進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

著者 :
  • 講談社 (2010年3月17日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063842760

感想・レビュー・書評

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  • いやあ、こらオモロイわ。いやもう、凄い。間違いなく面白い。現在、単行本で5巻まで読了したので、その5巻まででの感想となりますが、間違いなく、抜群に面白いですね。こう、何度も何度も読み返しては、ゆっくり読み進んでおります。なんだか、こう、ガアーッ!!と勢いに任せて一気読みしたら、勿体ない気がしまして。ゆっくり、ユックリじっくり、読み進めております。

    作品は、2009年10月から連載開始、2019年3月現在で、単行本は既刊27巻。現在も連載中。作者の諫山 創(いさやま はじめ)氏にとっては、これが漫画家としては商業誌初デビュー作品、だそうです。初デビュー作品で、これだけのメガヒットとなった、というのは、凄いですねえ~。

    商業誌デビュー作から、即大ヒット、という流れは、尾田栄一郎さんの「ONE PIECE」と被りますねえ。あと、三浦建太郎さんの「ベルセルク」とも被る感じ。物語の、あまりにも絶望的な雰囲気とかも、バチバチに「ベルセルク」と近いイメージ。個人的な見解では、諌山さん、「ベルセルク」には、相当に影響受けているんではなかろうか?とかね、思いましたね。

    で、ぶっちゃけ、今のところ5巻まで読んだ感想では、「抜群に面白いけど、でも、ベルセルクは超えられてねえなあ」っていう思いは、感じてしまいます。諌山さん、ごめんなさい、、、でも、ベルセルクは、圧倒的に俺にとっては大切な作品なのよ。この後の展開で、ベルセルク超え、期待してるよ、と、大変に偉そうな物言いで、ごめんなさい、、、なのです。

    それにしても謎だらけ。5巻まで読み終えただけでも、まだまだ、分からないことだらけですね。こっから、どう、この世界の謎が、ひも解かれていくのだろうなあ。期待しながら、ゆっくりジックリ、読み進めたいですね。

    そもそも、第一話の題名「二千年後の君へ」という題名からして、意味わからん。なんじゃこれ?って感じ。二千年後の君、というのは、

    主人公(と思われる)のエレン・イェーガーに向けた言葉なのか?そうだとしたら、この物語は「845年」?から始まる物語っぽいのだが、その二千年前の「紀元前1155年」?あたりに、何が起こったのか?

    或いは、そもそもこの物語を読んでいる、部外者である筈の、我々読者に向けての、作者の諌山さんからのメッセージなのか?この漫画の連載開始が、2009年ですからね。所謂西暦2000年初め、ですからね。キリスト誕生の西暦元年から考えると、まあ、キリがええですものね。二千年後、って表現は。となると、この物語は、現実世界では、キリスト誕生のあの辺りの物語、ってなるのか?で、そうとなると、作者の諌山さんは、この物語を通して、我々に、何を伝えよう、訴えようとされているのか?うむう、謎ですね。考え過ぎなんでしょうけどね。なんか、そんな深読みとか、勝手にしちゃうなあ。

    主人公のエレンと、第104期訓練兵団の面々との絡みとか、ベルセルクの、ガッツと「鷹の団」の面々との絡みを思い起こさせますね。絶望的な物語の中の、微かな安らぎ、みたいな。こういう仲間がいる(鷹の団、においては、「いた」という過去形になってしまうのが、本当に辛いですが)というのは、やはり、素晴らしい事だと思いますね。

    104期訓練兵団の中のキャラでは、個人的には、「ジャン・キルシュタイン」が、好きですねえ。こういう、なにかにつけ主人公とライバル関係になる、ひねくれ系キャラ、好きなんです。で、嫌な奴でヒネクレキャラなのに、ホンマの所は、いいやつ(と思われる)、ってポジション、好きなんだなあ~。

    で、ジャンが、なにかにつけ主人公にイチャモン付ける理由の結局の所が、一目ぼれみたいになったミカサ・アッカーマンが、エレン以外の事は眼中にないし、エレンはそれを少しも特別に素晴らしい事だと思っていないのが超ムカつく、ってところが、やっぱエエですねえ。惚れた腫れたが、人間関係の重要な所でしょ?やっぱ、とか。

    ちなみに、絵に関しては、間違いなくヘタだと思います。うう、諌山さん、率直に言っちゃって、ゴメンナサイ、、、ですが、いやでも、うん。下手だと思う。決して、絵の上手さや女の子の可愛さで売る作品では、ない。間違いなく、この作品の内容の面白さと、何らかの圧倒的な熱量が、読者を惹きつけて大ヒットに至ったのだ、と言う意味では、誠に素晴らしい作品だと思います。だから、絵が下手なのは、全然問題では無い、と思うのです。

    ちなみに、5巻まで読んだ感じでは、相変わらず、ヘタな絵だなあ~って思います。ある意味、巨人の怖さ、気持ち悪さの原因が、諌山さんの絵が下手だから生み出されているのだろうなあ、、、とかも、思う。ホンマに失礼なこと、言ってるなあ。ゴメンナサイ。でも、ベルセルクの三浦さんも、最初の方は、まあまあガッチリ、絵、下手だったし、、、きっと、諌山さん、10巻超えたあたりでは、キッチリと上手くなっているんではなかろうか!?とかね、期待してる感じですね。マジで失礼なこと言ってて、すみません、、、でも、本当に面白いと思っているんです、この漫画。だから大目に見て、、、ってな感じですかね。

