夏の前日(4) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 322
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063879087

作品紹介・あらすじ

それは、ある日突然だった。 「はなみ」が、森の彼女、小早川華海として現れた。戸惑う哲生の心の壁を、あっけなく越えてくる。 晶がしてくれたように、晶にやさしくしたい、晶のことだけを考えていたい、はずなのに――。

感想・レビュー・書評

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  • 「はなみ」との関係が少しだけ進展。晶さんとの関係は最終巻でどうなるのか?

  • おまけまんがの哲生は好きなんだけどな。褌に眼鏡で異常性が増したという晶。あなたが着せましたよね(笑)

  • 絵描きってやっぱり一般人にとってはかっこいいなぁと思っちゃう対象。
    でも、悩むのが趣味、と言われてたように、そんなに高尚すぎる位置に置きすぎるのも本当は違うんだろな。
    この2人の行く先が気になる。

    あとやたらエロい。

  • あぁ、ついに終わりへ向かうスタートが切られた…。
    華海と哲生の接触、それは哲生と晶の終わりが始まったということ。
    まだ表立った関係の変化は見られなくても、確実にボールは転がりはじめてしまった。
    それを大人の晶だけは痛いほどわかっているわけで、、
    あぁあーーエロ切ない!晶が切ない!こんなにエロ着物美人なのに!

    と、まあ本編はさておき、今回はおまけ漫画がお気に入り。爆笑。
    本編は真剣にエロ切ないのに、それをこう茶化してくるとは。ふいうち。
    晶も哲郎もたいがいやな。
    関係が終わりへ向かう前に、この2人で笑かしてくれてありがとうございます。

  • 本編も相変わらず面白いが、巻末が最高によかった(笑)ふんどしにメガネ… 分からなくもない(笑)

  • 「ハナミ」の存在がかき乱す。
    でも然程関係が崩れるわけでもなく、やはりある意味バカップルなのでした。

  • いたい、痛い…悩むのが趣味ね

  • 俺も甘やかしてほしい・・・

  • 青木が、憧れてたけど声もかけられなかった女の子が、親友・森の彼女としてあらわれた。「花を描くのに理由なんてあるか」。描きたいだけだと自分にいいきかせることで、ようやく押さえ込んだかに見えた想いが、晶に見られることで、複雑な様相を呈していきそうなところでこの巻は終わり。巻末のフェチ漫画はこれからもつづいていくのだろうか。おもしろい。

  • どーか、幸せになってほしい。゚(゚´Д`゚)゚。


    しかし、晶さんエロいな

  • 2013/07/05
    ⇒まんだらけ 420円

    チェックもれしっとったー

  • 青木くんが華海に惹かれてることがつらい。でも彼を嫌いにはなれない。どうか、晶さんが隠している素の姿に気づいてほしい。余裕ぶって大人の女を演じてるだけなんだよ。本当はかわいいんだよ。

    個人的に、華海の言動が気になる。あれを天然でやっているはずだ。もし計算だったらあざといのよね…。晶さんにはああいう行動はできないのよ。

  • もー、なんつーか、すき。
    作中の季節がちょうど今なのがすっごくいい。

    皆様のレビューを見ると、あのシーンの解釈も
    さまざまあって興味深いですな。単純じゃないってことだよね。

  • 「親友の彼女」として登場した華海。華海に少なからぬ好意をもっていた哲生にとっては、遠ざけておきたい存在だった。しかし華海の髪に触れ、華海の名前を口にし、華海本人は哲生の心の壁をいともたやすく乗り越えてくる。終いには、哲生は華海の写真を入手してしまう。彼は華海を完全に「対象化」できてしまったのだ。

    だから華海の絵が描けた。1巻で晶の顔を描けなかった哲生は、華海の顔を描けてしまった。

    4巻は番外編(こちらもとてもよかった)が長く、本編はここで終わっている。この直接的ではない三角関係で、哲生は華海への気持ちをどうするのか。晶は哲生にどう接するのか。特に、派手な喧嘩でもできればいいものを、ああいう形で済ませたことで、晶の本心は哲生に伝わっていない。言葉にしなかったことで、晶はひとつ鬱屈としたものを抱えたままなのだ。晶の心情がどう動くのか、次巻は特に気になるところ。待ち遠しい!

  • 今まで見るだけだったはなみが哲雄の頑な心の壁の中にずかずかと入り込む。

    晶は描けなかった。はなみは描くことができた。
    それを知った晶は、静かに何かを悟るのだった。

  • 安定の基已節炸裂。ホントダメな主人公描かせたら最高だよね。水銀が今ひとつなのは、森があれで全然ダメ野郎じゃないからなんだなと、再確認する、青木君のダメダメっぷりが愛おしい。

  • 目次だけでも内容が読めてしまうかも、とスルーして読み進めてたけど、21話「華海」からの22話「華海 華海」で、もうそれだけで苦しくなる。

    美しい物に惹かれてしまうのは絵を描く人間としてはしょうがないのかもしれないけど、哲生はそれだけじゃないだろうと思えるから、モヤモヤする。

    華海もまさか哲生がそういう気持ちだとは知らないからあんな風に懐っこいんだろう。読んでる側からすれば「自重しろよ…!」なんだけど。

    哲生のスケッチブックに描かれた華海を見た時の晶を見て「よし、哲生を責めろ」と思ったら別の意味で攻めて、そしてあの表情でこちらの涙腺が壊れた、唐突に。切なかった。最後寝る時の二人の距離も。

    哲生に「しっかりしろよ!」という気持ちはあるけど、全面的に責められな、いやでも気持ちが華海に少しでもある時点でやっぱりちょっとお前さあ、いやでも…。とぐるぐる。

    続きを知りたい、でも怖い。こんなに緊張しながら読むマンガもなかなかない。

    そして井上のショートにほんわかしつつ、官能おまけまんがで笑う、このギャップ(笑)

    【追記】読み返して、あのシーンで重要なのは「自分(晶)じゃない女(華海)を描いてる」事よりも、「人を描けないと言っていた哲生が人を描いていて、それが自分(晶)ではない」ってことなんだと気付いて、さらに胸がギュッとなった。

  • 夏の前日 4巻:哲生と晶、蜜月の終わり
    http://orecen.com/manga/thedaybeforesummer04/

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著者プロフィール

1998年、第4回MANGA OPENにおいて『水と銀』でわたせせいぞう賞を受賞。1999年、読み切りシリーズ『水と銀』(現在は『水の色 銀の月』に改題)にて「モーニング」でデビュー。2001年より「イブニング」にて『恋風』を連載、2004年にアニメ化。2009年より2014年まで「good!アフタヌーン」にて『夏の前日』を連載。

「2015年 『蟲師 外譚集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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