黒博物館 ゴースト アンド レディ 上 (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 826
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063884777

作品紹介・あらすじ

ロンドン警視庁の犯罪資料館「黒博物館」に展示された“かち合い弾”と呼ばれる謎の銃弾。ある日、それを見せてほしいという老人が訪れたとき、黒衣の学芸員は知ることになる。超有名な「お嬢様」と、「もうひとり」が歴史的大事件の裏で繰り広げた、不思議な冒険と戦いを…! 藤田和日郎の19世紀英国伝奇アクション超待望の第2弾、ここに開幕!!

感想・レビュー・書評

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  • ザ藤田さんな感じは全開で、構成をコネコネし過ぎないのでちょうど良い。
    からくりサーカスもそうだけど、舞台の上でそれぞれの役割を果たしている、みたいな思想があるのかな。

  • 藤田和日郎作品の主人公はみんな眼力がすごい。

  • ナイチンゲールと取り付いた幽霊。
    なんだろうとても疲れるくらいの気迫を感じた。
    だからこそ、ラストがとてもよかった。

  • 上下巻読了。
    『うしおととら』の、子ども心に届いた真っ直ぐな勇気。
    それと同じか、それ以上の熱量を、20年後の、色々とめんどくさくなってしまった大人の心にズドンと投げ込んでくれた一冊。
    読めて良かった。

  • ナイチンゲールをこのように描くとは斬新。
    藤田先生にしか出来ない手法だと思う。
    長編作品が多い先生にとって、この作品は
    まさに挑戦の連続だったように感じる。
    読み始めてしまえば、目を逸らすことも
    許してもらえない様な熱量がビリビリ伝わってきた。
    ストーリー、キャラともに文句なく名作。

  • 2015.10
    上下巻読了。読み応えアリ。内容もおもしろかった。漫勉みてたからかもしれないけど、絵からパワーがすごい伝わってくる。本気の漫画。素晴らしい。

  •  歴史上の人物ナイチンゲールを主人公の一人に据えてのお話です。こう、約束を長い間守っているシュチュエーションが好きなのです。が、いつもの藤田先生の作品にしてはどんでん返しにあっと言わせるものが少なかったかも。期待値が高かったから星3つにさせてもらいました。なので、それを差し引けば星はプラス1〜2にはなりますよ!

  • 藤田和日郎が思い入れたっぷりに描く偉人伝! そんなの最高に決まってる! 幽霊こそ話のキーでも、本質は人間フロー自身の戦い。目まぐるしくも自然に変わる表情のどれもが魅力的。

  • うしおととらでいうところの、真由ととらみたいな?それのさらに良い所取りな、いわゆるひとつの最高のヤツ

  • 「うしおととら」や「からくりサーカス」の藤田和日郎大先生が描く上下巻の怪奇作品。「黒博物館」シリーズ第2弾。歴史とオカルトが交差する良作です。

    ロンドン警視庁の犯罪資料館「黒博物館」に展示された“かち合い弾”と呼ばれる謎の銃弾。ある日、それを見せてほしいという老人が訪れた時、美しい黒衣の学芸員は、かのナイチンゲールと生霊にまつわる不思議な冒険物語を語りはじめる。

    藤田節全開の荒々しく研ぎ澄まされた画風と、荒唐無稽にも思えるジャンプ率の高いストーリーはさすがの一言。一風変わったバトル漫画なわけですが、クリミア戦争時の時代背景も重厚に描かれ、作品世界を豊かに構成していてワクワクしますなぁ。

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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