死にたがりと雲雀(2) (KCx)

著者 :
  • 講談社
4.07
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本棚登録 : 252
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063807356

作品紹介・あらすじ

作家・辻村深月さん大推薦!
 「近い将来、必ず『大ヒット』と呼ばれるであろう名作。1、2巻のうちから読んでいたことをきっと人に自慢できるはずです。」

朽木、過去にいわくありげな、一人の浪人。雲雀、家に居つかぬ父を待つ長屋の少女。
朽木が荒れ寺に開いた寺子屋に雲雀が通いはじめ、二人は次第に心を通わせるように。
だが雲雀の父が起こした事件により、事態は急転。雲雀は父の罪を朽木にかぶせようとするが……!? 欠けたる者同士が寄り添って生きる、江戸・下町の人情譚。

寺子屋の師匠と弟子として、心を通わせながらともに暮らす浪人・朽木と少女・雲雀。親をなくし一人きりの雲雀だったが、朽木の手の温もりを支えに、笑顔と強さを取り戻していく。――だが、火事で母を亡くした少年・松乃介の何気ない一言が、雲雀に父の犯した罪の重さを思い出させ……!? 彷徨う心を持つ者同士が明日に向かって生きる……。江戸・下町の人情譚。

感想・レビュー・書評

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  • 先に言うておこう。丁髷がええ。
    開きのカラーが最高。
    長髪の先生もかっこええが、この細目も最高。

    2巻もつれぇぇぇえ!
    胸がギューとなる辛さ。小さい子供の事だから余計だわな
    寺子屋入門の日を迎えて、雲雀は長屋の人が世話してくれて先生とも盃を交わすも、、、と色々あります。

    女衒が言う、「あったかいとこにいたって居心地悪い」が
    もうガツンとくるよね、、ひばっちゃん、、、
    大変なことがあったのに笑っとるのってどうなん?とかね。思うよね。
    ひばっちゃん、小さいのに考え過ぎじゃで(´;ω;`)

    それにしても女衒は言葉が上手いよなぁ
    あと小綺麗な女衒でしたな

  • 藤右衛門の話しも読みたい。

  • 雲雀ちゃんがどんどん可愛くなっていくなぁ。
    とても健気で、辛いことを自分一人で抱え込もうとするので、心が痛む。

  • 時代劇にありがちな人情物ながら、色気のある絵柄はグイッとくる。雲雀ちゃんの健気さにグサッと。

  • ヒコさんの「泣き」の持って行き方はズルい…

  • 雲雀がかわいい!
    健気!
    もう泣かされるよねーほんと。

    これが巻数進むとあざとくならないことを祈る。
    ほんと、今のままの雲雀ちゃんでいて…。

  • 帯の煽り文。辻村深月さんの煽り文が秀逸。
    願わくはその通りになりますように。
    雲雀ちゃん好きだなあ。ここまで「あざとさ」とか「無垢さ」がわざとらしく描かれてなくて、「ただ純粋に健気な幼子」として描かれてるのがすごい。
    こんな世の中だからこそ生き残ってほしい作品。

  • 2014.12.14

    やっぱり いい 泣く

    早く二人に幸せになってほしい…

    新たな登場人物が 悪いやつに見えなくて、これからも関わってほしい…
    ってか次巻で既に番外編できてるよ⁉
    作者 推しメンか‼

  • 子供は親を選んで忌まれてくる事はできないのだ。
    そんな、当たり前の事が厳しい。

    世の中は誕生のその最初から不公平に満ちていて、その不公平の中で生きていくしかないのだ。
    自分の手の中にある不幸ばかりを嘆いても、怨んでも、何がどうなる訳でもなく。まして、自分を卑下し、責めても良い事など一つもある訳もなく。
    目の前に差し出された、細いけれど暖かい糸を掴んで、強くなって欲しい。
    人は弱く、時としてその弱さが他人を傷つける刃となる。
    それでも、人は強く、傷ついて泣いても、前を見て立ち上がる事もできるし、誰かに手を差し伸べる事もできる。

    つらつらとそんな事を思ってしまった。
    雲雀、その名のように、いつか空高く飛び上がれ。

  • 雲雀が…

    子どもたちが… 可愛い。


    江戸人情もの、として

    どういう風に物語が展開していくのか 楽しみ。

    良い意味で想像を裏切る展開なんてのを期待してます。

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著者プロフィール

10月1日生まれ。切ない片思い、ヒリヒリする痛みなど、丁寧な心理描写で、少女誌、女性誌、ボーイズラブ誌と幅広く活躍中の人気漫画家。
代表作に、『王子様と灰色の日々』『500年の営み』『王子と小鳥』『丸角屋の嫁とり』他多数。

「2017年 『死にたがりと雲雀(5)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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