決してマネしないでください。(3)  (モーニングKC) (モーニング KC)

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著者 : 蛇蔵
  • 講談社 (2016年2月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063885651

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決してマネしないでください。(3)  (モーニングKC) (モーニング KC)の感想・レビュー・書評

  • <「ガリレオの拓いた古典力学とマクスウェルの電磁気学を両立させるためにアインシュタインが特殊相対性理論に辿り着いたように・・・」。わかり合える日はきっと来る・・・!>

    理系クンの恋を応援しながら、アブない実験を行い、かつ偉人たちの業績(+悪行)を紹介する怒濤の学習コミック3巻目。

    この巻の中心はロボットコンテスト(通称ロボコン)。
    物理学部の掛田クンは、意中の人、生協食堂の飯島さんとロボコンを見に行きたいのですが、「デート」と構えすぎてうまく誘えません。頑張りつつも方向が間違っている掛田クン。
    コンテストに登場するのは、トランプを手裏剣のように投げてニンジンに突き刺すロボット、紙から紙飛行機を折って連射する装置、ルービックキューブ完成機、テンキーで数値を入力すると、そろばんで計算してくれるロボット、と役に立つやら何やらよくわからない世界。
    このあたりは実際に作製された装置がモデルになっていて、笑いつつもその情熱と着眼点に感心させられます。

    偉人ネタでは、フェルマーの定理に関わる話や、意外に肉食系だったキュリー夫人の話もなかなかおもしろかったですが、電話発明者のグラハム・ベルが意外な2人を繋いだ話が興味深かったです。
    ベルの父は発音学者、母は難聴のピアニスト、妻は耳が不自由という家族構成で、ベルは音声学と聾唖教育の第一人者でもありました。そこに舞い込んだのが「目と耳が不自由な娘に教育を受けさせたい」という依頼。依頼者はヘレン・ケラーの母。ベルが家庭教師として紹介したのが、他ならぬアン・サリバンだったのだそうです。
    ベルという人は人柄も温厚で新しいものへの情熱も深かったそうで、機会があれば少し詳しい評伝を読んでみようかなと思います。

    主要登場人物である工学部の有栖君と留学生のテレス君。2人併せると「アリストテレス(有栖とテレス)」だというのにようやくこの巻で気が付きましたw
    ・・・いや、それより「ニュートリノ」の語源が、「neutro-」(中性)+「ino」(小さい)だというのに「おお!」と感動しました。何となくニュー・トリノなのかと思っていたので(新しいトリノって何だ(^^;))。や、勉強になりました。

    さて冒頭のひとことは、掛田クンが飯島さんに精一杯の告白をした際のセリフ。それに対する飯島さんの答えは!? ここまでの実験と学習が十分に生きたものでしたよ。
    決して泣くところではないと思いますが、私、うるっとしてしまいました。
    そう、違いはあっても互いへの関心があれば、乗り越えられる。
    エンタメに仕上げつつも、「知らない世界」へのキラキラした瞳で、科学の世界へと読者を誘ってくれる本シリーズ。「愛」は興味と関心を持つところから始まるのです。読後感のよさはそんなところから来ているように思います。


    *笑いながらいろいろと勉強になった本シリーズ、何とこの巻で完結なのだとか。
    確かに掛田クンには春が来そうな気配ですが・・・。
    えー、もったいないなぁ・・・。発行部数や知名度は「日本人の知らない日本語」シリーズには及ばないとは思いますが、負けず劣らずおもしろいのに・・・。
    と思ったら、アンケートはがきが入っていて、「続編が発売されたら購入しますか?」の質問が。もちろん、もちろん。花丸付けて返送します♪

    *作中に掛田クンが飯島さんへの恋心を分析した論文が登場しますが、そういえば、リアルでも論文でプロポーズというのが昨年ニュースになりました。「謝辞」に、協力を感謝したうえで、"Will you marry me ?"( Brown, C.M., and Henderson, D.M. 2015. Current Biology, 25: 1641–1648)。お相手の答えはYesだったそうです。... 続きを読む

  • 帯表
    堂々完結!・・・したらクレームの嵐!!
    大人の学習マンガ!!
    このマンガは現代の日本に必要な作品だと思います
    芥川賞作家円城塔懇願!?
    ※『決しマネ』最終回が掲載された「モーニング」の読者アンケートにご投稿いただきました。
    帯裏
    一部紹介
    Q.ノーベル賞受賞で話題の「加速器」って何?
    Q.指紋を採取できる、身近にあるものとは?
    Q.ねじ山がつぶれたねじを簡単に回すには?
    Q.汁がはねないように、うどんを食べるには?
    Q.服に染みついたタバコの匂いを○○○○で消す?
    Q.手も握れない男が、恋愛を成就させるには?
    豪華32ページ!描き下ろしコンテンツも充実!!
    ▷日本人が大活躍の「ニュートリノ」がよくわかる解説!
    ▷前日譚「10 Years Ago」
    ▷4コママンガ「決マネな日常」
    ▷コラム「決マネコボれ話」
    ▷おまけマンガ「科学の偉人が集う、天国のBar 3」
    ▷悪ふざけ実験動画「是非ともマネしてみてください。(ただし気をつけて。)」徹底解説!!・・・などなど。

