のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 220
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063880700

作品紹介・あらすじ

ボルダリング部に所属する小寺さん。クールなのかと思ったら、だれにでも礼儀正しく、部活には一生懸命。クラスで孤立している人とも仲が良く、部活には誰よりも先に来て、備品の掃除をしているような、心優しい普通の女の子。一体この子はなんなんだ……? 彼女の、ミステリアスでささやかな日常をそっと覗き見る、新感覚日常コメディ!

感想・レビュー・書評

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  •  クライミング部でボルダリングに励む小寺さんは、クールでミステリアスだけど、礼儀正しく、部活にも一生懸命。
     そんな小寺さんの日常風景。

     とにかく小寺さんがかわいい。たまらん。

  • マイナースポーツ、ボルダリングを扱ったスポーツ漫画。黙々と上り続けるヒロインに引かれつつも、フェチい描写にふとエロい気持ちになる、そんな作品です。

  • 今話題となってるボルダリングをテーマにした異色漫画。ボルダリング部に所属する女の子・小寺さんを眺めている周りの人物視点で話が進んでいく。最初は妙にエロいスパッツ姿でボルダリングをするフェチな感じの話かと思っていたが、部活以外の日常シーンや頑張る小寺さんに感化されて変わっていく人たちを描いており、青春の一ページを垣間見ているような気分だった。「今日のあすかショー」や「高校球児ザワさん」とかが好きな人は良いかも。
    小寺さんの感情が読み取れないが、とても気立ての良いキャラで好感が持てる。普段の感情が読み取れない分、照れた時などの可愛さ際立つ。
    絵は新人さん?なのか、気になる点も多い。

  • アフタヌーンで「ワンダンス」連載中の珈琲さんの作品。真摯にボルダリングに取り組む小寺さんに、なんだかまわりの人も感化されて、自分のやりたいこと見つけたり、今やってることに真剣になったり。大きな事件が起きるわけでも、ボルダリングの技術的な話や大会に向けて…みたいなのがあるわけではなく、淡々としてるけど、そこがまた良い感じ。

  • 工藤遥さん伊藤健太郎さん主演で映画化!
    ボルダリング部に所属する小寺さん。彼女の、ミステリアスでささやかな日常を覗き見る新感覚日常コメディ!

  • コミック

  • かわいい。

    感想。
    こういうの最近よくある。
    ラーメン大好き小泉さんとか、そういうの。

    ネタバレ。
    男子の顔が全くかっこ良くなくて、
    対して主人公だけ丁寧に書かれてるので、
    気合の入れ方というか、モブはモブとして扱っているというか。
    最初、主人公が誰なのか勘違いしてしまうような書き出し方は、良い。

    帯に「見てるだけ」とあったけど、本当にそうだった。
    逆の逆に裏切られた。良い。

  • この青年漫画、『のぼる小寺さん』は今年、『彼女はろくろ首』(二駅ずい)とガチで争うレベルで、確実に人気が出る。思う、ではない。絶対に、人気作品となる。根拠、そんなものはない。一漫画読みとしての、直観だ
    私だけではないはずだ。ほとんどの漫画読みが、この作品のように、マニアックなテーマを選びながらも、読んだ人間のハートを全力でブチ抜き、魅了してくれる漫画を待っていた
    内容を説明するのは正直、難しい
    伝わらないのを承知で、端的に言うと、青春炸裂、そんな感じ
    部活系なのだが、メジャー所の女子サッカーや女子野球、陸上、格闘技ではなく、ボルダリングだ。オリンピックの競技候補の一つにもなっているので、ここ最近、ニュースで耳にした事がある人も増えてきたはずだ。そう偉そうに説明している私も、そう詳しくない
    しかし、この『のぼる小寺さん』を読んだら、絶対に、この競技の魅力を理解できてしまうだろう。己の身一つだけで高い壁に挑み、全力を出し尽す。そのシンプルな凄味にKOされない人間は、そうそういまい。『弱虫ペダル』(渡辺航)や『DAYS』(安田剛士)がストライクゾーンど真ん中の人は確実にハマる
    ヒロインは、そんな地味だが、本気になる価値があるボルタリングに青春を懸けている美少女、小寺さん。発する言葉こそ少ないが、昇る動作は饒舌かつ情熱的だ
    クラス内じゃ目立ってはいないが、異性にマジの恋心を抱かれるタイプと感じる。また、同性にも人気がある
    自分がやりたい事を、脇目も振らず、単純に頑張っている人間ってのは、「自分はつまらない人間じゃあるまいか」、そんな劣等感から無理に目を逸らして、毎日を中途半端な熱を燻らせて過ごしてしまっている人間の目には眩しすぎる。そんな人間を視た時に、目を覚ますか、目を瞑るか、は個人の勝手だが、少なくとも、私は努力の意味を知っている人間を口だけで馬鹿にする人間だけにはなりたくないな、と読んで思えた
    小寺さんを様々な角度から見ている、人間が一人に絞られず、各々、自分に「何か」欠けているモノを感じて、自覚なしでガムシャラになっている学生らってのが、これまた、良い点だ。小寺さんの頑張る姿に触発され、自分に出来る事から頑張り出す彼らもまた、人間的に魅力的だ。個人的には、小寺さんに、友情とも恋心とも違う、青春、そんな名前の淡い感情を抱いている、卓球部の近藤くんがお気に入りだ
    また、画を構築する線こそ、一本一本は細いのだが、力強さがあり、それらが集まる事で、この熱さを表現できているんだな、と素人にすら感じさせてくれる。ちょっとエロいとこも、正直に言えば、推す理由だったりしてw
    このままの路線で、高みを目指して欲しい。ラブコメ要素はこの際、いらない。小寺さんにはマイペースに、黙々と、手強い壁に挑んで欲しい。まぁ、あえて言うなら、近藤君と四条君の間に友情が成立したら面白くなるな、とは思っている。あと、小寺さんが、ガチのスランプに陥って、自分の殻をブチ破る展開にも期待している
    この台詞を引用に選んだのは、これは、今現在、どんな生き方をしているにしろ、人生で大事な事だ、と思ったので。様々な頑張る理由を持ちながらも、結局、根源にあるべきは、自分を満たしたいって欲求であるべきだろう。誰かを喜ばせるとかでなく、自分が達成感を味わいたいからこそ、一つの事に集中して、自分の全部を出せる人間は、理屈じゃない美しさを持てる。そんな人が近くにいて、大事な事に気付かせてもらえた人もまた幸せだろう

  • ボルダリング漫画、しかも女子高生ということで表紙買いした。小寺さんを観察する漫画。今後なにか大きくストーリーが入ってくるのかもしれないが、あまりに静かな漫画だったので続刊を待ち望むというほどではなかった。個々のエピソードも漫画として特筆すべきものがあると思わなかったが、小寺さんは可愛い。

  • 頑張る紅一点を別キャラの視点から観察し、萌えたり燃えたり感化されていくって感じはザワさんを思わせるな。ただまあこっちは汗、腋、尻の眼福感が段違いだけど。

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著者プロフィール

2014年に「good!アフタヌーン」にてデビュー。 『のぼる小寺さん』(全4巻)、『しったかブリリア』(全2巻)。『のぼる小寺さん』は2020年に工藤遥主演で実写映画化され反響を呼んだ。

「2023年 『ワンダンス(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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