夏の前日(3) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063878295

感想・レビュー・書評

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  • 晶の欲と哲生の変化が描かれた、いい巻だった。絵を描くことに集中し、それと向き合う、つまり孤独な哲生を求める晶。そのために与えるものは与え、甘やかしてはいけないところには線を引き、安易な好意の表現は許さない。「孤独」を「独占」したいという矛盾にもちゃんと自分で気づいているところがいい。

    哲生のモチベーションの高さは、はなみからのインスピレーションでもあったし、気づかぬ恋心の行先でもあったように思う。自分の絵を描くという海で泳ぎ、恋に破れて震えて帰ってきたのは晶のもとだった。「だから俺は晶目指して戻ってくればよかった」という台詞は、決して海の話ではないと感じた。最後の話は、今までの哲生を描写した、静かに、切ない話だった。

  • 黒ストッキング好きなんだ。
    ふぅん。(褒めてますw
    まさかの足責めが拝めるとは思いませんでした。

  • こんな雰囲気を描き出すのにはどうしたらいいのだろう。
    どう生きればいいのだろう。
    何を感じて生きてきたのだろう。

    心情表情の描写がハンパない。

  • 「はなみ」の謎が明らかになった巻。晶さんがいるからそれでいいじゃん、と思わないでもないけど。

  • 哲生のどっちつかずなとこは嫌だなぁ。おいしいとこだけもらう、っていうか、なんていうか。多分、私は芸術家肌の人とは合わないんだわ。あとね、黒のストッキングってそんなにいいものなの?(笑)

  • 哲生とうとう失恋。女性目線だからか、哲生にはモヤモヤさせられる。晶だけ見てればいいのに。アホだなー。

  • 私もこういう恋がしたいなぁ…

    生活感のないくらしに憧れます

  • なんか小説みたい・・・・
    ジメッとした感じが色っぽかった。

  • 「仕事 大事にできない奴が女のこと大事にできんのかよ」「女のこと大事にできない奴が 仕事できんのかな」(哲生)/「関わられちゃ迷惑みたいな顔してもだめよ」「あたしめいっぱい関わるんだから」(晶)。そして、一番の友達の森が、新しい彼女としてつれてきたのが、哲生がひそかに憧れていて、創作の源にもなっていた「はなみ」。ありがちといえばありがちな展開だけれど、さてどうなることやら。

  • これはまた……誰が悪いわけでもなく、惑う。

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著者プロフィール

1998年、第4回MANGA OPENにおいて『水と銀』でわたせせいぞう賞を受賞。1999年、読み切りシリーズ『水と銀』(現在は『水の色 銀の月』に改題)にて「モーニング」でデビュー。2001年より「イブニング」にて『恋風』を連載、2004年にアニメ化。2009年より2014年まで「good!アフタヌーン」にて『夏の前日』を連載。

「2015年 『蟲師 外譚集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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