決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)

  • 336人登録
  • 4.13評価
    • (32)
    • (36)
    • (15)
    • (3)
    • (0)
  • 35レビュー
著者 : 蛇蔵
  • 講談社 (2014年12月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063884159

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 一部で話題になっていたらしい「決してマネしないでください」、略称「決マネ」。果たしてどんなもんだろうか?と1巻買ってみたら、いやこれ、むちゃくちゃおもしろいw

    作者は蛇蔵さん。『日本人の知らない日本語』シリーズの作者である。
    工科医大・物理学科の学生、掛田氏が、学食で働く女性、飯島さんに恋をした。
    ガッチガチの理系クンが勇気を振り絞った告白のセリフは、「僕と貴女の収束性と総和可能性をi(アイ)で解析しませんか?」
    ・・・いや、それ、普通通じませんからっ!

    そんな掛田クンの遠回りな恋を中心に、ダンディな外見ながらアブない実験ばかりする高階先生、医師免許を持つ白石先生、ラトヴィアからの留学生のテレス君、工学部だがなぜかしょっちゅう遊びに来ている有栖君が、飯島さんに代表される一般人にも科学のおもしろさが伝わる実験に取り組みつつ、掛田クンの恋を応援(?)し、ついでに科学史についても学んじゃおうという、アクロバティックなコミックである。

    掛田クンをとりまく面々も理系揃い。「心が折れた」と落ち込んでいる掛田クンに「折れれば人としての厚みが増す。新聞紙でも42回折れば月まで届く。71回折れば25光年先のベガ(織姫)まで届く」と励ましてくれる心優しい人々だ。
    実験はというと、「ポリアクリル酸ナトリウムのジェルを塗った上で火だるまになる」など、本当にアブない。が、これは実際、スタントマンが使っている方法なのだという。ポリアクリル酸は保水性が高いから、熱が遮断されるのですねぇ・・・。
    こうした実験に絡めて、科学史上の偉人(1巻では化学者ラボアジェ、院内感染予防の父ゼンメルヴァイス、近代外科の祖ジョン・ハンター、エジソンの弟子で交流電流を広めたニコラ・テスラなど)の偉業が解説される。この偉人たちが成し遂げたこともすごいのだが、一癖も二癖もある変人揃いで、よい子に読ませる伝記物語の枠を叩き壊しているのがまたすごい。
    章ごとにつくこぼれ話コラムや、マニアックな図柄のTシャツも楽しい。

    しかしこれ、マネするなという前に、ご家庭ではマネできない実験ばっかだよな、と思っていたら、ちゃんと巻末に実際に試せる実験がまとめてあった。
    何という親切設計か。
    全般にものすごく取材が綿密であると感じさせる。さらに、それを肩肘張らないエンタメに仕立て上げている手腕に脱帽。

    あまりにおもしろかったので、掛田クンの今後の恋を応援すべく、既刊(3巻まで)を注文した。
    読み進める前に、掛田クン、母世代から1つ忠告しよう。いくら飯島さんの方が年上だからって20代半ばの女性を「おばさん」と呼んじゃダメだ(^^;)。

  • こちらでフォローしている方が談話室で紹介されているのを見かけ、おや、蛇蔵さんって「日本人の知らない日本語」の絵を描いてた人だよね、それが理系大学院生のマンガとな?と興味が湧いて読んでみた。

    いやあ、面白いじゃないですか。軽いノリの「理系あるある」かと思ったら、ちょっとディープな科学ネタがこってり盛り込まれていて読みごたえ十分。ニコラ・テスラやジョン・ハンターの話がインパクト大であった。何遍読んでもおかしい。早速2巻も注文した。

    四人家族の我が家だが、私以外は全員理系。しかも理学部。夫と息子は掛田氏と同じ物理学科だ。ただし息子は高校生の頃からチェックシャツは絶対着ない。「クラスのヤツとかぶったりしたらサイアク」だそうな。みんな着てるのね。夫は…、自分が何着てるのか見てないんじゃないかな。夕陽を見ながら「入射角が大きいから光が云々」というのも、言ってたことがあったような気がする。

    湯川秀樹の言葉が引用されていて、これがまたいいんだよね。
    「一日生きることは 一歩進むことでありたい」ありたい、という言葉が胸にしみる。

    理系じゃなくても楽しめる一冊。しかし、蛇蔵さんって何者だ?

  • 理系の方々の 独特の考え方がとても楽しい 浮世離れしているとか 悪く言われがちですが 2歳の年の差でなやむことなんか 誤差ですらない あいては銀河!10000年は誤差!

  • チェックのシャツをズボンに入れていた私もこんな感じだったような気がします。
    理系あるある満載でもっと読みたいですね。

  • よくある理系あるある系の漫画かと思ったら、一ひねり半ぐらいしてあって今後の展開が楽しみな感じ~。
    絵がきれいなのが嬉しい。
    章末のコラムの文字が小さ過ぎるのがちとツラいかな。

  • 物語の主人公は、物理と関数電卓と素数の17を愛する理系大学生の掛田くん。エキセントリックな実験が大好きな高科先生をはじめとする愉快な仲間たちとともに、彼が毎度「決してマネできない」実現に取り組む理系漫画です。科学を発展させた著名な科学者たちにまつわる子ネタも満載。

  • 『スタントマンはなぜ炎にまかれても平気なのか』を実験?!たしかに「決してマネしないでください」
    でも酸素の発見の歴史もからめてとってもわかりやすい!
    (i44)

  • 取り寄せてもらった。他店在庫ありとのことで素早かった。ありがとうY隣堂!

    その時代において人類の先端をぐいぐい行ってた
    理系偉人のエピソードを読むにつれ、
    天才のぶっとび具合が半端なくて
    もう見守るしかないモードになる。「スゲー」と「ヒデー」が交錯して笑える。

    掛田氏1巻ではまだこんなごつごつしてたのね……と逆流読み特有の感想。

  • 期待を裏切らない面白さ。
    理系豆知識もあれば理系偉人のトリビアもある。なにより掛田氏の恋の行方が気になりすぎるw!

  • 理系童貞男子は共感できる?か出来ないかは分からないけど、高度なギャグセンスだと思う。「尿素」「…誰の?」とかちょっとクスリとする素人目線からのギャグも冴えている。偉人・天才=変人だと言うことがよく分かりましたw

全35件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
羽海野 チカ
有効な右矢印 無効な右矢印

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)に関連する談話室の質問

蛇蔵の作品一覧

蛇蔵の作品ランキング・新刊情報

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)を本棚に「積読」で登録しているひと

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)の作品紹介

『日本人の知らない日本語』の蛇蔵による、週刊コミック誌「モーニング」連載の「大人が読める学習マンガ」!! 理系大学を舞台に、今日も最高の頭脳を使った、最高におバカな実験が繰り広げられる。例えば、「スタントマンが燃えても平気な理由を検証する」「切れた蛍光灯をともす」「フライドチキンで骨格標本を作る」「2月が28日しかない理由を調べる」などなど。描き下ろし盛りだくさんの第1巻!!

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)のKindle版

ツイートする