バガボンド(37) (モーニング KC)

  • 講談社
4.10
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本棚登録 : 948
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063883404

作品紹介・あらすじ

剣に生き、鬼と化す――。土に生き、土に死す――。一世限りの孤独な鍛錬を、現世の剣に活かす武蔵と、後世の土へと託す秀作。理解し合えぬ二人の生き様は、か弱き稲の命を介し、やがて交叉し、予期せぬ実を心につけてゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず、哲学的で芸術的。
    これが日本哲学なのかな。自然で自由。

  • 素晴らしい。ひとつひとつの描き方。世界に入ってしまいますね。
    「小倉かあ……」が最後のコマ。以降休載。再開するのかわからないけど、これで終わりでも良いのかなと思ってしまった。

  • 稲が育って良かった。米作りをする宮本武蔵もなかなか良かった。小倉に行くことになるが、この巻で中断しているのが残念。続きを読みたい。。

  • 確かにこの巻で途絶えているのは分かる気がする。一区切りしているもんな。内容的には田んぼから哲学的にって感じですかね。

  • 私待つわ

  • 1巻から全巻購入して読み終えたのがひと月ほど前.新しい漫画ではないので,売っている書店がほとんどなく.結局三省堂神田本店に何度も足を運んでしまった.

    完結していないことについていろんな意見が出ているらしいが,この絵を書き続けることは並大抵なことではないなと素人でもわかる.

    最近エヴァンゲリオンが完結したが,あれだって最終作はあしかけ8年近くかかって制作されている.バカボンドだって同じようなものだろう.著者には長生きして漫画をかいてほしい.

    37冊をとおしで読むと,強さを通じて人間の弱さを描き続ける中で,著者自身の世界観がアップデートされてきたことが伝わってくる気がした.

    予定調和なオチや結末に回収されず,8合目まで上りつめた感じだろうか.もう十分いい眺めではある.このままくだったって十分楽しかったと言える.どうせ暇つぶしの人生だ.とはいえ頂上からの眺めをみてみたいと思うのが人というもの.

  • “飢える”とはどういうことか画から伝えるって凄い。
    とりあえず、読んだら食べ物を粗末にはできなくなる。

  • 継ぎがない

  • 引き続き「変わる武蔵」からスタート。そしてちょっとモテ期? 武蔵は秀作から「弱者の視点」を学び、小次郎と渡り合えるレベルに一歩近づいた。武蔵にとって秀作は「師」の一人と言えるだろう。本巻の最終章、伊織が秀作に近づいてきてからの数ページの展開が鳥肌モノ。驚きの展開に魂が揺さぶられる。最終ページの武蔵の言葉に、最終巻と噂されている次巻への期待膨らむ。

  • 稲作を通じて、武蔵は弱い者の存在に気付く。
    価値観の転換。
    成熟の過程を、剣とは「畑違い」の農業を通じて描く。
    さすが。

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著者プロフィール

1967年生まれ、鹿児島県出身。北条司氏のアシスタントを経て、1988年『楓パープル』でデビュー。 90年から連載を開始した『SLAM DUNK』は累計1億部を超える大ヒットとなった。98年より「モーニング」にて宮本武蔵を描いた『バガボンド』を大人気連載中!! 車椅子バスケを描いた『リアル』は「ヤングジャンプ」にて不定期連載中。

「2014年 『バガボンド(37)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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