夏の前日(5)<完> (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 302
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063879889

作品紹介・あらすじ

華海は簡単に涙をながし、「哲生君が彼氏だったらよかった」と哲生に言った。 晶は決して泣くことはなく、「じゃあ、またね」いつもそう言って、哲生を見送った。 孤独に満ちた哲生を愛した晶と、そのやさしさに応えたかった哲生。それは永遠の片思いのような恋――。

感想・レビュー・書評

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  • 2015/12/15、水の色銀の月から一気読み。

    哲夫は勝手だ。
    あのまま何も気付かずに部屋を出ていくのかと思って本当に腹立たしかったし悲しかった。
    最後に話せたのは良かったんだよ。

    捨てられるのまで含めてが若い男との恋愛なのかもしれないけど、
    はなみの魅力が分からなかったから納得がいかない。
    晶を捨ててまで、しかも手に入らないのに、それでも想うほどの女なのか。
    水の色でもそんな魅力のある娘ではなかった。

    哲夫との初めての時、
    「今感じる全部、一生残る」と思っていたいた晶は、
    あれから幸せになれたかな。
    どこか外国でひたすら包容力のある大人の男の人に甘えるとかしてると良いな。

    悲しかった……。

  • いろいろ噛み締めて、振り切ったラスト。嫌いじゃないです。
    人の心って面白い。じわじわと積み上げてきた衝動が堰をきったときが見もの。
    夏の前日、ってタイトルに相応しく、ひまわり、青空、日傘、海、たくさんの情景が焼きつくお話でした。
    この後を…と思うと、前作になるみたいだけど、絵がまるっこすぎて、キャラも全然違う人に見えるので読む勇気が出ません。今の絵が好きです。

  • ついに終わってしまったのが残念。それにしても青木の男子大学生らしい身勝手さが妙にリアルな作品だった。

  • 頭が心が全身が熱くなる。
    涙止まらない。震える。
    絵が世界を語ってる。

  • 芸術家って夢の中で生きてんのかよ。一生さみしく独り身でいろ。くっついたらくっついたで、元カノと比べそうでやだ。といいつつもこんな話、大好物なんやが、ザマァ展開がないとすっきりせんな…こころ掻き乱されるくらいには感情移入できました。

  • 大好きな作品。月に一度は読み返してしまう。主人公のてつおは表現すること、生きることに素直で情熱的で精一杯で、作品そのものもてつおの溢れるような感情や世界を鏡でうつしているようでした。個人的には男ではないですが、表現することに無我夢中で、表現していないといられないてつおの気持ちも、その表現すること、生きることに直結するような存在のはなみに惹かれるてつおの気持ちもよくわかるし、てつおに惹かれるけれどそのままでいてほしいと願う晶の気持ちも共感できたので、とてもどきどきしながら読めました。てつおに関しては賛否両論あるようですが、個人的に晶さん同様ああいう自分の世界をもっていて、自分の気持ちに素直で、放っておくと遠くにいくような人が好きなので晶さんの気持ちにうわぁとなりながら最後をむかえました。でも、やっぱり一緒にいられたことが嬉しいに決まっているから。晶さんもさみしいけれどふと思い出しては微笑む人なんだろうなと思います。(あと時々ぷりぷりしそう笑そんな晶さん。)読めば心にとまる作品だと思います。色々言ってしまいましたが、好きな要素はたくさんまだまだあります。大好きな作品!

  • 嘘をつけない不器用な画家の卵みたいな主人公と絵をかいてる時の突き放したような表情に惚れた画廊の女との恋愛話。
    主人公が可愛いと言えば可愛い。

  • 完結……しました……。
    ぶみゃあああああ。
    二人がどうなるかはわかっていたけれど、やはりぶみゃあああああ。
    青木くんは晶が持っていた、ただ一つの思い出も持って行っちゃったんだなあ。
    顔を描くことができたというのはよかったけど。
    でも晶は予感通りにこれからも青木くんの絵を観られるだろうからいいのか。

    しかしこれは、恋空よりも「水の色銀の月」の重版?か新装版をした方がいいんじゃないか?
    私読みたいです。在庫がもうかなりあやしいです。

    それにしても相変わらずエロい肢体でした。

  • かなりよい。巻末のおまけマンガが素晴らしいね。どれだけ時間を重ねても駄目なものは駄目なんだなあ。必然性しかないエロが素敵。

  • ついに5巻読了
    夏の雰囲気がものすごく伝わって来て夏に恋い焦がれるし、胸が痛い

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著者プロフィール

1998年、第4回MANGA OPENにおいて『水と銀』でわたせせいぞう賞を受賞。1999年、読み切りシリーズ『水と銀』(現在は『水の色 銀の月』に改題)にて「モーニング」でデビュー。2001年より「イブニング」にて『恋風』を連載、2004年にアニメ化。2009年より2014年まで「good!アフタヌーン」にて『夏の前日』を連載。

「2015年 『蟲師 外譚集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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