彼女とカメラと彼女の季節(4) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
4.07
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本棚登録 : 237
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063883107

作品紹介・あらすじ

彼女は向き合う、彼に、そして自分自身に。

「ユキはずるい」。
放たれたあかりの言葉は、
ユキがかつて心の奥にしまい込んだ
凜太郎への想いに火をつけた──。

三人の想いが、深く、深く、折り重なっていく……。

”「恋に迷走する女のコの心」をテーマに描く勇気が自分にはない。この作者は心のヒダの迷路にハマるのが怖くないのか。私にとってはこれは新しいジャンルのマンガだ!”一色まこと氏(『ピアノの森』『花田少年史』)も感嘆の最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • 壊れてしまったあかりと凛太郎の関係凛太郎はユキの所へあの優しい凛太郎が肉欲に溺れてしまい正直驚きました。そしてあかりはユキを追うため東京へと行き写真の真相を聞くことに…

  • あかりとユキの恋模様にドキドキさせられっぱなしだった初期から、凛太郎がそこに加わることで、さらにもどかしくなってくるのは想定内か。それでもやはり、これは女子二人の恋物語であることは確かだとこの巻で確信したけど、撮ること/撮られることとそれを残すことが、だんだんお互いを傷つけ合ってきているようにも思えて痛いわ。

  • あかりxりんたろう=?
    ユキxりんたろう=?
    あかりxユキ=?

    まどいまどわしまよっていく?

    あかりはユキを追いかける。

  • ひええええ。

  • きたきたきたきたー!やっぱりひっくり返してきたー!って流れが読めるにも拘わらず、こうしてがっつり楽しんじゃってるってことは、好きってことなんだろうなぁ。ユキの別の顔が見られて満足です。飽きちゃう前に!はやく!次の巻を!ってなったのでとりあえず新刊お知らせを設定…

  • もう素晴らしいね。弱さと執着心に振り回される深山さんはひどいながらに成長。人間らしい無茶苦茶な欲望を全開にし出したユキさんはさらにトンデモなくなる。いったいどこまで欲しがるのか。理想的少女漫画男子だった凛太朗は、吹っ切れたと言うより何か喪失している様でもあり、「俺も撮ってみたい」の唐突な台詞にゾワっと来る。

  • 何の前知識もなく読みましたが、衝撃的でした( ゚д゚)
    二眼カメラの魅力をマンガで堪能しようとした私もおかしいけど。
    高校生の恋愛はこんなんだったのかなと思ったり、なかなか激しい恋愛模様やなあと息が詰まったり。
    4巻一気読みしましたが、アタマの活性化に繋がりました。
    あかりちゃんとユキちゃんの写真は思いつめた恋のフィルターで撮っているから生々しさがあるかもしれないけど、凛太朗くんがもしカメラを手にしたらすんごい良い写真撮るのかもって思いました。感受性が穏やかなので。
    まだ連載中みたいなので、継続して読んでみようと思います。

  • 一途な恋を神聖視しがちですが。
    恋と性欲は密接に絡み合っているので、美女に誘惑されれば健全な男の子の凛太朗が揺らいでしまうのは仕方ない…。
    欲望を解き放ち、暴走し始めたユキ。欲しいものは凛太朗なのか? 実は違う気がします。
    諦めきれないのは写真なのだと思う。
    自分の欲望を感情を写真に焼きつけたいから凛太朗と寝たんじゃないかな?
    あかりの愛情と憎しみが入り混じった表情を撮りたいんじゃないかな?
    まぁでも残酷な子ですよね…。

  • 表紙のユキと凛太郎の表情が何とも言えない。
    あかりにぶつけられたユキが自分と向き合った結果、欲望に忠実すぎて怖い。特にあの見開きの目隠しキスにはとても驚いた。
    はっきり拒絶を口にしたあかり、揺らいだ凛太郎、お互い傷つけた結果三角関係が変わってしまって新展開へ。
    あかりは殺したいほど憎いのにユキのことしか見ていないと再認識。
    最後、あかりがユキから追い詰められたけど、ユキはあかりに対抗してあんな写真を見せたのか?
    だんだん依存っぽくなってきてストーリー的にはおいしいけど、辛くなってくるので読んでて楽しくはない漫画。

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著者プロフィール

5月14日生まれ。岩手県出身。
2000年に「別冊ヤングマガジン」にてデビュー。その後「モーニング・ツー」にて『彼女とカメラと彼女の季節』を連載。現在「ハツキス」にて『バツコイ』、「月刊!スピリッツ」(小学館)にて『最果てにサーカス』連載中。

「2015年 『つるつるとザラザラの間(4)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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