オリオリスープ(2) (モーニング KC)

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著者 : 綿貫芳子
  • 講談社 (2016年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063886023

オリオリスープ(2) (モーニング KC)の感想・レビュー・書評

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  • 織ヱの奔放さやふとした瞬間に見える陰の理由と、そこから立ち直っていく過程が見える巻でした。ちょっと切ないけどホッとする、冬に飲むスープみたいなお話だと思う。
    レンコンのスープが美味しそうで美味しそうで、お腹が空いてたまらない。

  • いや、もう、たまんない
    スープ、お腹はそれだけで満たされる訳じゃない。でも、芯から温まり、次を受け入れる準備を整えてくれる、食事には必要なモノ
    きっと、この『オリオリスープ』も、そんな感じ
    読んでいて、ほっこりするのは、多分、ヒロインの織ヱさんが、単に明るいだけの女性じゃなく、胸の中に一人じゃ、どうしても取れなかったトラウマが凝り固まったシコリがあって、身近な人らにそっと背中を押される事で、ぎこちなくでも、顔を前に向けて、恐る恐るでも小さな一歩を踏み出す勇気を振り絞れる人だから
    あくまで、私の印象だが、彼女のような弱さと強さをどちらも持ち合わせて、周りにイイ影響を与える事ができている人間を、「美人」と評すべきなんだろう
    ちょっとピリッとは来るけど、口当たりの柔らかいスープのような話を、自分の中に次から次へと放り込んだ“材料”を、コトコトと煮詰めて、濾して、整えられる綿貫先生は、間違いなく、本物だ
    (1)を読んだ時よりも、好感度が上がった
    私の拙い感想を読んでくれている方の中でも、特に聡明な人ならば、私が「人間嫌い」である事に気付いている人もいるだろう
    こう言っちゃ何なのだが、私の中で、漫画家や小説家と言うのは、妖怪や悪魔を代表格にした幻想世界の住人に近い。実在するかは怪しいけれど、絶対にいないとも言いきれない、そんな存在だ。なので、漫画家や小説家に対しては、生身の人間に対して発動してしまう苦手意識が生じない。なので、私が小説家を志して、オリジナル小説を苦しみながらも書けるのは、自分まで嫌いになりたくないからなのかも・・・
    ちょっと、話がズレかけたが、漫画家や小説家は私の中で特別なのだ
    さすがに、綿貫先生は、自分の中でほぼ神格化され、崇拝の域に達している藤田和日郎先生や羽海野チカ先生、出逢い頭に跪きたくなるくらい尊敬している鈴木央先生などには匹敵しないのだが、それでも、仮に生身の先生に会っても、十分な好感が持てるのかも、と期待が芽生えるくらいにはなっている
    この『オリオリスープ』を、じわっと来る温かみのある作品に仕上げているのは、先にも述べたように、ヒロインの織ヱさんの人間性が大きい
    その魅力を引き出しているのは、美味しい料理に加え、周囲の仲間や家族だ
    特に、この巻では、先で反目(と言っても、一方的にだが)していた弥燕さんがイイ働きをしている
    恋愛に発展せず、あくまで、同僚としての立場から、織ヱさんとの距離を詰め、少しずつ、彼女の個性に惹かれていき、傍にいる事、いられる事を苦と感じなくなってきている、弥燕さんの些細な、でも、見逃せない感情の変化に、ついつい、笑みが零れてしまう
    弥燕さんも、織ヱさんに負けないくらい、美しい人だ
    片桐先生の、「いいコンビ」って評価には概ね同意である
    独りよがりなトラウマと向き合い、受け入れ、馴染ませる努力を始めた事で、一回りも人間的に成長した織ヱさんと、彼女に特別な感情を抱き始めている事に自分じゃちっとも気付いていない弥燕さんが、どうなっていくのか、そこも楽しみだ、今後の料理と同じくらいに
    また、この(2)では、織ヱさんが住むアパート、七雲荘の住人にも、スポットライトが向けられており、話の幅が広がっているのを、読み手なりに感じた
    個人的に好きなのは、203号室の小番さんだ。綿貫先生、顔と中身、そんで、職業が生む良いギャップの使い方が巧いなぁ。ますます、好きになる
    どの回も、胸にグワッ、もしくは、じゅわん、と来るモノばかりなのだが、私が特に力一杯に薦めたいのは、[35話]4月上旬 長イモ、だ。大人が一皮剥ける話ってのは、ホントに泣ける。まぁ、もちろん、トロロが美味そうだってのもデカい。次、食べる時は織ヱさんの食欲を加速させていた、油分、つまり、天ぷらと一緒に食べてみよう
    食べ物で選ぶとなると、ストーリー重視で判断するより悩んでしまう。ホント、お腹が空いちゃうくらい迷ったが、やはり、[24話]12月中旬 カボチャのカボチャ入り小籠包は興味をそそられた。私、猫舌のくせに、こういう、熱々のスープに旨味が溶け出しているのが好きなんですよねぇ。しかも、好きな野菜の一つである南瓜が入っているのは、まだ食べた事がないから余計に興味津々
    この台詞を選んだのは、「なるほど」と思えたので。当たり前にあるからこそ、なくても困らない、と思うモノ、それこそが失った時に、最もショックを受けるのかも。そんな『豊かさ』に気付く、それが大人になった証拠なんだろう。私が書きたい小説が、ほんの少しだけ見えたってトコにも感謝だ

  • じんわりしつつ、腹も減る。

  • 1巻を読んだだけでは断片的な日常の話とスープかと思い2巻をためらっていたけど、たまたま表紙の色合いに惹かれたので購入。

    織ヱさんの昔の話とか弥燕さんとか、ストーリーも面白くなった!

    作品には関係ないけど、おりえさんのような装丁家には講談社コミックスのように出版社でシュリンクがけされてバーコードが外装に貼られる(=本体にバーコードや値段の印字がない)ほうがいいんだろうか。
    書店バイトとしてはビニール取りづらくて面倒なんだけど。

  • 1巻では、基本、織ヱの性格、環境といった状況説明的な内容が多かったけど、2巻で爆発。
    織ヱの生い立ちや、なぜ今の織ヱになったのか、織ヱの心に秘めていたこと、おじいちゃんのこと、家族のこと、友達(ニイナちゃん)のことなど、盛りだくさん。
    おもしろいので何度でも読めちゃう。
    そしていつもながらにスープがおいしそう。
    ちょっとした恋の予感(?)なんかも。

  • ビエンかっこよすぎかよ!おじいちゃんも素敵。

  • 1巻からの大きな流れだったオリエさんの過去話がゆっくりと収束していって、とても気持ちいい展開に^^
    美味しいもの食べて、お仕事頑張ろう!って気持ちになります。

  • 作りたくなるスープばかり。3巻も楽しみ。

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本の装丁家・原田織ヱ(26)は、スープが大好き。スープと言っても、種類は色々。思わず真似したくなる、四季折々のスープを、めしあがれ。【2巻のお品書き(一部)】鮭とキノコのクリームシチュー/天ソバ/レンコンのすり流し汁/タコ入り鶏団子とカリフラワーの鍋/夜中のおとしバターミソラーメン/小龍包/屋台のおでん/なとり雑煮/冬野菜のミネストローネ/オレンジピール入りマサラチャイ/湯どうふ

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