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- Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063883879
感想・レビュー・書評
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一定期間の記憶を飛ばせる薬物、アイリウム。
様々な人の視点で書かれるアイリウムのある世界。
誰しも嫌な記憶は消したいと思ったことがあると思うが、嫌なことを記憶から消したところで本当に幸せなのか、、、 薬物系SFって結構好きなジャンルなので良かったです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある薬さえ飲めば、未来に行ける。
記憶喪失を引き出すドラッグ・アイリウム。
1粒飲めば、24時間後に24時間分の記憶を失うことができる。
嫌な記憶に遭遇したとしても、それをなかったことにできるのだから。
シラフの自分が行動しているから、あまりにも変な行動はしないだろうし、嫌な気持ちになるのをなくせる。
ああ、なんと素晴らしきかなアイリウム。
とにかく次の日の自分、その次の自分に気持ちを押し付ければ、自分はつらくない。
どれが夢なのか、何が夢なのか、それすらもあやふやになる。
そんなお話。 -
飲んだあと、決まった時間だけの記憶を失うという薬「アイリウム」を巡る短編集。記憶の連続性は個人の自己同一性を支える重要な要素だが、それを意図的に断ち切れるとするならば、人はどんな「人生」を送るのか。人の人生とは何なのか。それを想像力豊かに描いた作品がこの「アイリウム」である。
明日の自分は、本当に今日の自分と同じ自分なのか。思わずそんな問いを自問自答したくなる傑作。
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