- Amazon.co.jp ・マンガ (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063883541
作品紹介・あらすじ
貴文(たかふみ)の奇襲で、致命傷を負ったかに見えた佐河(さがわ)。しかし身体の多くを失いながら、彼はまだ人間として生きていた。神ノ離忍(カヌリニ)の力を借り、凶器と化した佐河の身体が、樹里(じゅり)たちに牙を剥く。異形のモノが跋扈する、時が止まった世界。長きにわたる戦いの行方は――!?
感想・レビュー・書評
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えっ。これで終わり?というあっけない終わり方。7巻までは面白かったんだけど、この8巻の最後で台無し。作者の心境に何か変化があったのか。だらだら続かないで良かったという面もあるけれど、これまでかなり楽しめたのでがっかり。これまでの緊張感が一気に抜けてしまった。
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樹里が、じいちゃんに
「過ぎた事を責めるのは もうお父さんに任せて
無理とか言うのナシ 約束して」
と言う言葉、家族にしかかけられない言葉だなと思った。
父親はリストラに遭って家でぼーっとしてても、長男がずっとニートでも、家族と言う属性があるからこそ、何とか役割を分担したりできる。
家族愛を前面に押し出している作品ではないが、家族がいるだけで「なんとかなるさ」と言う言葉が浮かんでくる。
一人で残ると決めた樹里の世界。
家族はいるけど「止まっている」世界で、たった一人、動いて、夕方6時59分を永遠にさまよう世界。「正気の基準」がない世界、命を手放すと言うより、自分を自分足らしめる「意識」を手放す瞬間、死とは違う概念でしかないかもしれないが、自分を自分たらしめるものとは何なのかを、深く考えずにはいられない。 -
漫画には静止画であるはずのコマを動かすための技法ってのが色々あるんだと思うけど、それを全く意識させず、読者にこのコマは止界で、このコマは普通の世界。この人は止人でこの人は動いている人だと認識させるってのがすごい。
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"なんだか、終わってしまった。
ほのぼのと。
この終わり方も予想外。
不思議な世界をのぞかせてくれた作品だ。
著者の名前、堀尾省太さん。
覚えておこう。" -
貴文の奇襲で、致命傷を負ったかに見えた佐河。しかし身体の多くを失いながら、彼はまだ人間として生きていた。神ノ離忍(カヌリニ)の力を借り、凶器と化した佐河の身体が、樹里たちに牙を剥く。異形のモノが跋扈する、時が止まった世界。長きにわたる戦いの行方は――!?(Amazon紹介より)
時と時の狭間に存在する一瞬の世界で繰り広げられる、佑河一家と新興宗教団体、そして謎の生き物による攻防の物語です。8巻分の話が、ほんの一瞬の出来事だと考えると不思議な気持ちになります。
オチがよくわかりませんでしたが、もしかしたら私の知らないところでこのようなことが日々行われているのかも…と思うとゾクッとしますね。伝達のスピードが人間よりはるかに早い電脳の世界だと、まさにこんな感じなのかな。 -
あれ、唐突に終わっちゃった…イマイチ燃焼不良って感じ
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岩明均先生の作品にちょっとテイストが似てるって思ったけど、そんな事お構いなしに面白い。
最後の終わり方と良い、微妙にしょぼい能力で戦うという設定は男心をくすぐると思いますので男子必読です。
あ、あと番外編も読んでおくといいよ。 -
対決から共棲、帰還、何事もなかったかのように、日々が戻ってきたように見えるけど、おそらく前と全く同じになったわけでもなく、大団円といえば大団円、旧式の時計が高らかに刻を刻みながら。