- Amazon.co.jp ・マンガ (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063880571
作品紹介・あらすじ
改暦を懸けた「三暦合戦」。渋川春海の推す授時暦は、最後の勝負で予報に失敗した。これで事業は頓挫、春海は絶望の底に追い込まれた。無為の日々を過ごす春海に、あの関孝和が名指しで設問したとの報せが。尊敬する関の設問を見た春海は、その意図を知り彼の自宅を訪ねるが……!? 絶望から再起へ、感情は膨らみ爆発する! 名場面満載の第八巻!!
感想・レビュー・書評
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関さん登場!渋カッコいいです(*^^*)
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内容紹介
改暦を懸けた「三暦合戦」。渋川春海の推す授時暦は、最後の勝負で予報に失敗した。これで事業は頓挫、春海は絶望の底に追い込まれた。無為の日々を過ごす春海に、あの関孝和が名指しで設問したとの報せが。尊敬する関の設問を見た春海は、その意図を知り彼の自宅を訪ねるが……!? 絶望から再起へ、感情は膨らみ爆発する! 名場面満載の第八巻!! -
"「今度の勝負は何年かかるのです?」
「じゅ 十年
ッ!?では…なくて…いや… そッそれよりは早く成就させる 必ずだ」
「一年の次は三年 その次は十年ですか……
大体あなたが期限を守った事があるのですか?」
「う…うん…まあ…」
「家が許すのでしたら 今度こそあなたが期限を守る様
傍で見張って差し上げます」"[p.106] -
三暦勝負に敗北して改暦はなりませんでした。その理由がわからない。絶望に沈む春海の前に現れたのは、関孝和。
大いなる才能に打ちのめされ、憧れと尊敬がある意味神格化さえしていた存在からの呼び出し。彼との出会いが、再び改暦への歩みを取り戻させます。
新たな伴侶のえんと目出度く結ばれ、己の人生を駆けた改暦へと進むだけです。
ま、えんさん艶やかでうらやましいわ。 -
借りて全巻一気読み
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人との縁が増えれば増えるだけ、今生での別れも多くなる。算哲は親しい人を亡くし、暦に精魂込める生活を送っていた。彼を正気に戻らせたのは道策の天元。いやぁ、道策は成長したなぁ。
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絶望の春海スタートです。
実際年月も随分経ってきているわけで、一気に老け込みます。普通ならここまでやってきて、ここで折られたらもう絶望の淵から這い上がることはできない。でも仕方ない。ここまでよくやった。で、諦めてしまうようなもの。それでも立ち上がる春海のバイタリティーとはなんなのか。というのはこの巻のあとがきに冲方さんも書いてましたが、本当に。
そして8巻にしてようやく遂に満を持して関孝和登場。もう隠居しそうに老けこんだはずなのに、立ち上がったらもう目は少年のそれのように輝き出す春海。そして弟子たちにも受け継がれ継がれて歴史はつながっていく。これぞ歴史、大河なり。
しかしえんさんの美人さと光圀様の化物っぷりは相変わらず最高だなぁ。もう『水戸黄門』の食えない好々爺イメージより完全に化物イメージのが勝ってきている(笑)。
漫画が無事完結したら小説版も読んでみよう。