鬼灯の冷徹(11) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
4.08
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本棚登録 : 2008
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063872699

感想・レビュー・書評

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  • 亡者のあちらをおもいっきりお噛み申し上げるというジャブに笑いすぎた(笑)

  • 相変わらずの暴走ぶりが大好きです。座敷わらしの二人がだんだん成長していくのが楽しいです。

  • 初版 帯

  •  座敷童ちゃんたちがかわいすぎて。
     かわいいのに、暴力的。ラブ。
     そしてお香姐さんも素敵。

  • ---

    21/11/2015 本棚追加

    ---

    安定の面白さw
    加々知さん登場!
    髪の短い鬼灯様かっこいい!!!!

    自分本当に、虫が苦手なので、
    作者さんの虫の絵が上手すぎて、リアルすぎて、
    読むの飛ばしたかったくらい気持ち悪かったけど、
    やっぱり面白い笑

    座敷童子ちゃんは、安定の可愛さw
    鬼灯様にしっかり仕込まれてる感が半端ない。ツッコミの感じとか笑

    あと、鬼灯様の怨念がこもりにこもった、オブジェ、なかなか好きです。
    そして、それを自由にアレンジしちゃう茄子はおもろいw

    それぞれのキャラが今巻も活きてました

    END
    ---

  • 神無月に出雲に集まった神様たちが、そんなことをしていたとはねぇ。…下世話な日本の神々!!
    いまの振る舞いを反省したり改めようという気も特別ないけど、なんかいろいろじんわりくるところがこれの怖いとこだよ。

  • tsutayaレンタル。

  • シロちゃんいい子・・・泣ける!!

    ・・・と思ったら、最後に持ってかれました(笑)