  • 完結したのがすごく残念です。
    理系のちょっとしたネタがツボにはまって、声を出して笑ってしまうマンガでした。

  • 週刊「モーニング」に掲載時に読んでいるんだけど、改めて読み通すと、次々ツボに嵌まる。

    「この実験器具は繊細だから女性を扱うように使いなさい」「女性を扱ったことがないのでわかりません」
    「しかし実際ウチの大学の物理学科の女性比率は5%なわけで」「だからよ。つまり理系女性だって、女の子に慣れてない」

    ロボコンの紙飛行機連射機とかテンキ―入力のそろばん計算機とか実物見たいな~。掃除機で作ったホバークラフトも。

    掛田氏の恋文「ニューラルネットワークによる非線形システムの同定に関する研究」に対する高科先生の質問は「ありうる問題点と将来の展望について論じてあるのは良いのですが、誤差の評価はどうなっていますか」

    キューリー夫人が肉食系だったとか、素数大富豪のネタも凄く好き。2,581,121は素数って何ですぐ判るんだ。

    仲間の宇宙物理学者と呑んでホテルの同室に泊まったことがあるんだけど、部屋に帰った後、彼はノートに方程式を書き始めたので吃驚した。ノートと鉛筆があれば宇宙を解き明かせると云ったのは南部先生だったかな。この漫画の高科先生を見て思い出した。

    前2作は薬学部1年の長女と理系希望の高校1年の長男に大受け。単身赴任先から帰宅するときにこの巻を持って帰らなきゃ。
    Tシャツについては、やっぱりshimadzuかな。前作にはキーエンスがあったから、やっぱり島津製作所がなきゃね。あとHARIOはコーヒー用ガラス器のメーカーと思ってたら、ビーカーとかの耐熱ガラスメーカーでもあったんだ。

    蛇蔵さんの情報処理能力の高さは凄い。排水パイプと虫よけスプレーで作るバズーカ砲も試しているのは更に凄い。

    このレビューを書いて気付いたんだけど、掛田氏って駆け出しって洒落かな?

  • まずは帯で驚かせてくれる。
    「堂々完結!…したらクレームの嵐!! 円城塔懇願『このマンガは現代の日本に必要な作品だと思います』」
    つい円城氏のツイッターで確認してしまった。氏も大学は物理学科だったものね。これからは掛田君とイメージがちょっと重なるかも。

    それはともかく、完結しちゃったのね~。残念。かなり楽しませてもらった。毎回科学者ヘンテコ話が特に楽しかった。今回のキュリー夫人も、あらま、そうだったの!こりゃあ伝記には書けないわなー、という暴走ぶり。でもまあ、一家で六個もノーベル賞をもらってるような方たちなのだからして、凡人は何も申すまい。

    このマンガは、そういう理系ネタの新鮮な面白さに加えて、メインストーリーである掛田君の恋の顛末も、共感を呼ぶところがとてもいい。大事な人とつきあうってことは、掛田君と飯島さんのように、お互いに少し歩み寄って変わっていくことだよね。

    小ネタでは素数大富豪がお気に入り。今度やってみようと思う(が、できるかな?)。Tシャツシリーズでは、最後に出てきたテレス君の「要冷蔵」が傑作だった。

  • 声出して笑った。
    飯島さん偉いな。「数学小説 確固たる曖昧さ」でも思ったけど、誠実で優秀な人が頑張ろうって気になれば、別の分野のエキスパートと対等には渡り合えないまでも理解者にはなれるし、だいたいそれで充分なんだなーと思った。
    泣くなピエール。俺はかろうじて名前までは知ってた。

  • 爽やかな読後感!

  • 理系(物理系)
    娘も楽しんで読んでました。
    偉人の業績もわかるし、
    かけだ氏のなかなか進まない恋の行方も面白い。

  • 2016.03.12
    まさかこれで終わりとは思わなかった……
    でも終わり方は良かったかな?
    最後に飯島さんが成長してたのには笑った!
    掛田氏、良かったね(^^)/

  • 終わり方もすっきりな三巻目。相変わらず小ネタが面白くて、完全に文系な私でも楽しく読めました。

  • 工学部および理学部(理系という言い方はキライ)の院生が科学をタテに悪ノリ(笑)をする漫画。学食の女性職員さんに片思いという恋愛モノプロットもあって,最終巻ではそれがちゃんと回収されてた。小ネタがわかる人もわからない人もふっと笑える。小ネタがわからない人に読んでみてもらいたい(ので学生の目に触れやすいように研究室の本棚に置いておく)。

  • 面白かった! これで完結なのが惜しい。
    掛田氏の恋も上手くいったし、この巻では本当にごく最近のニュースもネタに使っているから、続刊を出して欲しいという願いが通っても出されるのは先のことになりそうだなぁ。

    今回もさまざまなネタに笑わせてもらいつつ、わかりやすい素粒子関連の解説にほほうと感心し、充実の1冊でした。

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