やら何やらかんやら出来る子が多いけど、それでも雲雀はえらいぞ、、、褒めちゃりたい、、
    長屋の人も最初どうなるかと思ったけど優しい人がいて本当良かった、、涙腺が馬鹿になるだ、、

  • 全五巻読了。

  • わかりやすすぎる感動もの。山中先生らしさがあまり感じられなかった。父親の罪を他人に押し付ける雲雀ちゃんに共感できず…。ツンのレベルを超えてるって。

  • まだまだこれから、という感じ。
    各々の登場人物の過去や重いに胸がきゅっとなる。耐える、忍ぶ、そんな表現がとても切なく愛おしい。
    これからも楽しみ。

  • 荒れ寺に住みつき、寺子屋を開いた浪人・朽木。荒れて子を顧みぬ父をひとり長屋で待つ少女・雲雀。どこか寂しさを抱えるふたり。そして事件は起こったーー。

    江戸下町人情ものです。幼いのに家事全般をこなす雲雀が健気可愛い。ベタですが、きっちり泣かせます。何故だか時代物だと素直に泣ける気がしますね。

  • ちょっとやるせない。
    江戸時代、寺子屋に通うなんとも事情な子供達。
    そして先生もいろいろありそう。
    世の中は世知辛く、そして人に冷たい人もいる。
    子供が辛い話はちょっと悲しいかな。

  • 作者買いしたものの舞台が江戸の下町という時代物で、ちょんまげはちょっと…って思ってたら、何これ泣ける(´;ω;`)雲雀、超良い子。竜二がかわいいですw

  • なんだかんだ雲雀が長屋の人に愛されていてほのぼのする。
    先生の過去は次の巻、明らかになるのだろうか?

  • 久々に素敵な時代物の漫画に出会えました。
    歴史物はあるのに時代物の漫画はなかなか良い作品に出会えずにいたので……衝動買いした自分を褒めてあげたい!(笑)
    次巻が楽しみで楽しみで……そわそわしています。

  • 内に秘めた感情が上手く描かれていて、繊細な印象。
    優しくもあり、切なくもある、暖かい物語。

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著者プロフィール

10月1日生まれ。切ない片思い、ヒリヒリする痛みなど、丁寧な心理描写で、少女誌、女性誌、ボーイズラブ誌と幅広く活躍中の人気漫画家。
代表作に、『王子様と灰色の日々』『500年の営み』『王子と小鳥』『丸角屋の嫁とり』他多数。

「2017年 『死にたがりと雲雀(5)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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