    今回も笑いが止まらなかった☆

  • 1~11巻読了。

  • 『会社の怪』
    鬼灯様、人間態になると、目付きの悪さが増しますね。でも、個人的にはゾクゾクできてイイかな。基本、鬼灯×マキなので、二人が絡む話は好き。マキちゃんだからこそ言える、鬼灯へのイメージですよね、これは・・・的を得すぎていて笑うに笑えないけど。私の務めてる会社はクリーンだと思いたいっつーか、嫌でしょ、生首持ってる女は。霊能力には興味があるっちゃあるけど、こんな『凄い人』タイプやら、天井にびっしり生えてる集合霊を見る事を考えるとなぁ、しみじみ思った回。還暦間近で霊能力に目覚めたオッサンが、祓い屋としての第二の人生を歩む漫画・・・・・・読む気にゃならんかなぁ
    『必殺仕事鬼』
    タイトルが物騒だけど、鬼灯様を表する言葉としてはシックリ来る、来ちゃう。でも、鬼灯様の勇気、度胸、いや、無双っぷりには脱帽だし、真似もできん。このオーダーの頼み方は、カッコイイと賞賛できるレベルの範疇を超えている、明らかに。そうか、曲がり角ゴッツンコは神様が作った縁なのか。それなら、実際に見た事が無くても、フィクションで頻繁に使われても納得だ。篁さんの全力ツッコミも見られる、中々にインパクトのある回でした。やっぱ、鬼灯様は他人(神?)が作った運命に頼らなくても、マキちゃんをゲッツする気満々なんですかね?
    『むし』
    私は江口先生の描く愛嬌のある動物達が好きだ。だから、余計に、先生の画風で描かれる虫にはゾワゾワさせられた。私も男なんでね、兜虫や鍬形、蜂はまぁ、嫌いじゃないですよ。けど、あくまで遠目で愛でる分には、です。いきなり、突きつけられたら、逃げるとか以前に、手が出ます、自信があります。地獄落ちで動物らに罰を与えられるならまだしも、訳も判らぬゲテモノデザインの虫に呵責されるのは御免蒙ります。そうならない為にも、今からでも遅くないから生活態度を変えよう、そう決心させるに足りる回。にしたって、鬼灯様の計画はSだなぁ。それに、柿助は地獄のそこら中に、パンドラボックスが転がってるw
    『地味庁』
    禊萩さんよぉ、華がない上に仕事も出来ない、なら問題大ありだが、仕事は人並み以上にこなせるのだから、存在感が地味なくらい気にするなよぉ
    けど、実際問題、自分の地味っぷりがコンプレックスの人にゃ、「あなたみたいな縁の下の力持ちが、組織には最も重要なんです」なんて月並みな慰めは、まるで意味を成さないんだろうな
    でも、正味、イケメンな猫、略して、イケにゃんの方が印象に残ってしまった回
    『お香姐さん』
    正ヒロインポジションかどうかは置いておいて、少なくとも、唐瓜と同レベルで好いているファンの数は多そうなお香姐さんを中心に回っている回
    しかし、実際、内面を曝け出しちゃっているのはお香姐さんより、唐瓜
    ホント、この歳(?)で捻れた性癖に達しちゃってるな、彼は
    あと、思ったのは女性に好かれる女性は男にもモテるって事、世の中の真理に近づいているのは案外、ニューハーフ属
    基本、爬虫類がダメじゃないから、家に遊びには普通に行けるけど、無数の蛇に見られている中で事に及べるかっつーと、話は別問題になってくるな、うん
    最終的に、茄子がオチを付けているのもイイ
    『エキセントリック不思議妖怪』
    座敷童女‘sがあろうことか、いや、予想通りに鬼灯色に染まっていた事は悦ばしい
    座敷童子が生まれる理由には諸説あるにしろ、元が人間だからか、妖怪になっても、やる事は人間に近しいってのも好印象
    重そうな角度のある蹴りを繰り出すなぁ、黒い娘の方は
    九十五頁の2コマ目の桃太郎の文句、「あ、俺、ちょっとウマい事、言ったんじゃね」感が滲み出ていて、ちょっとイラッとした。なので、蹴って良し
    桃太郎を初めとして、他のメンバーは嫌がるだろうが、個人的にはこの二人には芯に響いて残る打撃系より、ジワジワ痛みを課していく絞め技や関節技を教え込みたい
    何っつーんか、鬼灯様の意外な弱点(?)が露呈した回でもあったな
    ファンではあるけれど、さすがに、そのネーミングセンスは「ええ?」って感じである
    まぁ、ともかく、これからも鬼灯様に懐いてあげて、一子ちゃん、二子ちゃん(・・・どっちかってーと、壱子・弐子の方がメジャー所の妖怪っぽくていいのでは)
    『恨みつらみあってこそ』
    やっぱり、初代補佐官だな、伊邪那美命様ぁ、顔からしてインパクトに残る
    唐瓜はそう言ったが、とことん、自分をブラさない、ブレさせない鬼灯様は『罰ゲーム』って単語が似合う、と私は思う。しっくり来すぎて、逆にタブーって事を示す良い例だろう
    この作品、時たま、鬼灯様の発言に物騒な自論が飛び出すも、それが真っ向から、「一から十まで間違っている」、そうキッパリと断じれるほどじゃないのも、魅力の一つ
    確かにそうだな、と漫画を読んでいる時とは思えぬほど、真面目なノリで同意してしまう
    嫌な、って点は否定しづらいが、有言実行する難しさを鑑みると、出来ちゃっている鬼灯様は凄いのだろう
    補佐官に必要な能力の一つは、目の前の相手の立場が上だろうが同じだろうが下であろうが、その時の状況に見合った最善の先手を打てる事か?
    ハッハッハッ、唐瓜、今更、何を言ってるんだ(笑)
    ぶっちゃけた話、恨みって感情は、恨まねばならないほどの原因を負わされた当人にしか、その深さや濃さが判りません、いや、本人もよく理解できてないのかも。大爆発で洒落にならない状態こそ引き起こすけど、一旦、感情を外に露わにしちゃったら、消えはしないけど、ブスブスと心の奥底で燻りながらこびり付き続けるモノですから
    世間一般的な、恨みに対する印象を持ってて、言葉で正確に伝えられない唐瓜は良くも悪くも普通だなぁ
    そう言う意味では、鬼灯様の特殊な怨恨を、芸術家特有のセンサーで感じ取り、漠然としながらもカタチに出来ている茄子は、鬼灯様の本質をよく理解している? 基本、ホオモモ派だが、私は「同性愛ならどのCP推し?」と聞かれたら、少し迷った後に、「茄子×鬼灯」と答えるかも知れん
    しっかし、伊邪那美命様が恨みに関して語ると、尋常じゃない説得力が有り余る
