ヴィンランド・サガ(11) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.21
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本棚登録 : 1286
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063878011

作品紹介・あらすじ

11世紀、ヨーロッパ中に恐怖を撒き散らした戦闘民族、ヴァイキング。その中でも最強の戦士「ヨームの戦鬼」と恐れられた男・トールズは息子を授かり、トルフィンと名づけた。最強の武力を誇りながら戦争を嫌い、剣を捨てて本当の戦士になろうとしたトールズはしかし、幼い息子を残して戦死した。トルフィンは戦場で戦いながら成長し、やがて精強な戦士となった。
この物語は、本当の戦士を目指すトルフィンを描く、ヴァイキング叙事詩である。

イングランド・デンマーク2国の王位についたクヌートは、覇業を加速するべく有力な豪族たちの土地の接収を密かに決意。その最初の標的は図らずもトルフィンがいるケティル農場となった。王と奴隷、まったく別の道を進んでいたクヌートとトルフィンの運命は、激突する形で再び急接近を開始した。

感想・レビュー・書評

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  • 少女マンガの王子様のようだったクヌートがすっかりダークサイドで生首パパンと親子の会話。どうしてこうなった。話しが動いてクヌートとトルフィンが出会いそうな雰囲気。エイナルは地味にいい男。トルフィンの父ちゃんが好きそう。
    謎の逃亡奴隷は史実でトルフィンとセットで語られるあの人?

  • ついに農業サガを脱出しまたもや血みどろの戦いが始まる予感。クヌートがすっかり漢くさい策士になり、トルフィンが働いている農場を没収しようと謀るのであった。
    親父の首と語らう修羅まっしぐらなクヌートと農業修行で悟ったトルフィンの運命が今後どう交錯していくのか?目が離せませんわ。
    シリアス続きだが巻末の4コマは思わず吹き出す。やっぱり講談社の看板は宇宙兄弟と進撃の巨人でなくヒストリエとヴィンサガです。

    農業サガと揶揄された農業編が終わった途端にひたすら血・内蔵・死体と血生臭描写120%増し。
    プラネテスを読んだ諸兄はご存じだろうが、幸村誠は本来農業サガに見られたような内面探求系(ポエム系)作家であり、スタイル的にヴィンサガのような殺伐戦闘からは結構かけ離れていた。
    こんなに苦心して自分の作家性を売れる方向に修正しようとしている作家は幸村誠くらいで、その苦心惨憺の跡を見るにつけ目頭が熱くなるのだった。農業サガとか言っていじめてる子はプラネテスを読んでほしい。幸村の成長の軌跡が見て取れる。

  • 追いつめられると怖いです。

  • 初キンドルストア、で、読んでなかったとおもったら読んでいた。orz 発売日(登録日?)にだまされました。内容は、十分面白いです。

  • 表紙、かっこいいっすね。
    奴隷編が始まって結構経った気がしますが、「二人の運命が再び交差する!?」って感じで、次巻が楽しみな終わり方になっております。

    しかしあれですね、クヌートとトルフィンの対比で話が進んでいくんですね。
    んで、レイフのおっちゃんが不変(老けてくけど)てな感じ。
    最初クヌートが出てきたときはこんなことになるとは思いませんでしたw
    二人の信条も交差するように変わっている気がします。トルフィンが父とアシェラッドのことを理解した時、クヌートとどう向き合っていくことになるんでしょうね。楽しみです。

    それはそうと、あの脱走奴隷さんはなんだったんだろう?

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「表紙、かっこいいっすね」
      読みたいと思っているのですが、図書館に無いので、、、
      幸村誠は「プラテネス」が良かったので、期待大なんです。。。
      「表紙、かっこいいっすね」
      読みたいと思っているのですが、図書館に無いので、、、
      幸村誠は「プラテネス」が良かったので、期待大なんです。。。
      2013/09/19
  • 表紙のクヌートがカッコイイ!!本屋で平積みになっているのも僕は嬉しかったです。

    この巻はどんどん闇のほうに向かうクヌートの深刻な表情と、人間らしさをとりもどしていくトルフィンの笑顔に見られる、二人の正反対な心情が印象にのこりました。出会った頃からこの巻までで、長い時間が過ぎましたが、人ってここまで変わってしまうものなんだと、感じました。

    次巻ではいよいよこの二人が再会するのでしょう。何が起こるか、この先の展開が読めません。だからこそ楽しみです。
    ただ、次もだいぶ先なんだろうな~。

  • 子を思う心
    人間のサガ

  • クヌート王が大義のため、ケティルの農園を奪おうとする。農園にはトルフィンがいるので物語が大きく動きそう。

  • クヌートとトルフィンの再会はどうなるのか

  • お前、王子か!?と突っ込みの入りました。
    ひっぱりすぎて次巻が楽しみ。
    あと漫画版風の谷のナウシカ並みのどろどろした王宮、てーかクヌートでした。
    5巻以降がみつからなかったので、断捨離の時に捨ててしまったのか自分にがっかりです。

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著者プロフィール

1976年5月4日生まれ。神奈川県横浜市出身。血液型B型。
「モーニング」掲載の『プラネテス』でデビュー。現在は「アフタヌーン」にて『ヴィンランド・サガ』連載中。
2002年、第33回星雲賞コミック部門賞受賞。
座右の銘:「あ、一瞬待ってください、じゃ半日でもいいです」


「2023年 『ヴィンランド・サガ(27)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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