小路花唄(1) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 304
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063882223

作品紹介・あらすじ

大人気恋愛連作『路地恋花』の続編が登場! 京都の片隅にある、若い職人や芸術家が商い住まう小さな長屋。オーダーメイドの靴工房を営む西山椿(三十路)は皆に慕われ、仕事もそこそこ上手くいっているけれど……? 守られた空間から独立しようとするひとりの女性の物語を、『路地恋花』の面々をゲストに迎えつつ、仕事に恋にと賑やかにお届けします!

感想・レビュー・書評

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  •  「路地恋花」の続編。靴職人の椿さんが主人公。その他のクリエイターさんたちのその後もちらっと出てきます。
     
     結婚前提で交際が始まった彼氏と破局の末、長屋からの独立を目指す椿さん。
     破局の原因は彼の娘さんの反抗期。この子がちょろちょろ現れては椿さんのハートにグサッと来る言動に出るくせに知らんとこから様子を見てたり。嫌いな人のもとにわざわざ足を運ぶはずもなく、俯瞰で見るとこれって構ってほしいサインとか母親への甘えみたいな感じだなーと思うんだけど、渦中にいる人にはそれと伝わらないもどかしさ。悪い人が誰もいないので実にもどかしい。
     元彼の前で「彼氏です」と啖呵を切ってくれたお弟子さんとのその後も気になるところで「続く」でした。続きが待ち遠しいです。
     リピーターのおじいちゃんと、たぶん昔好きだった憧れの人のエピソードはじんわりくるし、どのお話もじっくり味わいたい一冊。

     和菓子屋のお嬢さんのロリィタなナオミちゃんが美人パティシエとして登場。小説家の年上彼氏さんとのその後が気になります。椿さんの試作品ロリィタ靴に目を輝かすとこが可愛かった!

  • 路地恋花ののオーダーメイド靴屋の店主、椿さんに焦点を当てた続編。
    一冊丸々使ってるからか前作より恋愛色を強く感じた。けど、麻生先生らしく恋は一筋縄ではいかなくて、初っ端から別れちゃったの!?という始まり。
    椿さんに惹かれる青年が現れ、でもまだ椿さんは元彼のことを引きずってて…という続きが気になる展開。
    もちろん靴屋の仕事もしっかり書かれていてお仕事漫画好きとしても満足。おしゃれなおばあちゃまのお話が良かったな。

  • 単独で読んでも楽しめるが、前作「路地恋花」を読んでるとあちこちに散らばった小ネタにくすっとできるのでオススメ。

  • 前作「路地恋花」の続編。前作はオムニバス形式だったけど、今作は靴職人の椿姐さんをメインに話が進んでいく。オーダーメイドの作品って奥が深い。値段が高いのも納得(笑)その人に合わせた世界で1つしかない代物だものね〜

  • 靴職人視点の話。大学で競技ダンスやってる女性のプロ志望、そして賞金取れたらオーダーメイドで靴を作ってって話で涙出ちゃった。職人冥利に尽きるよね。弟子は弟子だと思ってたけども、大丈夫か!?(笑)

  • 主人公が奈良出身という設定らしいのだけど、言葉づかいが変で気色悪い。京都弁にしても「~~にゃろ」とか「~~にゃで」なんて言い方しないと思うんだけど。
    外反母趾のエピソードや、社交ダンスの靴のエピソードなど、それぞれの足や状況にあった靴を作る・・というプロ魂的なお話はとても興味深くてよかったです。

  • 路地恋花の続き物。
    靴屋さんの恋中心ですが、以前のキャラも出てきて、その後の動向が見えるのが嬉しい。
    恋愛も気になりますが、靴職人としての仕事も興味深くて楽しい。

  • #Booklog
    「路地恋花」が4巻で完結したのですが、その続編。
    今の所、あの人がメインで進んでいます。これはファンも喜ぶね。

  • 「路地恋花」の続編的なシリーズ。同じ若手職人が集う長屋を舞台に新たな恋が描かれます。靴作りの描写もおもしろく、私もこんなお店で靴作ってほしい!と思わされました。

  • 若手作家が住まう長屋を舞台にした路地恋花の続編。

    連作短編の色が強かった前作より、靴職人の人が常に主人公で普通の連載に変わったみたいです。
    それはそれでいつも通り面白いです!

    でも元店子達が出て来てもよく憶えてなかったので、また前作を読み返したくなりました。

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著者プロフィール

9月23日生まれ。A型。熊本県出身。
1991年に「LaLa DX」(白泉社)でデビュー。
代表作に『海月と私』『路地恋花』(講談社)、『そこをなんとか』(白泉社)など。

「2019年 『小路花唄(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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