- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063842760
感想・レビュー・書評
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アニメを観たら、気になって仕方なくて(笑)
もう何もかもが絶望的だし、グロいし、オソロシイし、
巨人に対する嫌悪感でいっぱいなんだけど、、、
それでも何故か続きが気になってページを繰ってしまう^^;
皆さんが仰っていた画力の低さについては、
私はそれほど気になりませんでした。
それよりも設定が素晴らしいな、と思う。
人間を食らう巨人から身を守るため、街を高い塀でグルリと囲む。
でも、ある日その塀が破られて……
どうやら若い漫画家さんのようですが、
どうやったらこんな絶望的なお話を描けるんだろうか。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメ終了記念。漫画も素晴らしい。
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素晴らしい作品
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巨人が支配する世界。その餌と化した人類は巨大な壁を築き、自由と引き換えに巨人から身を守っていた。100年間破られなかった壁を破壊する大巨人の出現とともに、人類はその恐怖を思い出すことになる──!
言わずと知れたダークファンタジーマンガ!久しぶりの再読。細かい内容を忘れていて、こんなに勢いあったっけ?!と読む手が止まらない!巨人への恐怖と自由への夢、仲間たちとの連帯感、いつ壊されるともわからない現実を容赦なく描いてくる。1巻のラストはどんな引きだよ!とツッコんでしまう(笑) 巨人の設定はもちろん、立体機動というアイテムの発想もいいよね。絵について言われがちだけど、そんなに気にならなかった。ただ、アニメでアクションが映えたのは大きい。「5年振りだな…」の見開きとかもうカッコいい。
『二千年後の君へ』『いってらっしゃいエレン』など、完走後に読み返すとしっかり回収されているのがすさまじい。最初から構成を決めてたんだろうね。それ以外にも、あるわあるわ伏線のオンパレード。人間ドラマとしても全然違って見えるシーンも多くて圧巻。通しで読むとなると中盤以降は情報量が多くなって、良くも悪くもスケールが大きい物語になるのが難点か。それを踏まえてもすごいマンガだと思う。
「なんの成果も!!得られませんでした!!」
「駆逐してやる!!」
「心臓を捧げよ!!」
などなど、後世に残りそうな名言たちも登場。序章とは思えないスピード感が気持ちいい。 -
34巻読み終わった。面白かった。物語の発想がすごい。アニメも見て漫画も読んで、でもう3回くらい漫画を読んでで、ちょうど伏線とかもわかって良いかも。
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文明
発想がずば抜けて面白い
よく練られたストーリーに
個性あふれるキャラクター達
途中からは評価が割れるが、
最初からこの構想だったのであろう展開なので
「ここまでは面白かった」というのはお門違いだろう
ただ、
最後まで画力はそれほど成長しなかった
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数年前に当時の最新刊7巻くらいかな?まで読んで、あっこれは一気に読みたいやつだと察し、その後情報も一切耳に入れずに放置していました。が、いよいよ最終回ということで腰を据えて通し読み…
こ、これはきつい…心折れるポイントが多すぎる…!
いや作品が悪いわけではなく完全に私の好みの問題なんですが、絶望感が強すぎるんですよ!
王道の少年漫画なら、大体敵に負けそうになることがあっても最後は主人公補正の特別な力みたいなので勝ってみんなでわーいってなるでしょ?ところがこの作品、まずしょっぱなから敵が圧倒的に強すぎる。得るものより失うものが多すぎて戦いがひと段落ついても明るい気持ちにはなれません。主人公の特別な能力は手に入りますが、それでも全然足りねえどころか絶望、からのまた絶望!もうやめてくれ…!!(懇願)
実際作品内で何度も言われてますが本当に残酷な世界です。物語後半では…わずかばかりのカタルシスとともにまた絶望です…とはいえ人間ドラマは本当に素晴らしい、何度も目頭が熱くなる場面がありました。主人公サイドだけに偏らず、敵対者や過去の人物までしっかり生い立ちが練られており、そのたくみな心情描写に引きこまれます。それゆえ絶望感二割増しで胸が痛むこと間違いなし!もうやめてくれ…!!(懇願)
序盤からちりばめた伏線を一気に回収する後半の追い上げも見事です、ここまでの長編をきれいに風呂敷たためる手腕はそれだけで称賛に価すると思います。
のんびりした作品を好む人間にとっては一気読みするのにすごく体力がいる作品です。私にとってはファーストフードのように何度も気軽に読み返したくなる作品ではありませんでした。数年に一回通し読みして余韻にひたりたい、そんな作品です。なので☆は3ですが!
しかし私の嗜好を完全に除外するならば間違いなく☆4以上の傑作です!まんが好きなら読んで損なし! -
アニメのファイナル・シーズンが発表されたことに伴い、原作の第一部を読み返してみたくなった
新刊の辺りで明かされた様々な伏線を思い返しながら読むとまた違った角度から楽しめるな
第一話時点では壁の中とはいえ、平和に暮らしている人類
その中で「もし巨人が襲ってきたら!」と想定しているエレンはかなり特異な少年
ぼろぼろになった調査兵団が帰って来る姿を見ても考えを変えず、志しを父親に表明した彼はきっとあらゆる同年代よりも危機感を忘れなかったのだろうね
だから実際に超大型巨人が襲ってきて平和が壊れた際も絶望しつつ「駆逐してやる!!」と心に誓う。時が流れ、優秀な同期が内地を目指そうとする中でも変わらずに巨人に挑むつもりでいる
「弱い奴は泣き喚くしかないのか!?」と怒りを覚えた彼の本質は何も変わらずに成長していることが判るね
一方でジャンの言うことも大きくは間違っていない。
一体の巨人を倒すために多くの命を消耗する必要があるなら、そこに人類としての勝機を見出すことは難しい。巨人と戦う技術を極めた兵士として訓練していてもそう思い至ったなら彼の考えもある意味正しいのかもしれない
超大型巨人の出現から始まる蹂躙を体験しても5年も経ってしまえば痛みは少しずつ忘れ去られていく。多くの犠牲を出しつつも今の生活が維持できるなら以前のように敢えて壁外調査を主とする調査兵団を望む者を賛美する必要なんて無い
けれど、訓練兵を卒業した104期組の中にはエレンの言葉を聞いて反撃の意志を心に持った者も居る
そういったそれぞれの心が斑模様になった中で再び襲い来る超大型巨人というのが恐ろしいね
初期の頃はまるでラスボスのように描かれていたこの超大型巨人の出現に拠って再び始まる蹂躙
反撃を誓いあった同期が次々と喰われていくさまはただただ凄惨と言うしか無い
アルミンを助ける代わりに巨人に飲み込まれたエレン。
ここからエレンとアルミンの「外の世界」を求める戦いが始まるかと思うと胸が熱くなるね