崖際のワルツ 椎名うみ作品集 (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 130
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063882841

作品紹介・あらすじ

選考委員・萩尾望都氏が感嘆した、アフタヌーン新人賞「四季賞」受賞作。『ボインちゃん』教師と生徒。その埋めがたい溝をめぐる絶望と激高。『セーラー服を燃やして』華と律――ふたつの異なる才能が、舞台上で激突する。高校演劇青春活劇!!『崖際のワルツ』

感想・レビュー・書評

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  • ふづの本。
    小中高校の女子がそれぞれ主人公。

  • "『違うの
    あたしあなたに嫌われたくなかっただけなの
    全然信じてなかったし 正直どうかと思ってたけど繋ぎ留めたかっただけなの
    やっぱり嘘は吐きたくないな……
    よし決めた
    何でもかんでも律に合わせるのはもうやめよう
    ふっきれたら 楽しくなってきちゃった』"[p.119_崖際のワルツ]

    無邪気で無自覚な悪意が滲む人間の怖さを感じる。それがまた絵とすごくマッチしてて好き。

    「ボインちゃん」
    「セーラー服を燃やして」
    「崖際のワルツ」

  • 椎名うみさんの作品『崖際のワルツ 椎名うみ作品集(2017)』を読了。 椎名うみさんの作品は・・・今年の5月に読んだ・・・「青野くんに触りたいから死にたい」の1巻を読んだ以来です。 いやー、凄いっすね。 特に・・・”セーラー服を燃やして”が凄かった・・・ 

  • 3つの短編を収録。胸が大きくなり触られるのが嫌と感じる少女を描いた「ボインちゃん」、ある日学校へ行かなくなった生徒と新任の教師描いた「セーラー服を燃やして」、大根演技の美少女と彼女とペアを組むことを選んだ同級生の寸劇を描いた「崖際のワルツ」。どれも傑作。連載作の『青野くんに触りたいから死にたい』の前にと軽い気持ちで読んで、作風の強烈さに鷲摑みされた。あと帯にある通り、先生が超怖い。『青野くん~』更に読みたくなった。レンタルどこで出来る所探そう。

  • うげぇ、すげぇ、今日は凄いマンガばっかり出会うからパンクしそうになる。

  • 『手足は全部で4本あって全て抑えられると終わる』。このセリフをかけるひと、信用しかない。青野くん、読みて~。

  • 「理性と狂気の崖際を踊る」このセリフがこの作品集の魅力を言い表していると思う。
    作者は異端の感覚の持ち主だ。
    彼女の視界から見える世間はシュールで狂気に満ちている。
    ちょっとした視点の違いで普通が正気が理性が狂気に変わる。
    狂気が才能となることもある。
    空気が読めなくて外れてしまう人、空気を読もうと必死になっている人に救いになるマンガだ。

  • やっぱりどっか精神的にキテるっていうか
    やばい感じがするのがこの作者の個性なのかな。
    読み切りの時からその個性が光ってます。
    好き嫌いがわかれる作風だなって思うけど
    私はけっこう好きだ。

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著者プロフィール

2014年『ボインちゃん』で「アフタヌーン四季賞2014 秋のコンテスト」四季賞受賞。
読み切り『セーラー服を燃やして』『崖際のワルツ』を発表(「good!アフタヌーン」2016年1号、2号に掲載)。
2016年12月より「アフタヌーン」で『青野くんに触りたいから死にたい』を連載開始。

「2023年 『青野くんに触りたいから死にたい(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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