    純粋っつーよりは、原初の恨みだもんなぁ
    そんな伊邪那美命様と意気投合が適っちゃってる茄子、やっぱ、面白い子っっ
    今後、また、この二人の絡みは見たい
    よくわからないけど、何やら凄い、それが白澤
    彼の好い意味での忘れっぽさは、素直に見習いたいもの
    茄子の芸術家そのものな、型に嵌らないどころか、型をブチ壊す芸術性は鬼灯様すら唸らせる
    芸能人で絵がプロ並みの人より、とことん下手な人の方が持て囃されるのは、やはり、残る印象が強いからだろうなー、と新しくなって良くなった(かは微妙)伊邪那美命様の邸の玄関を見て、しみじみと思った回
    『休め日本人』
    扉画が鬼灯様の隙だらけの一瞬を切り取っている感じがして、イイね
    現世だろうが地獄だろうが、いちゃうんですねー、人の話が右から左で、「イチイチ言わにゃダメだ、コイツには」と上司に呆れさせる、へんに怒りにくい部下って
    地獄が元旦、休むに休めない理由がやけにリアルでシビアで、笑っていいものか迷う
    餅はなぁ、凶器だよなー・・・うん。毎年、大騒動になっているのに、食い意地が衰えない元気な老人どもが、全く懲りずに挑戦して、犠牲となる。人生の先輩らに、こう言うのもなんだけど、学習してくれよぉ
    やっぱ、鬼灯様も働きすぎて疲れてるのかなぁ、と憂いてしまうほど、キレたツッコミっぷりがヤバス
    地獄の食堂に犬用のオヤツがある、その気遣いにキュンとさせられるなぁ・・・っつーか、どこが違うんだ、このお汁粉?
    死の概念は現世でも、地獄でも、やっぱり、答えが出ないんでしょうネェ。極端で乱暴な例えですけど、空気と同じで自分の傍に存在する事は自覚できても、その存在を目視できない訳ですから、一般人には生きている間は理解する事は、まず不可能かなー。仮に、『死』の形が見える特殊な人がいても、それが見えているのはその人だけですから、どう巧く説明されても、100%は理解できませんし・・・やっぱり、死を考えると眠れなくなります
    そう言う意味では、鬼灯様を癒せるのは、良くも悪くも天真爛漫で、おバカちゃん花丸印のマキちゃんか?
    どこであろうと、フリーダムな生き様を貫く、そこが猫のイイとこ悪いトコ
    現世で真面目に働いていたからこそ、地獄で働くとなると、ハメをたまに外したくなるのかも知れませんねぇ、牛も馬も
    門番の役目はまぁ、逃さない、これに尽きますから、ティラノザウルスはケルベロスに次いで、怖い門番に向いている動物かも・・・あ、やっぱ、まだ、リフレシュできてねぇっすわ、鬼灯様、目が澱んじゃって、発言が普段に輪をかけて物騒
    確かに、会社勤めをしていると、休みたいけど休みたくない、と心の片隅で思う時はある。午前中は無心で楽しめるんですけど、午後のふとした一瞬、現実に引き戻されて、仕事の事を考えると、そのまま悶々とし続けちゃうんですよ
    シロみたいな、上司思いのアグレッシブさを発揮してくれる部下が欲しいなぁ、と思った回
    ・・・でも、その提案、鬼灯様を休ませる気があるのかな、とも思っちゃったり(笑)
    『古代エジプトの歩き方』
    エジプトの“死後の世界”も結構、日本じゃメジャーな感じですよね
    役割とか生い立ちは知らなくても、名前やビジュアルは某ゲーム・・・伏せても意味ねぇか、メガテンやペルソナシリーズで馴染みがあるからか、知っていたりして
    商談上手な鬼灯様も素敵でいらっしゃる
    犬であるのを忘れてるって、シロ、ちょっとアホすぎて可愛いわw
    いや、ちょ、ネム、マヂメに怖すぎっすわ、江口先生。夢に出てきて、チビッたらどうしてくれんすか
    住民にフランクに受け入れられてるなぁ、アヌビス様。自分の決めポーズを律儀に守るあたり、妙に人間臭くていいな。でも、ホント、正面からの顔は違和感ましまし
    さ、さすが、神秘の国・埃及。猫もオリエンタルなイケニャンか・・・顔の彫りに影響を与える血の恐るべき濃さに絶句
    トト登場。けど、やっぱ、彼の方がアヌビスより格上と知識の上では理解してても、いざ、エジプトの神様をイメージするとなると、名前も姿も真っ先に浮かぶのはアヌビスかなぁ
    っつーか、これはわざとのボケか、それとも、リアルな勘違いか? いや、それ以前にツッコミを入れるべきなのは絵なのか?
    叩いちゃった陰口をバラされて焦るあたり、やっぱ、人間臭い
    有名な一場面を、いつもと同じ視点からでなく、他の箇所、特に裏側から見るのも、成長には不可欠、そんな事を諭したい訳じゃないだろうが、何となく思った
    こればかりはシロを無礼と責められん。確かに、レベルの高いイケメンだ、オシリス王
    でも、こう言う美男子ほど、案外、ド変態だったりするんだ、とやっかんでみたり
    そうですよねー、裁判はもっとシンプルになるべきですよねー。苛々する、とまでは言いませんが、こんなダラダラやる必要あるのかよ、時間と金の無駄だろ、と呆れる時はある。確実に真っ黒なら、やる必要ねぇだろ、とも思う
    シロ、やっちゃったなぁ・・・・・・完全な悪意があっての事じゃないから、鬼灯様も余計にピキッと来たんでしょうね。でも、まぁ、何だかんだで甘いから、そんな酷い折檻はしないだろう・・・・・・多分・・・きっと
    とことん、鬼灯様はワーカーホリックだな、と感じた回
    あちゃー、やっぱ、ガッツリと書いちゃったよ
    でも、それだけ、愛を語りたくなる漫画なのだから、許して欲しい

著者プロフィール

2010年、『非日常的な何気ない話』で第57回ちばてつや賞佳作を受賞。
その中の一編「鬼」に登場したキャラクター・鬼灯を主人公にした『地獄の沙汰とあれやこれ』が「モーニング」2010年32号に掲載されデビュー。
その後数回の掲載を経て、タイトルを『鬼灯の冷徹』と改め、約9年間連載。新連載『出禁のモグラ』は絶賛連載中!

「2023年 『出禁のモグラ(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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