  •  買ったのはいいものの、今日まで、読むべきか読まざるべきか、ちょっと真剣に悩んでいた本。

     読んでみて思ったんだけど、口絵のカラーよりも中身の絵が酷い。いいや、わかってたけど、想像以上に酷い。
     それでも物語が面白いから爆発的に流行ったんだとはわかってるんだけれど、物語が面白くなるまでが辛いなあ……とは思っています。

     しかしながら、始まって早々に壮大なる犠牲がつきまとって、あー陰鬱。
     これ、どこまで耐えたら大丈夫になりますかねえ? と思いますが、頑張ります。

     そして、主人公がいきなり死んだ。
     びっくりしました。

     とりあえず、この巻は序章だと思っているので、そこから先に期待したいと思います。

  • 確かに面白い!しかし…。

    人間達は正体不明の敵[巨人]に追いやられ、何とか確保した土地に防壁を作り逃げ込んだ。
    巨人達の生態も大分、明かされてきて、戦う術も身につけて討伐も行えるようになってきた。
    そして、新たな巨人が現れる。
     人類はどうなるのか?
    読んでみると展開は先が気になる。急展開で驚きを見せたり、伏線も大いに忍ばせてある。

    ただ、そこまで人気が出る要素は見当たらない。どちかと言えばアウトローな作品を好む読者から好かれる内容であるし、決して王道とは言えない。帯には新しい王道と書かれているが…。



    思うにセールスの方法が絶妙だったのだろう。内容はショッキングで少しグロテスク。
     少年漫画としては珍しい。むしろ、青年誌向けでもいいくらい。
     単行本が発売される前から大々的にコマーシャルを行ってきたりなど話題が話題を呼んだのだ。そう思っています。

    非常に面白い。そこは言うことありません。下手に青年誌に載って埋もれなかった事は喜ばしいです。

  • 絵の汚さは気になるが、それも忘れてしまいそうなぐらいストーリーに引き込まれてしまった。

  • 絶望感がクセになる。
    パニック系漫画の流行を作った作品だと勝手に思い込んでる。

  • 10巻まで借りて読み始めたのだけど、最初は絶望しかなくて、しかもグロいし絵は怖いしすごい滅入ってきて、漫画読むのつらいと思ったのドラゴンヘッド以来だった(笑)
    ただ友人から、最初は暗いけどそここえたら面白くなるからと聞いてたので、2巻まで読んだところでほのぼの漫画読んで中和させてから頑張って続きを読んだ。

    友人の言ってた通り、面白くなってきた。立ち上がる度に希望をへし折られるつらさは何度もあるんだけど、人物の個性が描かれ出し、謎が明るみになったり深くなったりしてきて、純粋に楽しめるようになってた。

    笑いどころも増えたし。でも笑いとしてのわかりやすい間を設けてない事があるので、これ笑っていいの?笑うところだよね?でもこのシーンで笑い入れる?みたいな戸惑いを覚える事がある(笑)

    謎が全部解けるまで読みたい。

  • 〜10巻まで読了。
    初めのうちは絵が雑?バランスが悪い?と思っていたが、これくらいでとどめてくれないと、色々グロくなる気がする…
    話の芯はとてもよく考えられてる気がする。あっと驚く展開があって、更にそのスピードも早い。
    読者を飽きさせないです。
    ちょっと都合よすぎるなと思う設定も多いのですが、まぁそこは漫画ですし…一応作者さんも新人さんですし。
    この漫画が凄いに入っただけはあります!

  • 人間を食らう巨人と、巨人に抗う人間の戦いを描いた物語。
    アニメを先に観ていたのですが、5話で主人公がとんでもないことになり、続きが気になってしまって、原作も追い掛け始めました。

    ストーリーはとにかく「絶望」の一言に尽きる。
    呆気なく、本当に呆気なく、沢山の人間が巨人に食われて死んでいく。
    大切な家族も、一緒に厳しい訓練を乗り越えた仲間も、いくつもの死線を潜り抜けてきた頼れる先輩兵士も。
    そして、信じていた仲間の裏切り。
    それでも読むのをやめられないのは、単純に続きが気になるのもあるけれど、いくつもの絶望の中でもがきながら生きているキャラたちから目が離せないから、だと思う。

    ストーリーと世界観も凄く好みですが、個人的に一番面白いと思ったのは、原作者の方の「見せ方」です。
    小さなコマのさりげない台詞でとんでもないネタばらしをしていたりとか。
    展開にびっくりして最初から読み返してみると、きちんとそれを裏付ける伏線がこれまたさりげなく張られているという…。
    読者に犯人当てをさせる推理小説に通じるような巧妙さがあるように感じた。
    まだ明かされていない秘密がいくつもありそうだし。
    そしてそれらのヒントも物語のそこかしこに既にちりばめられているのかなぁ…と思うと震えます。
    今までの展開の絶望度合いからして、円満に幸せになる終わり方は絶対にしないんだろうなという気がする。つくづく震えます。
    続きがとても楽しみです。
    [1-10巻 以下続刊]

  • 内容を全く知らずにGyaoでアニメを見て、かなりショックを受けました。

    進撃の巨人1巻

    絵はアレだけど、ストーリーがかなり奇抜。
    話題になるのも無理はないかも。

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著者プロフィール

諫山創(いさやまはじめ)
1986年8月29日生まれ。
『orz』にて読み切りデビュー(マガジンSPECIAL2009年3号)。
2009年10月号より、別冊少年マガジンにて『進撃の巨人』を連載中。

「2014年 『進撃の巨人 悔いなき選択(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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