グラゼニ(6) (モーニング KC)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063871319

作品紹介・あらすじ

今季の登板数は31試合で、4勝4敗2セーブ。ホールド数は20。昨季より大きく成績を伸ばし、シーズン終盤の優勝争いでは大車輪の活躍をした夏之介。今季の年俸は1800万円だったが、契約更改でその年俸はどこまで上がるのか? そして夏之介は契約更改の席で、提示額から上積みを勝ち取るためのある奇策に出る!

今季の登板数は31試合で、4勝4敗2セーブ。ホールド数は20。昨季より大きく成績を伸ばし、シーズン終盤の優勝争いでは大車輪の活躍をした夏之介。今季の年俸は1800万円だったが、契約更改でその年俸はどこまで上がるのか? そして夏之介は契約更改の席で、提示額から上積みを勝ち取るためのある奇策に出る!

感想・レビュー・書評

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  • 若干弛んできたかなと思いきや、この巻は上々の出来。
    このマンガは小市民コメディであり、それをプロ野球を題材に描いたところが着眼点の良さを物語る。
    野球人気は凋落の一途を辿っているものの、プロ野球選手ほど年棒が皆に知られている人たちは日本にはいない、それを上手く利用している。
    また主人公も何だかんだ言って一軍なんだからホントは凄い、それを感じさせないところがこのマンガの良いところ。

  •  華やかなプロ野球界の舞台裏を描く、一風変わった野球漫画の6巻。

     野球解説者と実況アナがどんな段取りで仕事をしているのかは、なかなか知ることができないだけに面白かった。実況アナがその場で即座に話すためには、資料を「手書き」しているというのに驚くと共に納得。学生のノートと一緒で、手書きすることを通じて知識を身体化することに意味があるということか。
     野球解説者という仕事を知れば知るほど、インテリジェンスというのは大事だなということがよくわかる。野球選手の中には、学校の勉強はサッパリだったという人も多いのだろうが、キチッとデータを集めて分析し、それを分かりやすく咀嚼・再構成して視聴者に伝えるというのは高い能力が必要だし、その能力の素地として学校の勉強はある程度の相関関係があるように私は思う。そりゃ、面白いトークで話せるキャラ押しの解説者としても生きる道はあるだろうけど、それもそこそこの実績があってのこと。地味な選手ほど、解説者としての実績で勝負する必要があるから、野球少年たち、学校の勉強もちゃんとしろよ! と、当人達に読まれもしないおじさんの忠告をここに書いてしまった…orz

     プロ野球選手のオフシーズンで大事なことの一つが契約更改。他人の年俸には詳しい凡田も、自分の年俸・評価はさっぱりの様子。ま、当然っちゃあ当然だけど。
     200勝投手を目指すベテラン投手の駆け引きも面白かったが、ここぞとばかりに地味な成果と貢献をアピールして100万円アップを狙う凡田。大きく出たようで、いじましくもある姿に笑ってしまった。

     さて、来季に向けてキャンプが始まった。ここで、大物捕手にして「大物ルーキー解説者」の北王子に、凡田は先発転向について聞かれる。地味な選手の日常風景については一通り描かれたと思うので、そろそろ凡田自身もグラウンドに落ちている銭を拾い集めて欲しいところ。続きが気になります。

  • シーズンオフのときのほうがおもしろいという野球マンガ凄い。

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  • (01.21.2017)

  • 解説者の、しかもシーズンオフの間の話なのに、目茶苦茶ハラハラして引き込まれる。ゼニ=「生活」の話だから地に足がついて共感でき、かつ華やかな舞台でさもしくはない。あらためて良くできたマンガだ。

  • 契約に関する夏之助の分析がすごい!お金の動きっておもしろいなぁ。引退後の仕事、人気者はいろんな選択肢がある。高校時代の話もおもしろい。夏之助はこの頃から、周りがよく見えて、自分のことも客観的に見れる人だった。やはり、プロになる人間は凡人とは違うのか!

  • 引退後が大変だよね…(´д`|||)

  • 契約更改編。他力本願な貢献度を猛烈アピールして年俸UPを勝ち取った凡田。
    首脳陣には『中継ぎのエース』として期待されているみたいで、ゴネ得でした。
    凡田はもっと出来る子なのか。今シーズンの活躍が楽しみです。

  • まさか、これを題材にしてくるのか。やるなグラゼニ!

    今回は、なんと実況アナウンサー。
    しかも実在するアナウンサーの松本秀夫がモチーフ!

    ご本人から伺った話なのだろうか、実況アナウンサーの球場入りから実況まで、かなりディテールが細かくて「へぇ〜」と一々頷きながら読みこめた。

    しかもフィクションである漫画とのキャラクターとの絡みが実に自然で面白い!
    これは相当漫画が上手いんだな〜と感心してしまった。

    そしてまたもう一つの目玉。
    グラゼニというからには、もうこれ無しではあり得ない。
    そう、契約更改!
    さすがグラゼニ! 金に関して、まあ色々展開してくれる。これは必見。

    最後に、個人的に凄く楽しみにしていたナッツ編。
    面白い…が、正直前回ほどのインパクトは感じない。

    試合よりも野球のスキルや駆け引きよりも、金勘定と生活。
    異色なこの野球漫画には、まだまだ楽しませてもらえそうだ。

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著者プロフィール

第20回MANGA OPENにて才能を見いだされた異才。得体の知れない短編を数作発表後、「モーニング・ツー」誌上で『The DRIFTERS』を連載。『グラゼニ』では初の原作モノに取り組む。当作品にて第37回(2013年度)講談社漫画賞を受賞。

「2014年 『グラゼニ(15)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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