はたらく細胞(4) (シリウスKC)

著者 :
  • 講談社
4.01
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本棚登録 : 1506
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063906646

作品紹介・あらすじ

累計100万部突破!! 各所で話題騒然の細胞擬人化漫画、待望の第4巻!
★赤血球と血小板のアクリルキーホルダーが付いた第4巻「特装版」も同時発売!! 特装版には「抗菌ポストカード」も封入されています!

マクロファージさんの“ヒミツ”ってなんだ!?優雅にして過激なマクロファージさんの裏の顔が明かされる「黄色ブドウ球菌」ほか、マスト細胞さんがヒステリーに大活躍する「デング熱」、赤血球ちゃんが後輩の教育係を任させる「出血性ショック(前後編)」、カンピロバクターが小腸で人質を取る「パイエル板」の全5編を収録!!

感想・レビュー・書評

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  • 緊急事態発生!
    突然のすっごい血圧上昇。
    カラダの司令塔から緊急放送。
    「生命に関わるレベルのダメージを確認。頭部付近の組織、血管が激しく損傷しています。免疫細胞の皆様、細菌のの侵入に備えて至急現場へ急行してください。血小板の皆様、損傷箇所へ集合し、至急止血をお願いします。赤血球の皆様、恒常性維持のため、酸素運搬を継続して下さい。」
     白血球が細菌と戦いながら、傷口付近へたどり着くと、なんと血球がいない。出血により血球の体外流出が深刻化していたのだ。
     細胞たちが生きていくのに必要な酸素を運搬する赤血球たちの数が足りない。司令塔も手をこまねいているわけではない。数が足りないのであれば、圧力をかけて血球をどんどん押し出そうと血圧をどんどん上昇させると、ますます、傷口から血球たちが押し出されてしまう。
     それでも頑張る赤血球ちゃん。体温低下で吹雪まで吹くなか、そして今度は血圧低下で意識もうろうとする中で、「酸素を待っている細胞さんたちがいるから」と。
     そんなとき、見たこともない、制服の違う赤血球?らしき人に助けられた。
    「おめー、誰だべ?ここどこだべ?俺たち、ある日突然、見たことねえ、筒状のものに吸い取られて、冷っこい部屋で眠らされて、気がついたらここのカラダにいたのさ。このままではこのカラダはおわっちまう。旅は道連れ。世は情け。元々カラダは違えど仕事は一緒。おらたち全員で、この酸素さ運ぶぞー!」
    そうして、その輸血された血球さんたちによって、カラダは助かったのでした。

  • 4巻は、
    ○黄色ブドウ球菌
    ○デング熱
    ○出血性ショック
    ○パイエル板

    マクロファージの描かれ方が、印象的。

  • シリーズ、第4弾。
    体内の細胞達を擬人化して、一生懸命はたらくその姿を描く人気シリーズ。

    今回は、
    ・黄色ブドウ球菌
    ・デング熱
    ・出血性ショック
    ・パイエル板
    の各作品。

    どれも面白い内容ですが、特に、出血性ショックは、なんらかの出血により、血液の対外流出が止まらず、事態は深刻化...

    たとえどんなに状況が悪くても、自分は自分の出来ることをする...
    やがて、訪れる危機回避、ホッとしました。

    毎回、擬人化された細胞達ですが、もうこの姿にしか見えないですね...(笑)。

  • 細胞擬人化コミック4巻目。

    人体内ではたらく細胞たちを擬人化し、そのお仕事ぶりを描くコミックス。
    この巻の帯のコピーは「体内のピンチに血がさわぐ!!」 言いえて妙。

    4巻のお話は<黄色ブドウ球菌><デング熱><出血性ショック><パイエル板>。
    <黄色ブドウ球菌>。鼻腔内にやってきた黄色ブドウ球菌。闘う白血球(好中球)を助けるのは見慣れない免疫細胞。だが、血管の外に出るとはらりと防護服を脱ぎ捨て・・・え? 実はあの人だったの・・・?
    <デング熱>。身体の危機を他の免疫細胞たちに伝えるのが仕事であるマスト細胞。でも彼女の出すヒスタミンはちょっと強烈過ぎて非難の的。そんなとき、厄介な敵が現れて・・・。敵のお面に注目! いや、これは意表を突かれたわw
    <出血性ショック>。ちょっとドジだけど前向きな赤血球。頑張りが先輩に認められ、ついに後輩の指導係を仰せつかる。でも出来が良すぎる後輩に気後れ気味。そんなとき、身体に大事件が起こる。突然やってきた聞きなれない方言の赤血球たちの正体は? 「ウォーリーを探せ」ばりのコマもあってサービス満点。
    <パイエル板>。腸管組織でカンピロバクターが大暴れ。上皮細胞を人質に取られた白血球たちは手出しができない。このまま乗っ取られてしまうのか?と思いきや、実は白血球には作戦があって・・・。腸管には免疫系の秘密組織(?)があるのだった。

    これ、細菌の場合には悪者キャラが出てくるが、ウイルスの場合にはキャラクターとしては登場せず、感染した細胞が特徴的なお面や帽子を身に付けて、細胞自体が狂うような描写になっている。一応、ウイルスは無生物なので、ってことですかねw

  • 168ページ

  • 久しぶりに続きを読んでみました。
    うーん、実にわかりやすい!
    実際の働きとは違うかもしれんけど
    こうやって自分のからだが
    頑張って動いていると思うと頼もしい限りですよ。

    4巻はウイルスやら輸血やらで大忙し。
    5巻は乳酸菌との旅と…がん細胞。

    特に5巻は「ただの細胞」くんが
    まさかの主役抜擢!
    おかげで善玉菌・悪玉菌・日和見菌の
    違いとかいろいろと楽しく学ぶことができました。

  • 1巻・2巻が一番面白かったかな?
    ちょっとパワーダウンしてきた様な気がするけど
    今まで読んできたので白血球さん(好中球-1146番)の顔を見ると安心する(笑)
    体の中を一つの世界とした細胞擬人化漫画。
    漫画なので細胞の働きが分かりやすい。
    赤血球さん白血球さんいつもありがとう!!(^人^)
    私の趣味の一つは献血だけど今回その献血が…
    『もともとの体(職場)は違えど仕事は一緒』
    若干姿、形が違うかも知れないけど(笑)
    私の血も誰かの体の中で馴染んでいると信じている。
    輸血ってそうゆう事なのね(*`д´)b OK!

  • 出血性ショックの話は、「まさか遂に最終回?」とか思ってしまいました((+_+))
    そういう展開か!

  • 大量出血=宇宙空間の比喩はなるほど、と思った。
    体が虚空になるんなら、そりゃ死ぬわ。

  • "「後輩ちゃん 私は最後まで酸素を運ぶよ!
    それが私の仕事なんだから」"[p.112]

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著者プロフィール

1994年、東京都生まれ。第27回少年シリウス新人賞にて大賞を受賞。月刊少年シリウスにて『はたらく細胞』を連載。

「2023年 『絵本 はたらく細胞 5 身近な病気とケガ かぜとたんこぶのひみつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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