僕は問題ありません (モーニング KC)

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著者 : 宮崎夏次系
  • 講談社 (2013年8月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063872361

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僕は問題ありません (モーニング KC)の感想・レビュー・書評

  • 世界とのズレを感じるとき、皆が普通にやりすごす感情を、うまく整理できない時の、あの言葉にできない、わからない人にはわからない、つらさを、漫画にしたとしたら、夏次系さんの漫画になるのでは、と思う。

  • 一見へんてこな世界に、ぽつんと置かれた普遍性。『変身のニュース』を読んだときも思ったけれど、奇抜さや大胆さを前面に押し出しながら、その実根っこの部分には、すごくシンプルなことが描かれている。だから、人を選びそうな見た目とは裏腹に、すごく自然に心が揺さぶられる。
    今作の場合、『変身のニュース』よりもその傾向がもっと顕著だ。自己と他者。孤独と日常。別離と再生。とか、全ての短篇がだいたいそういうものでまとめられている。角度を変えながら何度も何度も同じものを描いている、と言っても過言ではないくらい。
    話の内容も、テーマにとても素直なものが多い。それでも、どれも鮮烈で強烈な印象を残すのだから、すごい。絵やコマ割りなどの、漫画という媒体の持つ強みが、これ以上ないくらい詰まっている。描くものがシンプルになった分、漫画としての凄みのようなものを、より強く感じることができた。
    とにかく、私はこの人の描く瞳がたまらなく好きなのだ。いろんな感情が綯い交ぜになって、「言葉にならない」感じが、この人の描く瞳にはある。登場人物の心のなかの世界が、そこに映っているみたいに。

    ところで、「兄ちゃん大変だ UFOにみかん入れるとすごい旨い」ってセリフがとても印象に残っているわけだけれど、このセリフをなぜ入れたのか、それを考えるだけで、長い夜を潰せるような気がする。やってみたいとは、思わないけれど。

  • どの話もいい。特に「朝のバス停」「地図から」の二編は、読後感が素晴らしかった。

  • ゆったりとしていたら背後から肩をたたかれてハッとするが、たたかれたその手が温かいので、キュっとなる。どの短編も救われる点では裏切らないんだな。
    おまけの先生シリーズはクスッとしちゃう。

  • 変身のニュースに続いて二冊目の刊行

    相変わらずキモくて可愛くて洒落乙な魅力に溢れてる。
    画面の端々にまで行き渡るセンス!

    人物描写が魅力的過ぎて、特に女の子の可愛さはもうそれだけで他の要素とかスルーしてしまえるほど可愛くてヤバい。
    もうヤバい。宮崎夏次系ヤバい

    読後感が相変わらず似たり寄ったりではある

    六話の曜二さんのファッションが歯ぎしりするほどいちいち可愛くて大変
    主に自分が


    あと頃北先生が作った飛び出す絵本を二人が開くシーンの画面が神懸かり的に可愛いしストーリー的にもうまいなと思う

    言葉運びとかセリフのセンスも好き


    「あんな本ブコフに10円で売ってやったわ。
    しょぼすぎ」



    ぱねぇ

  • 風邪をひいたときに見る夢のように美しい短編の数々。くらくらでひりひりする。

  • 他人の夢をのぞきみてるような、そんな感覚。

    いちばんすきな話は『はねる』。
    あと『朝のバス停』のパパとむすめがすき。
    あと『肉屋であなたと握手』での弟のセリフ「兄ちゃん大変だ UFOにみかん入れるとすごい旨い」がツボ。

  • 大好きだー!不安定な線の中で描かれる個性的な世界観は言葉と感情がシンプルに伝わってくる。作品からはやさしさとギリギリのところで見せる力強さも感じた。印象的なシーンはいくつもあるけど「線路と家」のラストシーン最高!

  • 舞台はおそらく日本なのですが、不思議な建造物や出来事などファンタジーな雰囲気があります。
    一癖ある登場人物には、なかなか他者と分かり合えない孤独を感じます。
    それでもほんの少し互いの心が触れる瞬間があり、ふわっと温かい愛に包み込まれます。
    ハッピーエンドすぎても興ざめだし、バッドエンドは気持ちが重くなりますが、この作品はどれも絶妙なラストだと思いました。

  • ハイセンス!!
    なんでこうも宮崎夏次系先生の作品は僕の心を掻き毟るのでしょう。
    それは僕が思春期真っ只中の学生だからでしょう。
    そんな情緒が安定しない僕達学生だからこそ共感できるものがあるのだと思いました。
    それにしても宮崎夏次系先生って下手なように見せ掛けて絵がうまいよなと感じます。
    それと女の子が可愛い。

  • 宮崎夏次系さんの描く女の子は、どこかアンニュイで儚げで、可愛くて色っぽくて、大好きです。
    一方、男の人(オジサン)は汚くてキモチワルくて、それがまた女の子たちを引き立てる。

    ちっぽけな人間が頑張っても、世界はもっと大きくて、また朝はやってくる。そんな感じ。

  • 閃光弾ぶちこまれて脳内ホワイト・アウトさせられた。

    砂糖で作ったお城みたいに、幸せで甘くて、でも脆い。

    お人形パパとチューリップ男の話が特に好き。

  • 一見すると、サブカル臭がするわけのわからない作品のように見えるが、話の中心にあるのはわりと普遍的で王道なものなので、実は結構読みやすい作者だと思う。

  • これらのキーワードが応用問題として出題されてる

  • 救わない話を書く人だと思ってたら、救われる話だった。全部。
    『この人にかかった呪いを 僕がとければいいのに』

  • 絵があれだけど、話はふむふむと読める。話が書ける人だと思う。

  • 2014/9/19購入
    2014/11/14読了

  • なんだかすごくPVというか、映像のイメージが湧いた作品集。
    一見わけ分からない話のようにも感じるけど、中心にあるのはシンプルなストーリーのような気がする。

  • 話にひとつは感情が爆発するような場面がありますがそこが良いです。作者の画力が活きてきます。小洒落たスタイルを超えたものがたまに感じられて良いです。

  • この作品集の魅力は『解放感』にあると思います。
    髪をなびかせ、服が風を孕み、彼らは飛ぶ。家族や社会常識や罪悪感、恨みとか、かつては好きだった人…そんなしがらみから解き放たれる瞬間ーー。
    シュールな絵面、少し不安定で繊細な線が描く浮遊感がすごく気持ち良い。
    鬱々とした閉塞感を吹き飛ばします。
    鬱屈した感情を抱え込みやすい人には特にオススメです。

  • 短いストーリーのなかに、必ず刺さってくるシーンやセリフがある。頭の中で何度も繰り返したくなるようなものが。

  • 人にプレゼントしたくなる本

  • 「はねる」が心に染みました。一番すきです。
    1つ1つ重いテーマでも、心情が、きらきらこぼれそうな瞳や、日常的な台詞で表現されていてすごく素敵な作品でした。
    また宮崎夏次系さん、読みたいです。

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