- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063842906
感想・レビュー・書評
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だいぶ前に本屋で蛇口が武器という言葉に惹かれて購入。
なんだか思いもよらない展開の数々に、一気に引き込まれた。3巻というあっさりではあるけれど満足感のある巻数だったのもよかったのかも。
うまく言葉にできない作家さん。
だけど大好きになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
武器が蛇口っていう発想に拍手。
(1~2巻) -
『進撃の巨人』の巨人が紛れ込んでるがあいつは倒さなくていいのか。
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自動ドア踏み切って雪の屋上で宇宙人を蛇口で撲(斬)殺するストーカー気味中学生男子、の
「小さくも命がけの闘い」
ってカバーのあらすじがぴったり。
期待した成分が期待した以上に入っててとても幸せになれた。
返り血まみれの孤独でしんどい、えげつない戦い。とっくに切羽詰まってていっぱいいっぱい。
そのしんどさ、えげつなさ、酷さむごさってものを、きちんと見つめて耐えがたくしんどく思いつつ、自分の意志と勝手で闘争を続けることになるんだろうツツジがとても良い。
涙もろいけど優しくない津田さんも良いなあ。
コンビニの花織がものすごくツボな性格と立ち位置をしているので、これからツツジを冷たく見守ってくれればと思う。
一番えげつないのは血の雨にビニール傘と「ワンドリンク」。これほんと非道くて好きだ。 -
自動ドアに認識されないほど存在感がなく、気になる女子・水野さんを家までストーカーする。これが主人公・雨留ツツジ。
空を朱いクモの糸のようなモノが覆う町。密かに人間に寄生して人間を食べるバケモノがいる。ソレを退治しろと、アヤシイ津田という男から主人公が手渡された武器は蛇口。ツツジは片思いの女の子を守るために、蛇口を手にバケモノ・エレベターと闘う。
冒頭で大きなコーヒーカップの横で、人の皮のようなものを干すナニカの姿からシュール。
人はどんどん喰われるし、バケモノは半分人間・半分クモのような形だったりとグロい。なのに、全体的に淡々としてて恐怖感はない。それは主人公が好きな子を守れることに浮かれているからかもしれない。けれど彼は気づいてしまう。自分が何と闘ってきたのかを。
不思議な絵柄、不思議な話、でも読んでみると王道な少年漫画。
臆病だったり調子に乗ったり思い悩む主人公に好感が持てる。 -
絵柄といい脚本といい引力がすごい。
奇才という表現がぴったりハマる作者さん。 -
金魚に続き読んでみました!
こちらも面白い。
キャラクターが皆可愛いし、グロイシーンも出てくるのになぜか
気持ち悪くない。この絵で中和してくれている?のかな?
金魚もバニラスパイダーどちらもおすすめです。 -
「ハカイジュウ」のレビュー目当てで検索したら一緒に出てきて、気になったので全巻購入。たった3巻で綺麗にまとめててすごい…!血生臭くて暗くて重たい、なのに何だか可愛くてほんのり甘酸っぱい。基本ぼっちで独りよがりな私は終始主人公に感情移入しっぱなしでした(笑)キャラや絵柄や雰囲気など色々ひっくるめて好きな作品です、だからもっと深く掘り下げた話も読みたかった。せめてタイトルの意味が判るまでとか…!!
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表紙買いしたのだがこれは大当たり。
阿部洋一さんの描く絵が太い線の可愛らしい女の子と不気味さと甘ったるい感じが合わさった不思議な世界観がツボすぎて作者の作品全部揃えた。
バニラスパイダーはラストが急展開すぎる気がしたが最終的に美咲ちゃんとくっつくなど大満足な出来であった。